チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

Eat Well・Drink Well・Live Well
美味しく食べ、楽しく飲み、素敵に生きよう!

3月のBBスタジオ

2016-03-30 | 料理教室顛末記

三寒四温というよりは四寒ニ温なかんじで、ゆっくりと春めいてきました。うさぎと卵の出番、イースターは先週末でしたが、3月はじめ、キッズクラスではアイシングクッキーを作りました。

TOKO先生の見本がこちら↓ 「うさぎの目が青くて気持ち悪い!ほんとは赤だよ!」という子供たちのブーイングで、各自好きな色の目にしてもらいました。

↑中学生はココナッツフレークも使ってプードル、そして立体的なバレリーナのドレスを作りました。アイシングたっぷりのバレリーナにかぶりつくにはかなりの勇気がいると思ったけど、ママ達によると、家に持ち帰って家族に見せたあと、少女たちは躊躇なくガブリと食べていたそうです。

3月の中華料理メニュー:

  • 春野菜の甘酢漬け
  • 海老のチリソース
  • 台湾風豚の角煮
  • 焼きビーフン
  • 豆腐ときくらげ、白葱のスープ
  • 杏仁豆腐

淡路産の人参や赤大根、かぶ、新キャベツ、きゅうりを使って春野菜の甘酢づけ。

↓揚げない海老チリは簡単なのに超オイシイ。同じチリはチリでも、南米の国チリの種なしぶどうも甘くておいしかった。

豚のバラ肉だけでなく、厚揚げ、干し椎茸、卵の入った台湾風角煮「ローバー」は台湾の家庭料理。この煮汁を使って炒めたビーフン共々、私の母の味です。

揚げ葱でチキンスープに香りを出し、生の白葱も最後に山盛り投入したスープ↓

「杏仁茶」アーモンドティー、という甘い飲み物を台湾では朝食に揚げパンと一緒によく飲みます。父が好きだったので親戚がよくお土産に持ってきてくれるので、今回それを使って杏仁豆腐を作ってみたところ、これが美味しかった。ザラッとしたアーモンドプードルの感触がまだ残っていて。日本の中華食材店では右側の、杏仁霜きょうにんそう、という粉を買って使ってください。

豊中教室では何年か前にローバーを作ったので、リクエストで真珠団子を作りました。サイドの一品に選んだアスパラは大阪の地野菜として売っていたロングアスパラ。40cmはある長さのアスパラガスなんて、初めて。硬そうだったけれど、スライスして炒めたら案外柔らかかった。

3月、4月の特別レッスンは肉まんです。神戸の一貫楼で肉まんの皮を包んでいるK君(友人の息子さん)に来てもらって、私もプロの包み方を習いました。この日は偶然にも友人三人、それぞれの息子たちがスタジオに顔を出してくれ、楽しい時間となりました。

肉まんおいしいよ〜。お土産もたくさん持って帰ってもらいます。4月にも何日かレッスン日をもうけていますので、是非皆さんご参加ください。

3月のワイン勉強会はメルローでした。4月は白ワイン、リースリングを取り上げます。お楽しみに〜

4月の豊中出張教室は以下の通り。三宮スタジオでのレッスンカレンダーは、こちらをご覧ください。

  • 10日(日):ワイン勉強会(zinfandale, malbec, grenache)@梅林寺
  • 21日(木):イタリア料理

 

 


ベルギー&アルザス料理

2016-02-26 | 料理教室顛末記

ヨーロッパ北部、ベルギ−やアルザスの料理を集めた2月のメニュー:

  • 手羽元のレモン香味焼き
  • グリーン・サラダ 〜レモンドレッシング
  • 芽キャベツとパンチェッタ
  • アルザス風ポテト
  • ベルギー風フィッシュ・スープ
  • アップル・クランブル

今月は諸事情で元々お休みの生徒さんが多かった上に、インフルエンザと腸炎でドタキャンが続き、大変な月でした。豊中教室までが、人数が少なくて初めてのキャンセルとなりました。早く春になってほしいな〜

メインのベルギー風フィッシュスープは、何年か前にベルギーのブルージュで食べて感激し、帰国後自分なりに作ってみたもので、4,5年前に一度お披露目しましたね。ポロネギの代わりに白ネギをたっぷり使いました。白身魚は今回は鱈、そして美味しいスープのだしを取りたかったので、有頭赤海老を使いました。

ワイン蒸しにした赤海老は身を取り出してから、剥いた殻と頭をもう一度煮だし、魚介スープのフュメ・ド・ポワソンと合わせます。

フランスの隣の国だけれど、フレンチほど生クリームのこってりとした味にしないのがヨーロッパ北部の料理でしょうか。白ネギや人参の甘みが強く、とてもあっさりとした具だくさんの美味しいスープです。

芽キャベツの英語名は Brussels Sprout (ブリュッセルの芽)。元々ベルギーの首都ブリュッセル郊外で誕生したキャベツの変種の一つで、アブラナ科なので、鈴なりに茎に実ができます。日本ではまだまだ人気野菜になっていないからとても高いのだけれど、たまたまノブちゃんの畑で作っていたので、分けてもらいました。ブロッコリーまでおまけでついてきたので、パンチェッタと一緒に炒め、味付けはバルサミコ。欧米ではバルサミコはソテーものの調味料としてもよく使います。最後にオーブンに入れて少し焦がしてみると、外側がパリッとなってまた美味しい。

↓こちらがノブちゃんの畑担当の、通称「先生」。ちょっと寄ったこの日も、白菜を引っこ抜いて持ち帰らせてくれました。厚かましく今年は色々な野菜を作ってもろおうと、早速春の種まき用に台湾のバジル、九層塔の種を南京町で買って渡してきちゃった。ノブちゃんが香菜、パクチー嫌いだから、それだけは作ってくれないのが玉に瑕ですが。。

アルザスといえば、フランス北部、スイス、ドイツが接している辺り。白ワインならリースリングで有名ですが、そのリースリングで煮込んだ鶏肉料理やザワークラウトで煮込んだ肉料理、といった田舎料理が有名。そしてアルザス風ポテトといったら、スライサーで薄く切ったじゃがいもを敷き詰め、炒めた玉ねぎ、ベーコン、チーズを層にしていき、オーブンで焼いたもののこと。キッシュのようなこのポテト料理、本場ではスイス・チーズを使いますが、ミックス・チーズでも十分。そして生クリームではなくコンソメを加えて焼くので、あっさりだけどコクがあってとっても美味しいです。

手羽元はたっぷりのレモン果汁と果皮、オレガノ、タイム、パプリカ、ニンニクなどに漬け込んで焼きました。これもあっさりだけどレモンやパプリカのパンチも効いて、なかなか評判良かったですね。

ついでにサラダのドレッシングも瀬戸内のお土産でいただいたレモンをたくさん絞って作りました。くるみとともに上にのっているのは、Mさんが差し入れてくださった芦屋のメッツゲライクスダ(自家製ソーセージ・ハム専門店/デリ)のピスタチオ入りパテ。やっぱり美味しいな〜。Mさんありがとうございます!クスダは最近テレビでよく取り上げられているから、ますます繁盛している感じですね。

アップル・クランブルも以前紹介しましたが、アップルパイを作る元気はなくても、バター、砂糖、小麦粉を混ぜ混ぜしてポロポロにしたクランブルを上にふりかけてオーブンで焼くだけで、簡単に似たよう〜なデザートが出来上がります。

欧米の果物は日本のように上等ではないから酸っぱいし固いし。そんなリンゴ、もも、アプリコット、などを美味しく食べるには、甘いクランブルをふりかけて焼くとちょうどよい塩梅になるわけです。日本のリンゴは甘くて柔らかいので生食が一番、火を通すデザートには不向きです。唯一適している紅玉がない時は、ふじでもまあ良いけれど、少しレモン汁をかけて酸味で味をひきしめるといいです。そして熱々にアイスクリームを添えるのが、欧米風。

あっという間に2月も終わり。桃の節句と一緒に、暖かいは~るよ、は〜やくきて〜!

 


新年を祝う中華料理

2016-02-05 | 料理教室顛末記

毎年1月は春節(旧正月)にあわせて新年を祝う中華料理にしています。今年の旧正月は2月8日。それをはさんだ40日間で29億人の人が移動する、と先日のニュースでいっていました。NYに住んでいた頃、この民族大移動の時期に日本(アジア)行きの飛行機を予約するのはとっても難しかったな〜ってこと、思い出します。

1月のメニュー:

  • 中華くらげ
  • 海老の甘酢あんがらめ
  • 薄皮包み焼き
  • 蒸鶏の葱塩だれ
  • 肉団子と白菜の煮込み(獅子頭)
  • 中華プリン

中華くらげ、海老の甘酢あんがらめ、中華プリンは神戸の老舗中華料理店、第一楼の味になんとなく近づけたかな。

海老はニンニクと鷹の爪をゆっくりと煮込んだ甘酢に揚げたてを漬け、からめます。

蒸鶏は胸肉ともも肉を両方を使ってみました。ニンニク、白ネギの青い部分、生姜、酒、塩で下味をつけ、もも肉は蒸し器で正統に蒸し、胸肉は電子レンジでチン。味比べだけじゃなく、手法を変えてどちらがその時のオケージョンに適しているか知ってもらうといいかな、と思って。

白ネギをこれでもか~っていうぐらい使い、ゴマ油とサラダ油もたくさん入っているのに、ちっともしつこくなくて、これはいけると思いますね。もも肉は絶対美味しいけど、意外と胸肉が美味しい!って言う人も多かった。

↑これはな〜んだ?電子レンジでラップが膨らんだ鶏胸肉です。。

揚げないでフライパンで焼いた春巻き:薄皮包み焼き。具はしっかり豚肉、人参、たけのこ、ピーマン。味付けは生姜、青ネギ、醬油だけなのに何もつけずにおやつ感覚で食べれます。こちらも、春巻きより好き〜!って言って下さる人が多くて良かったです。簡単だものね。

肉団子と白菜の煮込みは、ライオンの顔ぐらい大きな団子、ということで中国語では獅子頭シーヅートウ、と呼ばれている縁起のよい料理です。そして今回はおろし生姜を、上にたっぷりとのせてみました。

缶詰のくわいの水煮をたたきつぶして混ぜ込み、ハンバーグのように焼いてから、炒めた白菜とともに土鍋で煮込みます。肉団子にしっかりと味がついているので、スープは塩こしょうのみ。蒸鶏の蒸し汁も入れ、とっても濃厚で美味しいスープの出来上がり!今回も有効活用しまくって、捨てるものがあまりないお料理がたくさんできました。

くわいの水煮缶のシャキシャキ感に近いものはないのだけど、手に入らない時は長芋や蓮根で代用してください。

ハーフレッスンは通常の半分のメニュー、三品を作ります。今回は中華くらげ、蒸鶏の葱塩だれ、獅子頭でした。そこにYさんが、アラスカのお土産にいただいたのだけど、どうやって食べればいいの?とトナカイの肉の缶詰を持って来られました。う〜ん、私も食べたことない。フィンランド産って書いてる。缶を開けてみると、コーンビーフみたいな感じ。焼くのが一番だけど、さて何と?冷蔵庫にあるものっていったら紫玉ねぎぐらいだわ。じゃあ水煮くわいと紫玉ねぎと炒めてみよう、ってことになりました。味付けは塩こしょうだけ。これ、意外といけました。食べながら携帯で検索していた生徒さんが、「あっ、玉ねぎと炒めると臭みも取れていいって書いてる!」って。あたり〜でしたね。

デザートの中華プリン、メレンゲがきいてフワフワ。あんまり甘くないからいくらでも食べれる〜、と毎回完食でした。

↓そして、今回も豊中教室のお土産は最強でした。

2月のお料理は、ヨーロッパの北部、アルザスやベルギーのものを集めてみました。スケジュール等詳しくは、Brick Box の HPをご覧ください。

 


レッスン始動開始

2016-01-27 | 料理教室顛末記

突然の大寒波に震えていたのだけど今日から少し気温も上がり、ちょっと心も緩みます。カレンダーに添って色々なレッスンも始まり、駆け抜けてきた1月。今週はちょっと一息できる日が続いていて、やっとブログアップにこぎつけました。

豊中梅林寺のワイン会メンバーが、電車に乗ってはるばる神戸まで来てくださり、BBのスタジオで新年会を兼ねてのピノ・ノワール勉強会。ピノのスパークリングで乾杯し、あと6本のピノを大急ぎ?でテイスティングしたあとは、中華の宴会となりました。BBのハウスワインともいえる、目下私がとても気に入っているハンガリー、トカイの白ワインやシチリアの赤ワインも数本空き、ビールで〆、おおいに食べて飲んで、皆さんご機嫌で帰ってくださったから良かった。あとで聞いたら、豊中に戻ってから二次会、三次会に繰り出して飲み食いし続けた強者が何人かいたそうで、恐れいりました!

↓食事の〆は中華焼きそば、ローメン。まきちゃん、いつも写真撮影ありがとう!

↓神戸では初めてのワイン勉強会も始まりました。シャルドネ6種類。ナパの残り瓶は、誰かが持って帰ってたから写真には勢揃いしてないや。

今月31日にもシャルドネ勉強会がありますので、ご参加ご希望の方は info@bb-km.com までどうぞお問い合わせください。

↓小・中学生向けの「英語でクッキング」も順調な滑り出し。このクラスは12月からスタートしていて、初回は grilled sandwiches ホットサンドイッチでしたが、今月は chocolate chip cookies チョコチップクッキーを作りました。みんな美味しそうに頬張り、お土産も楽しそうにラッピングして持ち帰ってくれました。Yeah!

↓「季節の特別料理」、1、2月は中華の点心、大根もちです。ノブちゃんちの大根にまたまたお世話になりました。小ぶりだけど、甘くて美味しいよ。どうもありがとう!

大根もちにはきゅうりの甘酢漬け、スープ、中華プリン/または本日のデザート、がついています。台湾土産でいただいた魚丸ヒーワン、魚のつみれの中に肉あんが入っている珍しいものがちょうどあったので、スープにはそれを使いました。スープに加えたレタス、これもまた淡路に畑がある方からのいただきもの。市販のレタスよりもずっとずっと葉が巻き込んでいて(レタス巻きはまずできないー)、その美味しさには感激しました。そして、なんてお得!自分で作った大根もちは、お持ち帰りになります。

通常のお料理教室については次回にアップします。豊中は29日に出張教室いたしますので、まだまだ1月は終わっていませ〜ん。大好評だった中華プリンも楽しみにしててね。


2015年12月に「はじまり」です

2015-12-26 | 料理教室顛末記

気持ちが悪いぐらい暖かい12月でしたが、皆さん楽しいX'masでしたか?

日本ではお正月が大きな行事だからすぐにX'masオーナメントは撤去されるけれど、欧米では年を越しても飾りは残っています。嬉しいことに我がマンション玄関のイルミネーションもまだ残っているし、もちろんBBブリック・ボックスのスタジオのX’masツリーも年内は残しておくつもりです。

今日26日は、イギリスはじめ英国連邦の国々では Boxing Day ボクシング・デーという祝日です。元々は、教会がが貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマス・プレゼントの箱(box)を開ける日であったことからBoxing Day と呼ばれはじめたのですが、26日はX'masも休みのなかった執事や使用人たちがやっと家族と過ごせる日で、主人が彼らに箱に入ったプレゼントを渡したことにも由来するそうです。

現実的には大バーゲンセールの日で、今ロンドンにいる娘二人が、いそいそとショッピングに出かけようとしている様子が先程からLineのテキストで伝わってきています。

12月に入り、BBもなんとかスタートしました。内覧会から始まり、慌ただしく体験レッスンの毎日を駆け抜けました。

内覧会でお出ししたチョコクッキーと、くるみとメイプル・シロップのクッキー。

 

体験レッスンにもたくさんのご参加、どうもありがとうございました!色々なご意見やニーズを聞くことができ、大変参考になりました。

アイリッシュ・ビーフシチューに使用したギネスビール。缶をふるとカラカラ音がする理由も解体?してお見せしました。クリーミーな泡が立つよう、アイルランド、スコットランド、イギリスの缶ビールはたいていこのようなもの widget ウィジェット、が入っているのですよ〜

皆さんが感動して下さった rose apple pie。日本で流行らせてしまったかな。

今月の通常レッスンは、体験レッスンと同じくアイリッシュ・ビーフシチューをメインに持ってきたX'mas メニュー:

  • プルーンのベーコン巻き
  • 小エビのディップ
  • リンゴとくるみとゴルゴンゾーラのタルト
  • ブロッコリー・サラダ
  • アイリッシュ・ビーフシチュー
  • ガーリック・ブレッド
  • ミックスベリーのアップサイド・ダウン・ケーキ

プルーンやナツメにアーモンドを詰め、ベーコンで巻いてオーブンで焼きました。これは熱い時が最高に美味しいから、冷めたらレンジでチンして下さいね。

ちょっと目先の変わったディップ。小エビは茹でてあるものじゃなく生のものを使ってさっと茹で、好みの大きさに刻むと、ずっと美味しいものに仕上がります。

炒めたパンチェッタ、アーモンドも入った、ハニーマスタード・ドレッシングで和えたブロッコリー・サラダ。ノブちゃんが参加した日は、畑のブロッコリーと芽キャベツ、赤かぶも差し入れてくれたから超豪華になっていたのに、その時の写真がなくて。。。

リンゴ、くるみ、ゴルゴンゾーラをメイプル・シロップで和えたら、山盛りをパイ生地で包んで焼きます。ワインにものすご~くあう前菜。

カラメル化したミックスベリーが、出来上がりには上になるアップサイドダウン・ケーキ。

皆さん別腹に入ったようで、あっという間になくなったらから気持ちよかった!

今月は本当にバタバタで、情けないかな、栄養ドリンクを飲みながら乗り切る日々でした。カリフォルニアに住む兄と甥も帰ってきていたので、レッスンの合間にファミリー宴会も新スタジオでしました。レディー・ガガも常連のシリコンバレーの寿司屋に勤めていた甥が腕をふるっての和食の会。

さあ、いよいよ2015年も終わり。ホッとしながらの束の間の休みの中、BBのスタートに向けてエネルギーを蓄えつつ、皆様のご意見を参考に新構想も練っていきます。

新年からは環境も気持ちも新たに頑張りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えくださいね!