![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/06/9546b1173de1ad3ba0a1702d445760f7.jpg)
えー、コスモはテールライトがちょっと難航してまして、止まってます。
ということで、またまた買い物報告。昨年ずーっと沈静化していた物欲が、なぜか今年に入って亢進中。ヤフーオークションの戦利品です。
ずいぶん前から狙っていたキットなんですよ。モノグラムの1941年型リンカーン・コンチネンタル。戦前のアメ車では特に好きなクルマのひとつです。以前にこのブログでご紹介したコード812やメルセデス540Kと同じシリーズで、他にロールスロイスやキャデラック、デュッセンバーグなども出ています。アメプラだけどスケールは1/24です。落札価格は2980円。けっこう稀少品ですから、まあまあリーズナブルだったかと。
41コンチネンタルは、フォードの2代目エドセルが、コーチワーカーのブリュースターから引き抜いてきた若手デザイナーのユージーン・T・グレゴリーにデザインさせた超高級パーソナルカー。最初はエドセルの個人用カスタムカーだったんですが、セレブな友人たちから「売ってくれ!」というリクエストが殺到して、量産化されたんですね。
当時のリンカーンの主力車種ゼファーをベースに、コクピットを後退させてロングノーズ化し、角張ったトランクとアウトマウントのスペアタイヤをつけて、ドラージュやデラへイなどのヨーロッパ製高級スポーツカーの雰囲気を盛り込んだスタイルは、戦前のアメリカ車で最も美しいデザインのひとつとして現在でもご当地では絶大な人気があります。
モノグラムの41コンチネンタルは名作キットとして非常に有名なんですが、最後の再販からもう10年くらい経っていて、店頭ではまずお目にかかれません。このキット、ファーストリリースはなんと1967年。44年も前の金型なんですが、キット内容を見るとにわかには信じ難いくらい、全く旧さを感じさせないモールドです。凄いぜモノグラム。
↓ボディはワンピース成型で、素晴らしいプロポーション。肉厚はあまり厚くなくて、スジ彫りもくっきり、シャープな成型です。エンジンフードはヒンジ開閉ではなく、脱着式です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/02/5f6fd8275bd4ab363e213d7522a21153.jpg)
↓内装はバスタブでパーツ少なめ、シンプルな構成ですが、モールドは細かく入っていて、あるべきものは全て揃っています。驚いたのはシート表皮で、非常に繊細に布目の模様がモールドされています。一体どうやって金型彫ったんだろう?
ソフトトップは上げた状態とトノーカバーの両方が付いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b3/40b07b4962a0e3da716d52038e893794.jpg)
↓エンジンも再現されますが、エキマニがブロックに一体モールドだったりして、アッサリ風味。精密さよりも作り易さを優先した感じですが、ヘッド周りや冷却系など、完成するとよく見える部分はキッチリ再現されていて、それなりに見栄えはするようになっています。
このへんのさじ加減はモノグラムってホント上手いんですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/05/0d31aff6e650a66277030dfe82c762e5.jpg)
↓シャシーはラダーフレームとフロアパネルが一体モールド。サスペンションはちゃんとパーツ化されています。前後ともリジッドサスですから、構造はごくシンプルですけどね。駆動系は後半分はデフと一体のパーツで、前半分はシャシーのモールド。排気系も一体モールドです。
タイヤのホワイトサイドはプラパーツのはめ込みで、塗装がし易くなっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/5e/a7c8f1b82f2820fad29487725ee13a1d.jpg)
↓メッキパーツとクリアーパーツはすっごくキレイ。グリルやバンパーの彫刻の繊細さときたら…。
このキットは1972年のロットらしく、金型の疲労もまだほとんど目立ちません。モノグラムは旧い金型でもあまりグダグダになっていないキットが多いですね。型の素材も良いもの使ってるんでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/f0/a6867dd68c8f56b780aa21f75500d067.jpg)
↓このキットで最も時代感が出ているのが、このインスト。絵が少なくて文字が多い! イラストは味のあるタッチで、見ているだけで楽しくなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/3e/bd37ab366f919a9d1af38cf02193e8fe.jpg)
1967年ってことは、このキットがリリースされた時、私はまだ6歳ですよ。そんな昔にもうこんなキチッとしたキットを作っていたわけで、ほんとビックリです。こういうものを見ていると、アメリカの自動車文化と模型文化の奥行きの深さを実感しますね。
旧い金型のキットというのは、一種のタイムマシンだな、とこの頃よく思います。実車でも模型でも、アメリカが世界をリードしていた時代の風が、パーツの1つ1つから吹いてくるようです。
歴代コンチネンタルの中で、私はこの初代と、56年のマーク2、それに61年に登場したマークナンバー無しのコンチネンタルの3世代が好きなんですが、AMTの65コンチをすでに持っています。56はあとはレベルの1/32がありますが、1/24(1/25)は存在しないようです。レベルが新金型で出してくれないかなぁ。
ということで、またまた買い物報告。昨年ずーっと沈静化していた物欲が、なぜか今年に入って亢進中。ヤフーオークションの戦利品です。
ずいぶん前から狙っていたキットなんですよ。モノグラムの1941年型リンカーン・コンチネンタル。戦前のアメ車では特に好きなクルマのひとつです。以前にこのブログでご紹介したコード812やメルセデス540Kと同じシリーズで、他にロールスロイスやキャデラック、デュッセンバーグなども出ています。アメプラだけどスケールは1/24です。落札価格は2980円。けっこう稀少品ですから、まあまあリーズナブルだったかと。
41コンチネンタルは、フォードの2代目エドセルが、コーチワーカーのブリュースターから引き抜いてきた若手デザイナーのユージーン・T・グレゴリーにデザインさせた超高級パーソナルカー。最初はエドセルの個人用カスタムカーだったんですが、セレブな友人たちから「売ってくれ!」というリクエストが殺到して、量産化されたんですね。
当時のリンカーンの主力車種ゼファーをベースに、コクピットを後退させてロングノーズ化し、角張ったトランクとアウトマウントのスペアタイヤをつけて、ドラージュやデラへイなどのヨーロッパ製高級スポーツカーの雰囲気を盛り込んだスタイルは、戦前のアメリカ車で最も美しいデザインのひとつとして現在でもご当地では絶大な人気があります。
モノグラムの41コンチネンタルは名作キットとして非常に有名なんですが、最後の再販からもう10年くらい経っていて、店頭ではまずお目にかかれません。このキット、ファーストリリースはなんと1967年。44年も前の金型なんですが、キット内容を見るとにわかには信じ難いくらい、全く旧さを感じさせないモールドです。凄いぜモノグラム。
↓ボディはワンピース成型で、素晴らしいプロポーション。肉厚はあまり厚くなくて、スジ彫りもくっきり、シャープな成型です。エンジンフードはヒンジ開閉ではなく、脱着式です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/02/5f6fd8275bd4ab363e213d7522a21153.jpg)
↓内装はバスタブでパーツ少なめ、シンプルな構成ですが、モールドは細かく入っていて、あるべきものは全て揃っています。驚いたのはシート表皮で、非常に繊細に布目の模様がモールドされています。一体どうやって金型彫ったんだろう?
ソフトトップは上げた状態とトノーカバーの両方が付いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b3/40b07b4962a0e3da716d52038e893794.jpg)
↓エンジンも再現されますが、エキマニがブロックに一体モールドだったりして、アッサリ風味。精密さよりも作り易さを優先した感じですが、ヘッド周りや冷却系など、完成するとよく見える部分はキッチリ再現されていて、それなりに見栄えはするようになっています。
このへんのさじ加減はモノグラムってホント上手いんですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/05/0d31aff6e650a66277030dfe82c762e5.jpg)
↓シャシーはラダーフレームとフロアパネルが一体モールド。サスペンションはちゃんとパーツ化されています。前後ともリジッドサスですから、構造はごくシンプルですけどね。駆動系は後半分はデフと一体のパーツで、前半分はシャシーのモールド。排気系も一体モールドです。
タイヤのホワイトサイドはプラパーツのはめ込みで、塗装がし易くなっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/5e/a7c8f1b82f2820fad29487725ee13a1d.jpg)
↓メッキパーツとクリアーパーツはすっごくキレイ。グリルやバンパーの彫刻の繊細さときたら…。
このキットは1972年のロットらしく、金型の疲労もまだほとんど目立ちません。モノグラムは旧い金型でもあまりグダグダになっていないキットが多いですね。型の素材も良いもの使ってるんでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/f0/a6867dd68c8f56b780aa21f75500d067.jpg)
↓このキットで最も時代感が出ているのが、このインスト。絵が少なくて文字が多い! イラストは味のあるタッチで、見ているだけで楽しくなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/3e/bd37ab366f919a9d1af38cf02193e8fe.jpg)
1967年ってことは、このキットがリリースされた時、私はまだ6歳ですよ。そんな昔にもうこんなキチッとしたキットを作っていたわけで、ほんとビックリです。こういうものを見ていると、アメリカの自動車文化と模型文化の奥行きの深さを実感しますね。
旧い金型のキットというのは、一種のタイムマシンだな、とこの頃よく思います。実車でも模型でも、アメリカが世界をリードしていた時代の風が、パーツの1つ1つから吹いてくるようです。
歴代コンチネンタルの中で、私はこの初代と、56年のマーク2、それに61年に登場したマークナンバー無しのコンチネンタルの3世代が好きなんですが、AMTの65コンチをすでに持っています。56はあとはレベルの1/32がありますが、1/24(1/25)は存在しないようです。レベルが新金型で出してくれないかなぁ。
去年、実家の物置で約40年前に作ったモノグラムの1/48P-51Bムスタング(WWⅡ米軍戦闘機)プロペラと主脚片方紛失を発見。懐かしくて今でもけっこうきれいな状態だったのでレストア出来たらと思っていたのですが、先日中古モデルショップで当時物を発見、最近再発された事もあり又限定セール商品だったので当時の定価800円で買えました。
ファーストリリースは偶然にも北澤さんのリンカーンと同じ1967年、手に入れた物は1973年ロット。
当時、今まで見た事のない脚収容内部のリブや配線の繊細なモールド、キャノピー内部補助機器のモールド、すり合わせ不要なほどの合いの良さに驚きこれが憧れのモノグラムかと思ったものです。
今、改めてキットのパーツを見ても最新のキットと比べても遜色無いどころか風格さえ感じます。
当時のモノグラムはやっぱり別格ですね。
最近、韓国や中国系の模型メーカーが日本製のキットに迫る勢いの金型精度と再現度で勢力を拡大していますが、このキットのような古き良き時代のモノグラム製品が醸し出す、何ともいえない味の深さとセンスの良さと言った点についてはまだまだなのかなと思います。
モノグラムは飛行機も名作が多いですよね。昔は輸入キットは国産品に対して高価でしたから、まさに憧れの銘品でした。
レベル・ブランドに組み込まれてしまって寂しく思っていましたが、最近、旧いキットの再販には少しずつモノグラム・ブランドが使われるようになったのは嬉しいところです。
>田野中さん
現在のレベルのキットの精度はずいぶん上がってきて、時々驚かされますが、モノグラム特有のセンスみたいなものも、そのうち再現できるようになると面白いですね。。