LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

べんぞー、ドーピングする

2008年09月25日 10時46分44秒 | 車関連
ひさしぶりにべんぞーの登場。「最近登場が少ない」と時々ご指摘がありますが、まあ要するに「便りがないのは元気な証拠」って奴です。

昨日、定期点検に出したんですが、そのついでに「ドーピング」しちゃいました。
スポーツの世界では、ドーピングがバレると、メダルを剥奪されたり、競技会から閉め出されたり、世間から卑怯者呼ばわりされて叩かれたりと、散々な目にあいますね。
クルマの場合は、ナンバープレートを剥奪されたり、路上から閉め出されたり、世間から欠陥車呼ばわりされたりはしないので、大丈夫です。

一体何のハナシかというと、いわゆるエンジン添加剤です。
私は従来、この手のモノは全く信用していなくて、使った事がありませんでした。エンジンオイルやガソリンにチョロッと混ぜるだけで、エンジン内部を洗浄したり燃焼効率を高めたりしてパワーUP!とか、いかにも嘘っぽいじゃないですか。そんなウマいハナシがある訳無いって。

購入して9年、車齢では16歳になるべんぞー、確かに速いクルマじゃないけど、別に遅くて困るという程でもない。動力性能には十分満足だし、燃費も2リッターのオートマにしちゃぁ悪くない。
むしろ、怪し気なモノをエンジンに突っ込んでバランスが崩れる方が嫌だったのね。

しかし、前回ブロアーモーターを修理した折り、T&SガレージのSメカニックから「レース関係の現場で使われてるモノで、良いノがあるんですよ。これがもう画期的で」とお勧めされて、ちょっと興味が出てきていたんですね。

その「良いノ」というのは、どうやら最近チマタでジワッと噂になりつつある「進化剤」の一種らしい。
これ、一般の添加剤とは全く異なる原理で、エンジンオイルに混ぜて使用すると、ナノレベルの超微粒子がシリンダー内壁にできた微細な傷を充填し、さらに金属表面を硬化させる化学変化を起こすらしい。聞き齧りなんでよく判らんけど。
その特性上、新しいクルマに入れても効くけど、10万キロ以上走ってるような旧いクルマに入れると劇的に効く、というんですね。

Sメカニック自身、添加剤の類いは全く信用していない人なので、最初は半信半疑だったそうですが、実際にオフィシャルなレースの現場で使われて結果を出しているモノなので、とりあえず自分のクルマに入れて一定期間試してみたんだそうです。そしたら驚くべき好結果が出た、と。
んで、常連さんたちにヒソカにお勧めしてるというわけ。

一般販売はされていないシロモノなので、正式な商品名すらついていないそうですが、「進化剤」でググッてみると、ちらほら情報が出てきます。
ナノテク云々の原理的な説明だけ聞くと、やっぱり怪し気なんですが…
クルマの整備に関しては全面的に信頼してお任せしているSさんのお勧めなので、今回思いきって試してみる事にしました。

さて、定期整備の方は修理が必要な箇所は全くなく、エンジンオイル交換とクーラントの補充のみで済みました。いつもは4~5日預ける所なんですが、3時頃クルマを預けて6時頃にはもう「終わりました」と連絡が。
ガレージの方の都合でクルマを置いておけないので、家まで乗ってきてくれることになりました。その代わり、Sさんをガレージまで私が送って行くという事に。

その道々「もうすでに効果が出始めてますよ」と言われたんですが、そう言われれば何となくエンジンの感触が違うような気がする。まあこれは、エンジンオイル交換したんですから当然ではあります。
進化剤を注入する時はエンジンを回しながらやるそうなんですが、もうその時すでにエンジン音が変わり始めたとか。

ガレージでSさんを降ろしてから、帰り道はちょっと遠回りしてバイパスを通ってみました。すると、あれれれ。確かにエンジンの感じが違う。
音が小さく軽やかになっているし、吹け上がりも軽い。振動も少なくなっているようです。信号待ちのアイドリングで、静かになっているのがハッキリと判りました。
トルク感も違いが出始めています。アクセルの踏み込みに対して、クルマの出方が私の体が覚えている期待値よりも微妙に大きいので、まるでクルマ全体が軽くなったような違和感があるのです。
これは明らかに、いつものエンジンオイル交換の時の変化とは別物です。

進化剤を入れると、シリンダーの密閉度が上がりつつピストンとの間の揺動抵抗が下がるので、圧縮が上がり、トルクが向上するらしいんですね。燃焼効率が上がるので燃費も向上する、と。
だいたい注入後500キロほど走ると本領を発揮するらしいので、ホントの効果はまだまだ、これから出てくるって事になりますな。
来月、ちょっと所用で遠出するので、ちょうどそれくらい走る事になります。これはヒジョーに楽しみだ。



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2 コメント

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どこのでしょ…? (神谷)
2008-09-28 13:23:14
添加剤ってどこのが良いとか判らない商品だと思いますが、そうした「当たり」ってありますよね。
ワコーズであったり高価なアメリカ製の物だったり試したことがありますが、体感した時にはキツネに摘まれた気分になります(笑)。アーシングなんかも試せばそうなるのかもしれませんね。

ベンぞー君の写真、旧さを感じないのは何ででしょ?
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アタリマエのカタチ (kitazawa)
2008-09-28 19:33:27
べんぞーが旧っぽく見えないのは、多分普遍的な「セダン」のカタチに近いからじゃないかな。コドモが描いたクルマの絵みたいな形ですからね。もっとも最近のコドモは四角いミニバンの形を描きそうですけど(笑)。
82年発表ですから、このデザインは26年も前のものなんですが、アタリマエ過ぎて歳取らないんだと思います。80年代初めの欧州車には、そういうデザインが少なくなかったですね。

進化剤ってのはなんだか出所も謎めいていて、主成分もよく判らないんですが、入れてみた人はたいてい絶賛してるんですよね。ダメだった、という話はあまり聞かないんです。
今後の変化が楽しみで、クルマ乗りたくてしょうがないんですよね、このトコロ。

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