LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

箱根お花見ドライブ

2011年04月21日 22時49分37秒 | 車関連
仕事の方は月末の修羅場の真っ直中なんですが、もう2月くらいから連日深夜まで残業という忙しい状態が続いていて、そろそろ限界。
脱走しちゃいました(笑)

箱根にお花見に行って、日帰り温泉につかって、何か美味いものでも食べてこよーぜ、という計画です。
震災後、箱根の観光客は1/3くらいに落ち込んじゃって、旅館や温泉、土産物屋などはどこも悲鳴を上げてる、というニュースをテレビで見たら、なんかもう、いても立ってもいられなくなりました。
18歳で原付の免許を取って以来、箱根には数え切れないほど行きましたよ。一番身近で一番好きな観光地。神奈川県民としちゃ、こりゃ行かねばなるまい、とね。
…なんてのは後付けな理由でして。まー要するに、クタビレはてて温泉につかりたくなったワケです。

まずは国道134号線に出て、西湘バイパスをピャーッとひとっ走り、箱根ターンパイクを一気に駆け上がって大観山へ。ターンパイクの中腹には桜がいっぱい植わってて、満開だと花のトンネルになるんですが、残念ながらすでに散ってしまってすっかり葉桜でした。
しかしそれよりも参ったのは、ほぼ全線濃霧で全く何も見えなかったこと。視界20メートル以下、路肩の白線しか見えない状態で、おそるおそる走るハメになりました。
↑の写真は大観山レストハウスの駐車場ですが、あたりは真っ白で何も見えません。だだっ広い駐車場に、クルマほんの数台しかおらず。

とりあえず寒くてしょうがなかったので、レストハウスでカフェラテ飲んで、早々に次の目的地「強羅公園」に向かいました。県道75号線「椿ライン」を通って芦ノ湖をかすめ、県道734~735号線で強羅へ。
ここはローズガーデンが有名なフランス式の整形庭園です。ホームページの案内図を見て、まっ平らな公園だと思っていたんですが、意外にも自然の地形を生かして急斜面に作られた公園でした。考えてみりゃ強羅に平らな土地があるわきゃないわね。正門から入るといきなり見上げるような急坂です。
桜もまだ結構咲いていましたが、バラはまだ季節前で、つぼみもチラホラな状態。花見にゃまだちょっと早いなーという感じでした。

でも、この公園には大きな温室がいくつもあって、一年中美しい花が見られます。実はこっちが今回の本命。
まずは公園の中腹にあるカフェ・ピックで昼食。トロトロに煮込まれたカレーをいただきました。これが絶品でね、肉なんかもう蕩けちゃいそうな柔らかさでしたヨ。
腹ごしらえをしてから公園の中をひと回りした後、いよいよ温室に突入。

↓まずは春の野草の花を集めた企画展。野の花も可憐で良いですよね。人の手で改良された植物には無い、自然のままの美しさがあります。







↓続いて熱帯温室・ハーブ館、そしてブーゲンビレア館。熱帯のハーブ70種類、バナナやココヤシ、マンゴー。色とりどりのハイビスカスにブーゲンビレアがここぞとばかりに咲き誇っていました。
節電が大事なこんなご時世に温室か!とか言わないでね。ここは箱根の温泉のお湯を引いて暖めているので、電気は関係ないのです。温室の中の水路を、源泉のお湯が湯気立てて流れていました。















イヤーきれいでしたねえ。花を見ると、心の疲労が一気に消える気がしますな。桜じゃなくても、お花見って最高です!
しかしここにも人がいない。私とツレ以外のお客は4組くらいしか見かけませんでした。広い公園全体で、来場者は10人くらいしかいなかったんじゃないかな。

熱帯の花々を心ゆくまで堪能したあとは、国道138号線に出て、宮城野の温泉施設「勘太郎の湯」へ。ここはお気に入りの温泉で、箱根に来たら必ず寄ることにしてるんですよ。あまり大きくはなくて、ちょっと旧い施設ですが、お湯はなかなか良いし、休憩室が広々しててゆっくり出来るのが良いのです。
「勘太郎の湯」のすぐ裏の早川の土手の桜は、ちょうど満開でした。標高が高いので、下よりも開花が遅いんですね。



お客は数えるほどしかおらず、ほとんど貸し切り状態。あんまりお客が少ないので、お食事どころは午後2時で閉めちゃってるくらいです。
箱根の温泉施設の中には、当分休業を決め込んでる所も少なくないくらい、どこも閑古鳥状態だそうです。実際クルマで移動中にも歩道を歩いている人をほとんど見かけませんでした。普段は、平日でも観光客がぞろぞろ歩いているのが普通なんですけどね。
露天風呂に45分くらいつかって、のぼせる寸前(笑)。そのあとは休憩室でお決まりの牛乳を飲んで、1時間ぐらいゴロゴロしていました。あー極楽。

そろそろオナカが空いてきたので、元箱根経由で小田原に抜けて、国道1号線の風祭にある和食処「千世倭楼」で夕食にしました。ここは蒲鉾の鈴廣が経営しているお店で、秋田から移築した書院造りの古風な建物の中に、お蕎麦屋さんと茶房と割烹・会席のお店が入っています。

この中の「旬の割烹・潮の音」で、ちょっとハリ込んだ御膳をいただきました。季節のお魚、海の幸や山の幸のお造りの数々、美味また美味。
結構高級な雰囲気のお店ですが、お値段は意外にお手頃で、1/24プラモデルの新製品1個分くらいで、かなり上等なものが食べられます。和食好きにはオススメのお店ですよ。
しかしここも空いてました。平日とはいえ、午後5時半頃に入って、お客はずーっと私とツレだけでしたから。店員さんの方が人数が多いんだもの。あれじゃ絶対赤字だな。

ってな具合に一日ノンビリと楽しんで、英気を養ってきました。それにしても、箱根が閑散としてるってのは本当だな、と肌で感じてきました。1/3どころじゃないんじゃないかな、という印象です。
あんまりゴミゴミと混み合ってるのもイヤだけど、人のいない箱根も寂しくてイケマセン。ゴールデンウィークにはいつもどおり混雑してほしいもんです。












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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行きそびれても… (松田 乱暴丑)
2011-04-26 20:00:46
こんばんは、松田 乱暴丑です。

震災の影響で仕事がすっかりヒマになってしまい、プラモに集中していたら桜のお花見には行きそびれてしまいました。
花粉症でつらいこの時期でも、毎年欠かさず「桜祭り」には参加していたのでちょっと残念な年になってしまいました。変わりに例年になく完成品は増やせたので結果オーライかな?とも思うんですけどね(笑)

桜は見逃しましたが、自分の住む愛知県に田原市という所がありますが、アジサイの出荷・生産量が日本でも随一だそうです。ワタクシ実はアジサイの花が大好きでして、出荷品は今時期が頃合いだそうです。
色んなアジサイが咲いててキレイですよ。連休に合わせて覗きに行きたいですね(笑)
気持ちが和みました (田野中)
2011-04-28 07:00:42
脱走レポート(笑)、楽しく読ませていただきました。

咲き誇る花の美しさ、画像から香りまで伝わってきそうです。
震災以後、模型製作への意欲も若干落ち込んでいたのですが、この画像と北澤さんの記事を見ていたら「よし、俺もリフレッシュして頑張って作らなきゃ!」と思いました。

とりあえず今日は「温泉」じゃなく入浴剤入りのお風呂でリラックスします(笑)

>松田 乱暴丑さん
私、田原市民なのにアジサイの生産量日本一だったとは知りませんでした(恥…)

早速アジサイをチェックします(笑)
アジサイ (kitazawa)
2011-04-28 10:41:09
梅の次は桜、桜が終わればアジサイやバラの季節。四季を通じて色々な花を楽しめる日本っていい国ですよね。
観光に行ける環境にある人は、ゴールデンウィークには花を見に行きましょう!

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