LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

べんぞー再入院

2012年03月14日 10時56分39秒 | 車関連
じゃんじゃんバリバリいきますよなんて言ってた割には一向に進まない当ブログ。どーも風邪っ気がなかなか抜けなくてね。
クスリ呑めば一日中ボーッとしちゃうし、呑まないと微熱でボーッとしちゃうしで、結局いつもボーッとしちゃってる今日この頃。

そんな中、我が愛車の老ベンツ・べんぞー君こと1992年式メルセデス・ベンツ190Eがまたぞろご機嫌ナナメ状態に。人もクルマもヨレヨレじゃしょうがないので、例によってT&Sガレージに入院させることにしました。
そもそも事の起りは昨年8月に遡ります。6回目の車検を通した直後、渋滞や信号待ちなどでアイドリング状態になっている時、ふっ…とエンジンが止まっちゃうという症状が出たんですね。再始動は可能なんですが、アイドリングが不安定で回転数がフラフラ上下するハンチング症状も出ました。この時はインジェクションのアイドルエアバルブが原因ということで、バルブ内部の洗浄をしてもらい、一旦は治癒したかに見えました。ところが9月に同じ症状が再発、結局アイドルエアバルブを新品に交換しました。

その後一応落ち着いていたんですが、今年の正月ドライブの帰りにまたもアイドリングでのハンチングが再発してしまいました。アイドルエアバルブはちゃんと作動しているので、エンストは滅多に起らないんですが、ときどき止まる寸前みたいになって、渋滞や信号待ちではヒヤヒヤして非常に気分がよろしくないんですね。特にエアコンがオンになってるとハンチングが悪化してブオンブオン上下します。こうなると乗ること自体、億劫になっちゃいます。

さらに、冷間時の始動性が悪くなってきました。本来、真冬のよほど寒い時期以外はセルひとヒネリ一触即発でかかる筈のエンジンが、始動直後に必ず一度エンストしちゃうんですね。再始動しても、スロットルをあおりながらじゃないと落ち着かない。オートチョークが全然効いてない感じなのです。

そんな状態のまま、ずーっと非常に忙しくて修理に出すヒマもなく、だましだまし乗っていたんですが、先日ちょっと用事でやむをえず乗って出たら、帰りに冷却水警告灯が点灯! 夜遅くに帰宅して車庫入れの際、エンジンルームからヒドいガラガラ音がしているのに気付きました。
以前、警告灯のセンサー自体が壊れて、水が減ってないのに点灯したことがあったんですが、翌日フードを開けてみたら、エンジン前側に水がかかってビシャビシャになっています。冷却水をチェックしてみると、規定量より大幅に減っているではありませんか。こりゃウォーターポンプ逝ってるぞ。

というわけでべんぞー君、昨年来3度目の入院となりました。たまたまT&Sガレージに同型のパーツ取り車が入る予定があったので、それに合わせて修理をお願いしました。そうすれば移植できるパーツもあるし、エンジン制御系のクロスチェックも出来ますしね。

当日、一応自走は出来る状態だったので、水を1.5リットルほどたしておいて、自分で乗っていったんですが、3キロほど走っただけで冷却水警告灯がまた付いて、T&Sガレージにつく頃にはフードのスキマからうっすらと湯気が上がる有様。オーバーヒート一歩手前です。
不思議なことに、この時はガラガラ音はしていなかったんですが、おそらく漏れた冷却水がポンプの回転部に入り込んで、一時的に潤滑された状態になっていたんではないかと。早速フードを開けてみたら、冷却水は規定面よりもずっと下まで減っていました。
さらに、ヘッド前端の左側についているセンサーのコードが見事にぶっ千切れているのを発見!

といったわけで、今回の修理の内容は…
ウォーターポンプを新品に交換、当然クーラントも全交換になりました。さらに、サーモハウジングは旧いプラ製パーツがそのままついていたんですが、パーツ取り車には新しいアルミ製ハウジングがついていたので、これを移植。

千切れていたコードは、KEジェトロニックの吸気量を測るバキュームセンサーのリレーコードでした。こいつが正常に働いてくれないと、アイドリングのコントロールが上手く出来ず、ハンチングやエンストの原因になります。これもパーツ取り車から移植しました。
また、アイドリングコントロールに関係している部品で、以前の修理の時にはチェックしなかったモノがいくつかあったので調べてもらったところ、ポンプリレーのハンダが剥がれているのが発覚! これがハンチングに関係しているかどうかは判りませんが、怪しい所は対策しておこうということで、ハンダを盛り直してもらいました。
実はこれもパーツ取り車から移植しようとしたんですが、意外にもパーツナンバーが違っていて合わなかったんだとか。モデル末期で年式も1年違いなのに、メルセデスってけっこう細かく年次改良してるんですね。

ついでに、パーツ取り車からキーレスエントリーを移植、また開閉ノブが折れていたダッシュ右側のエア吹き出し口も移植してもらいました。ちなみにこのパーツ取り車っていうのは私の模型友人(む)御大の元所有車だったりします。
運転席側ドアミラーの調整レバーも移植してもらうつもりだったんですが、ミラーユニットはバラせない構造だったので、ユニットごといただいてきました。ミラーケースが赤なので、シルバーに塗装しないと使えませんが、これはいずれ自分で塗っちゃうつもり。

トップ画像の中央に見える銀色のパイプ状の部品がウォーターポンプで、そこから上に突き出した黒いパイプの先端、銀色の帽子みたいなのがサーモハウジングです。肝心のポンプ回転部は、エンジンブロックに直接くっついてる根元の丸いところですね。
バキュームセンサーは、下の写真の中央部に見える、四角いカプラーのついたコードが2本生えたヤツ。



修理は数日で完了し、修理代はパーツ取り車のおかげでかなり安く済みました。1/43メタルキット5台分くらいかな。
こういうトラブルがちょくちょく頻発するのって、なんかいよいよ旧車らしくなってきたな、という感じです。まあ車齢20年ですから、いろいろあってむしろ当たり前。昨年からずーっと小さなトラブルの連続で、我慢の季節が続いてたんですが、これでスカッと脱出、となるかどうか。
とりあえず、ここ数日、用事でちょくちょく乗ってるんですが、ガラガラ音はしなくなり、始動性も良好、アイドリングもふらつかなくなりました。
これで一応大丈夫なんじゃないか、と。しばらく様子を見てみることにしました。


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