LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

東京モーターショー・その2

2011年12月06日 19時08分05秒 | 車関連
モーターショー・レポート、その2。輸入車篇です。

前回は多くの海外メーカーにスルーされちゃって悲惨な状態に陥った東京モーターショーですが、今回はフィアット・グループとランボルギーニ、アメリカ・ビッグ3が欠席した以外、メジャーどころはだいたい揃いました。今回がワールドプレミアという新型車やコンセプトカーも結構あって、国際モーターショーらしい華やかさが幾分戻ってきた感じです。

↑アルピナBMW6シリーズクーペ。なんとマット塗装です。ツヤ消しペイントされたクルマ、これ以外にもチラホラありました。ヨーロッパでマット塗装が流行しているってのはホントなんですね。不思議なことに、これ触ってみたらツルツルスベスベしてるんですよ。



↑BMW i8。EVのスポーツクーペです。雑誌の写真で見て、なんかワケの判らん形をしてるなーって思ってたんですが、実物は目の覚めるようなカッコ良さでタマゲました。ほぼこのまま量産化されるってウワサはホントなんでしょうか? ぜひ走る姿を拝んでみたい! プラモも出てほしい!



↑BMW i3。こちらはEVのシティカー。BMWはiをEVのサブブランドとして展開する予定で、これも市販の可能性ありだとか。量産型は多分ドアあたりはもっと普通になるんじゃないかな。




↑こちらはアルピナB7ビターボ・4WDとB5ビターボ・ツーリング。最近のBMWってかなりアグレッシブでエグいカタチをしてますが、未整理でワケの判らない線は1カ所もありません。全ての線と面が必然性を持って形作られている感じで、目に心地良いデザインです。



↑際限なく増殖するミニ・ファミリー。チョップトップのミニ・クーペが出たと思ったら、今度はクロスオーバーのクーペ版、ペースマン。これは今のところコンセプトカーですが、発売されるようなウワサも目にしました。なんかもうワケ判りません。



↑ジャガーXKの凄い版XKRのさらに凄い版、XKR-S。カッコ良過ぎて失神しそうです。



↑ランドローバー・イボーク。これもカッコ良かったなー。ほとんどショーカーのまんま量産化しちゃったんですね。5ドア版も来ていて、意外に所帯くさくなくてイケてました。



↑ルノー・キャプチャー。ジュークのルノー版? 同色でツヤ有り/ツヤ消しを使い分けたエクステリアが斬新。フェンダーのスリットはターンシグナルになってて、ピカピカ光ってました。タイヤがホイールと模様続きになってるのも新しい。



↑ルノー・ウィンド・ゴルディーニ。これも本で見た時は変なプロポーションだなーって思ったんですが、実物はなかなかカッコ良かったです。白いストライプはお約束ですが、白の中にうっすらとグレーでGの字が並んでました。ホイールのスポークもよく見るとGの字。お洒落ー!



↑メルセデス・ベンツ・コンセプトAクラス。トールボーイスタイルはあっさり止めちゃうんですね。以前フランクフルトショーで発表したハコフグ自動車の量産化。新型Bクラスも発表されましたが、そちらはもっとハコフグ度高し。居住性はそっちに任せて、Aクラスはスポーティなクーペ風ハッチバックに化けたのね。ゴルフよりむしろシロッコがライバルか。



↑メルセデス・ベンツF125! !は私がつけたんじゃありません。今年創業125周年ですから。燃料電池で4つのインホイールモーターを駆動し、航続距離1000キロ。ホントかいな。しかしガルウィング好きだなーベンツは。なかなかスマートでカッコ良いクルマでした。グリルの解釈はもう行くところまで行っちゃってますね。



↑フォルクスワーゲン・クロスクーペ・コンセプト。これもカッコ良かったなぁ。ゴツゴツしたフェンダーが不思議にスマートに見える。照明の当て方が上手くて、エッジが凄くキレイに見えていました。ちょっとアウディのビッグ・クアットロを思い出させるスタイル。次のトゥアレグになるのか? あるいは小さくなってティグアンに? 今回、UP!が来なかったのは意外でした。あれも見たかったなあ…



↑アウディA1・スポーツバック。待望の5ドアが追加になります。これは良いなぁ。実際に買って乗りたい。まあ今のところ買い替える予定は無いけどね。



↑新型ポルシェ911。変わり映えしないといえば変わり映えしないし、変える必要無いといえばそれも正しい。よく見ると全身リニューアルしてます。リアフェンダーのなまめかしいラインがステキだなぁ。早くプラモ出してください。



↑KTM X-BOW。フルオプションでお値段ほぼ一本!これが量産車だというのは俄には信じ難いですねぇ。

今回、会場で印象的だったのは子供たちの姿が非常に目立ったこと。それも、クルマ好きのお父さんに連れられてきて人ごみでグッタリじゃなく、自分がクルマを見たくてパパさんに連れてきてもらったっぽい雰囲気のお子たちが多く見受けられました。グイグイ人込みをかき分けて列の先頭に出て、バシバシ写真を撮っている小学生とか、ずいぶんいましたよ。若者のクルマ離れとか言うけど、若者になる前の子供時代には、クルマ好きなんじゃん。

…帰り際、その理由がちょっと判った気がしたんですよね。グランツーリスモ5の展示ブースがあって、デモムービーがスクリーンに映し出されてたんですが、そのあまりにリアルな迫力にS.E.M.ご一行様は全員釘付けに。子供たちはこれに出てくるクルマの実物を見に来たというワケか。
そりゃープラモ作らなくなるわけだ。走らねーもんなぁ…

というわけで、なかなか見物が多くて楽しめた東京モーターショーでした。会場も都内に戻ってきて行きやすいし。今回は会期が短くて、今度の週末でオシマイですヨ。おヒマな方はぜひ!




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2 コメント

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模型の世界へも来て欲しい (田野中)
2011-12-11 00:47:40
こうして改めて見ますと、欧州メーカーのデザイン力の底力を感じますね。現代などが急速にデザイン力を高めてきつつある昨今、日本メーカーにも頑張ってほしいなと思います。

グランツーリスモの影響で車好きになった子供達、是非ともプラモの世界に来てくれないですかね…。模型メーカーもタイアップとか考えてみてもいいかもしれませんね。
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チョップドルーフFROM舶来 (Blue-pu-)
2011-12-15 01:25:39
お久しぶりです。

ここんとこ雑誌はオールドタイマーしか読んでないから最新の車が分からない…(汗)
東京モーターショーって派手なショーカー達のお祭り騒ぎが長所だと思います。なんでもかんでもリアルだけじゃ行き詰る、てのはガンダム英二が図らずも証明してますね。
閑話休題
まーしかし、Nは今年のがっかり大賞と呼んでいいでしょうね。なんだこれはとしか。

かつてカリーナEDやカローラセレスをボケのチョンのとこき下ろしてたジャーナリスト達が海外メーカーがやると諸手をあげて賛成するのは何故ですかね?
技術の進歩で居住性が犠牲にならなくなった?
いやいや、そんなら横ばっかデブになんないでしょ。
P.S 酒呑みながら書いてます…(笑)
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