ISONOその後

退職後の日々

サン・ジミャーノ

2013-07-16 20:57:10 | 日記
サン・ジミャーノは中世の面影を残す「塔の街」として有名です。
サン・ジミャーノはローマとフランスを結ぶ街道上にあるため、その交通の利便性から商業や貿易が発達したトスカーナの古都で、12~13世紀に最盛期を迎えたそうです。

1199年に自由都市になったそうですが、街の内部では皇帝派と教皇派が対立し、抗争を繰り返していたそうです。当時は軍事防衛上の観点から高い建物が有利とされていたので、権力者たちが競って高い鐘楼を作り、最盛期には72もの塔が小さい町にひしめき合っていたとか。現存する塔は14です。
      


城壁南側のサン・ジョヴァンニ門をくぐると


サン・ジョヴァンニ通り(メイン通り)に

お肉屋さんの店先では「招き猫」ではなく「招きイノシシ」が迎えてくれます。ところ変われば・・・ですね!

メイン通りを登っていくと

広場の真ん中に井戸のあるチステルナ広場があり、もう少し登ると・・

大きな塔をもつポポロ宮殿やポデスタ宮殿が並ぶドゥオモ広場に出ます。ここが街の中心です。


ドゥオモ広場に面して建つロマネスク様式の参事会教会(左)
正面(ファサード)は簡素ですが内部は壁面いっぱいにフレスコ画が飾られ、その美しさはため息が出るほどだとか・・そうとは知らず、正面階段に座って時間を潰していた私です。残念!!











シエナ

2013-07-15 21:53:25 | 日記
 シエナは美しい中世の佇まいを残し、サン・ジミニャーノと並んでトスカーナの世界遺産の町として有名です。

かつて隣国フィレンツェとの権力抗争に明け暮れたこの都市は、城壁に囲まれたまま12~14世紀当時の面影を今も残しています。


 街の中心には、貝殻のようなユニークな形をしたカンポ広場があります。この広場はイタリアで一番美しい広場とも世界で一番美しい広場ともいわれているそうです。
ここでは年2回(7月2日と8月16日)「パリオ祭」というお祭りが開催され、祭り当日は中世の衣装を身にまとった人々のパレードや、広場の外周を猛スピードで走る競馬が催されるそうです。広場自体そんなに広くないのでどんな感じの競馬になるのか想像しにくいのですが・・・

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 市庁舎(プブリコ宮殿)には高さ120mのマンジャの塔があり、ガイドブックには「最上階からのパノラマは必見!」と書いてありますが400段の階段と聞いてアッサリあきらめました。

建物は扇形の広場に沿うようにカーブを描いて建っています。


広場の一番高いところにフォンテ・ガイヤ(喜びの泉)と呼ばれる噴水があります。


坂道の多いシエナの路地

大聖堂(代表的なゴシック様式の教会)
白大理石と黒大理石を交互に積み重ねた縞模様が美しい大聖堂です。

大聖堂の中









カンツォーネディナー

2013-07-13 16:57:52 | 日記
 ローマでの夕食はカンツォーネを聴きながら歌いながら、そして踊りながら・・楽しいディナータイムを過ごしました。
 お店には私たち日本人と定かではないのですがロシア系のグループが食事をしていたので「ロシア民謡」や「いい日旅立ち」「上を向いて歩こう」などを弾いてくれました。



体格と声量は比例するのでしょうか?


アコーディオン・ギター弾きのオジサマ


 このカップルは、この日が結婚記念日だったようで、お店からお祝いのケーキと花束が送られるというサプライズがありました。
周りの人に囃し立てられチークダンス?を踊るお二人。


お酒も入るとみんなとても陽気になり、踊りだします。


私たち日本人も負けてはいません。
グルーを代表して彼女が踊ってくれました。リクエスト曲「ダイアナ」に合わせてノリノリの彼女です。とってもお上手でした!




デザートの果物に傘がさしてありました。カワイイ~



最後にCDを購入して帰りました。


ヴァチカン

2013-07-10 00:14:05 | 日記
ヴァチカン市国はローマの中にある世界で一番小さい国で、カトリックの総本山です。
私たちは、ヴァチカン美術館、システィーナ礼拝堂そしてサン・ピエトロ大聖堂の順に見学しました。ツアーの場合、事前にオンライン予約してあるので、行列に並ばなくて入館できます。

ヴァチカン美術館は、歴代の教皇たちがその財力と権力によって収集した各時代の最高芸術の殿堂です。大小24の美術館や博物館があり、すべてを見て回るには相当時間がかかるということで、私たちは現地ガイドさんの説明を聞きながら、主な作品だけを見学しました。

「ベルヴェデーレのアポロン」古代芸術の最高峰といわれる作品。紀元前330年頃に作られ、アテネに置かれていたブロンズ像を130年頃大理石で模した。右手には矢を持っていたものと思われる。(ガイドブックより)


壁面のフレスコ画や天井の装飾が素晴らしい。

         


「ラオコーン」1506年にコロッセオ近くで発見された。ギリシャ神話のトロイア神官であるラオコーンとその息子2人がウミヘビに巻きつかれた場面を描写した作品で、ルネッサンス期の彫刻家に影響を与えた。(ガイドブックより)
人がいっぱいで、肝心のウミヘビに巻かれている下の部分が写真に撮れなかった。残念!

システィーナ礼拝堂
ここは写真撮影禁止なので写真はありませんが、ミケランジェロの「最後の審判」と天井画「天地創造」は圧巻です。本当に感動しました。

サン・ピエトロ大聖堂
現在の聖堂は2代目(再建)で1506年に教皇プリウス2世のもとで建築家ブラマンテが工事に着工。ラファエロ、ミケランジェロら一流の建築家、芸術家が技を結集させた(ガイドブックより)
   
世界最大級の教会、サン・ピエトロ大聖堂とサン・ピエトロ広場

大天蓋の真上のクーポラ(丸屋根)

ピエタ像
聖ピエトロ大聖堂の中でもっとも有名な芸術作品。
死せるキリストを胸に抱き、悲嘆にくれる聖母マリアを表現した大理石像。
ミケランジェロ23歳で制作した傑作で、聖母マリアの型にミケランジェロのサインが彫られているそうです。


とても広くて荘厳なサン・ピエトロ大聖堂の中。


聖ペテロの司教座。
聖堂の一番奥、後陣と呼ばれる最も神聖な場所にある。
内部には聖ペテロが使ったとされる木製の古い司教座がある。
この下に初代法王聖ペテロお墓があるそうです。

ヴアチカン美術館、システィーナ礼拝堂、サン・ピエトロ大聖堂は、時間をかけてもう一度見たいなぁと思いますが・・・











ローマ

2013-07-05 22:25:54 | 日記
旅も中盤に入り、疲れもちょっぴり出てきました。
しかし、イタリア旅行の本番はこれからです。今日からローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノの4都市観光の始まりです。
    真実の口とサンタ・マリア・イン・コスメティン教会
 
サンタ・マリア・イン・コスメティン教会にある真実の口。
「嘘つきが手を入れると食べられてしまう」という言い伝えがあるそうですが・・
思い当たることもあるし・・恐る恐る手を入れてみると・・私はセーフ、夫は血だらけ!
やっぱり!!
映画「ローマの休日」でアン王女(オードリー・ヘップバーン)も入れた?かわいらしいシーンでも有名ですが、本来は古代ローマのマンホールの蓋だったとか。聞かなかった方が良かったかもね?

コロッセオ
コロッセオはネロ帝の広大な宮殿内に建てられた公共の競技場です。
ガイドブックによると、この競技場では300年以上もの間、剣闘士と猛獣、囚人同士の戦いが繰り広げられていたそうですが、一人の修道僧が自らの命を犠牲にして血なまぐさい見世物反対を訴えたそうです。そして、彼の殉教を機に猛獣同士の戦いだけが6世紀まで続けられたそうです。
コロッセオの中を見学する人たちの長い行列ができていました。私たちツアー客にはそんな時間はありません。外から見ただけです。


コンスタンティヌス帝の凱旋門。
ローマ最大の凱旋門で、コンスタンティヌス帝が帝位を手に入れたことを記念して建てられたとか。
表面の浮き彫り(トラヤヌス帝、ハドリアヌス帝などが建てた建造物からはがしてきたらしい)がとても美しい。

    
トレヴィの泉(中央が海神ネプチューン)
後ろ向きにコインを投げると再びローマを訪れることができるという伝説があり、泉の周りはコインを投げている人や写真を撮っている人で大混雑。投げるのはあきらめました。ローマにもう一度行きたいのになぁ~

      
スペイン広場にあるバルカッチャの噴水(飲めるらしい)とスペイン階段
17世紀にスペイン大使館があった場所で広場前に通称スペイン階段があり、トリニタ・デイ・モンティ教会と広場を結んでいます。映画「ローマの休日」でアン王女がこの階段でジェラードを食べたシーンが有名で、この階段でジェラードを食べる観光客が後を絶たず、汚れやごみ問題等から現在は禁止になっています。
階段には、人をよけながら通らなければならないくらい大勢の人が座っています。この人たちがみんなジェラード食べたら、そりゃたいへんだわ~。


フォロロマーノ
          

フォロとは、公共広場のことで、1200年も続いた帝政ローマ時代の政治、商業の中心地だったそうです。ツアーなので車窓見学だったのが残念!