ISONOその後

退職後の日々

フィレンツェ

2013-07-25 00:31:10 | 日記
「花の都」フィレンツェは、街全体が美術館といわれるほど美しい街として有名です。

フィレンツェがめざましく変化したのは、15世紀。教皇庁の御用銀行として権力と財産を築き上げたメディチ家が当主の時代です。
ボッティチェッリ、ドナテッロといった一流芸術家たちをフィレンツェに集め、莫大な富を投じてルネサンス運動を推進。フィレンツェの地に芸術の大輪を開花させていったそうです。
15世紀末から16世紀にかけてはレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロがさらにルネサンス文化を盛り上げたそうです。
メディチ家の庇護のもに一流の芸術家たちがフィレンツェで数多くの作品を残しています。


サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)
     内部  
  正面    

美しいクーポラ(赤い丸屋根)は高さ112mあるそうです。


クーポラ内部、円天井にはヴァザーリたちによるフレスコ画「最後の審判」が描かれている。


左から白と濃緑色の大理石が美しいサン・ジョヴァンニ洗礼堂、大聖堂、ジョットの鐘楼
洗礼堂東扉の天国の門

ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)

アルノ川に架かるこの橋は、橋全体が2階建ての建物で1階は商店になっています。
メディチ家のフェルディナンドによって肉屋・八百屋が撤去され、豪華な貴金属店のみの営業が許可されたそうです。

シニョリーア広場

ヴェッキオ宮前に広がる広場。
かつてもそして今もフィレンツェの行政の中心です。この広場は屋外美術館のごとく多くのルネサンス彫刻に囲まれている。
    
世界最高の彫刻として名高いミケランジェロのダビデ像(レプリカ)がある。本物はアカデミア美術館にあるそうですが・・・残念ながら、今回は本物を見ることができませんでした。

ウフィツィ美術館

メディチ家が集めた膨大な彫刻・絵画などが収蔵されている。
ボッティチェッリの「春」「ヴィーナス誕生」レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」ミケランジェロの「聖家族」など世界的に知られた大作が集められています。
写真撮影禁止だったので記念に絵本を購入した。

ミケランジェロ広場から見たフィレンツェの町



小高いこの丘から、フィレンツェの街並みが一望できるので大勢の観光客で賑わっていました。フィレンツェの街が最も美しく見えるのは、夕暮れの茜色に染まったときだそうです。私たちが行ったのも夕食後の8時ごろでしたが、日没には少し早かったようです。帰り道、公園では子どもたちがサッカーをして遊んでいました。お子様はもう寝る時間じゃないの?
ここにも「ダビデ像」のレプリカがあった。


私の家に飾っているこの絵は、姉の知り合いの方が描かれた絵なのですが、この場所でスケッチされたフィレンツェの街並みだったのですね。