(写真:部屋から見えるサマール海の夕陽)
少し予定を早めて、6月22日(木)の夜に帰国しました。
短い滞在でしたし、いろんな行事や来客も多く、やはり少し疲れました。
次のサマール行は8月になります。
それまででも、関連することがあったらまたブログに書いていきますので、時々はチェックしてみてください。
(写真:部屋から見えるサマール海の夕陽)
少し予定を早めて、6月22日(木)の夜に帰国しました。
短い滞在でしたし、いろんな行事や来客も多く、やはり少し疲れました。
次のサマール行は8月になります。
それまででも、関連することがあったらまたブログに書いていきますので、時々はチェックしてみてください。
(写真:ソルソゴンのお母さんたちのワークショップ)
ソルソゴンの事業は、昨年6月にオープンしましたから、ちょうど1年が経過しました。今日は、その記念事業です。
午後は、周辺のお母さんたちで組織した管理組合のお母さんたちに集まってもらい、1年間の問題を話し合うワークショップを開きました。
グループに分かれて、トイレ、バイオガス、養豚、井戸、----など、それぞれの項目について、達成できたことや問題点、解決法などについて話し合い、大きな紙に表にして書いていきます。そして、それぞれのグループの代表が前にでて発表。皆で意見を出し合って、表に追加していきます。
フィリピンの人たちは、こんなワークショップ運営が実にうまく、いつも感心するのですが、この日も、ベイビーやアリスが進行役として、お母さんたちの声をうまく引き出してくれました。
このワークショップで、この事業が、いくつかの課題はあっても、着実な成果をあげ、周辺の人たちに喜ばれていることが確認できたのは嬉しいことでした。
また、びっくりしたのは、「この事業をしてくれたKSFA(京都サマール友好協会)には本当に感謝している。事業期間が終わっても、帰ってしまわないで!」という書き込みがあったのです。
そして、最後には、皆で、KSFAや私への感謝の唄まで歌ってくれました。
不覚にも涙が出てしまいました。
もちろん事業の成功も嬉しいことですが、こんなお母さんたちと出会い、親しくなれたことが、この2年間の最大の成果ですね。
そして夜は、開設1周年記念のパーティです。料理や飲み物、ビールなどを奮発して、管理組合のみんなと祝いました。
私は、明日、(一時)帰国ですから、実に楽しいお別れ会になりました。
(写真:提携NGOとの会議。施設の維持管理等について、2つの覚書を確認)
今日、また新しいお客さんが来られました。
パナイ島で働いている青年海外協力隊のMさん。パナイを出て、ネグロス、セブ、レイテと旅を続けておられます。
青年海外協力隊の機関誌に、私の『フィリピン・幸せの島サマール』の書評が載り、それを読んで来てくれたそうです。
上智大学大学院のYさん、そして関学のMさんらが今、調査等でカルバヨグに滞在されていますが、これで3人になりました。大勢の若者たちが訪ねてきてくれるのは嬉しいですね。
夜は、ソルソゴンのSAVE(提携NGO)と、今回の事業についての話し合いです。
土地の使用契約について、地主とSAVE。また、施設の維持管理について、SAVEとKSFA(京都サマール友好協会)など、2つの覚書の案を検討し、確認しました。
明日、夜にソルソゴンの施設の開設1周年のパーティを予定しているのですが、そこで関係者が集まってサインをしようということになりました。
なんとか明後日の帰国に間に合って、ほっとしました。
今日は、サンタマルガリータ町の市制発足記念日。
盛大な儀式とパーティがあったのですが、そこで私は、今回の事業の功績ということで、町長から感謝状をいただきました。
一緒に受賞したのは、プランインターナショナルと、子どもに優しい村としてのバランガイ・ソルソゴンです。
(写真:ソルソゴンの事業地の前のかわいい「悪ガキ」たち
今日は日曜日。1日中、部屋にこもって、第1四半期(4月~6月)の会計報告書やモニタリングシートの作成作業に追われました。
そして今日は嬉しいニュースも。
友人のAさんがアフガニスタンのペシャワル会で働くために6月初めに日本を発ったのですが、その彼から現地に着いたというメールが来たのです。「自動小銃をかかえたガードマンに警護されて、憧れのカイバル峠を越えました」と、さすがに興奮した様子のメールでした。
料理担当でアフガンに行ったのに、鳥インフルエンザで鶏肉も卵もなくて途方にくれているそうです。ともかく元気そうで安心しました。
(写真:宿舎の窓から見えるサマールの海)
今朝、ふと部屋から海を見ると、波打ち際の近くの水面に大きな黒い藻のようなものが動いています。
なんだろうとよく見てみると、なんと小魚の大群です。無数の小魚が密集し、その姿を変えながら移動しているのです。あちこちにそんな小魚の集団がいくつも動いています。しばらくあっけに取られて見続けました。
机に戻って仕事をしていると、突然、強い風が吹き出したと思うと、真っ黒い雲が出てきました。そして、あっという間に、スコールのような強烈な雨が降り出しました。つい5分ほど前までは、あんなに強い日差しだったのですが、もう沖合いのアルマグロの島々も雨にけぶって見えません。
そんなスコールも、10分もしないうちにピタリとおさまってしまいました。いっぱいの白波がたっていた海も、また、いつものようにドロンとした静かさに戻っています。
そして、再び、刺すような太陽が照りつけてきました。ふと気がつくと、南の海岸線近くには、大きな弧を描いた虹が、水平線からすぐに立ち上がっています。
あんなにたくさんいた小魚の群れは、どこかへ行ってしまったのか、もう見えません。先ほどまで小魚の群れがいたあたりには、子どもたちが、手製の小舟を漕いで繰り出してきました。
部屋からこんな海を眺めているだけで、あっという間に一日が過ぎていきます。
(写真:京都サマール友好協会が1995年から運営しているラーニングセンター)
京都サマール友好協会は、1995年からNGOシワックと共同で、イーパオというバランガイで就学前の子どもたちのためのラーニングセンターを運営してきました。今回、シワック代表のリトがアメリカに行ってしまうこととなり、センターを管理することができなくなるので、カルバヨグ市役所の社会福祉局長、トムノムさんに責任者をお願いすることとなったのは、以前のブログでもお知らせしました。
6月からセンターの授業が始まったというので、今日、見に行ってきました。
新しい先生は、以前、このセンターのPTA代表でもあったグロリアさん。38人の子どもたちが入学登録をしたそうです。今日も、机のまわりにぎっしりと座って、勉強していました。まだ、入学したばかりですから、モジモジとして恥ずかそうです。それに、来客の私が気になってなかなか先生のほうに集中できません。
今回、このセンターは、地域の都市貧民住民組織の運営となりました。近郊の31世帯からなる、Siwak Homeowners Associationという組織です。長く、地主と土地の権利について裁判を続け、昨年、土地の権利が認められたのです。その喜びが、「Homeowners」という名前にも現れています。
組織ができて中心の事業がこのセンターです。他にも、スラムの通路の改良などの事業に取り組んでいきたいとのことでした。
センターへの支援だけではなく、センターに通う子どもたちの親たちからなるこの住民組織にも、今後、かかわりを続けていきたいと考えています。
(写真:カライマンの事業地でもフィエスタのお祝い)
今日、新しい方がカルバヨグに来られました。
上智大学大学院のYさん、修士論文でバイオガスのことをまとめたいとのことで、私のバイオガス事業の調査に来られたのです。10日間ほど滞在される予定です。
今回はざっと見てまわって、また8月にじっくりと調査に来るそうです。
昼頃にマニラからのバスでカルバヨグに着かれました。2000年頃にパナイ島のカリボで青年海外協力隊として2年間赴任されていた方ですから、さすがに手馴れたものです。
さっそくカライマンとソルソゴンの2ヶ所の現場を案内。
夕刻になってソルソゴンのサリサリストアで、村の人たちとビールを飲んだあとベイビーのお父さんの誕生パーティへ。そして、今夜、ベイビーが久しぶりに歌うというので、みんなでマニュエルに繰り出して、彼女の歌を楽しみました。
Yさんにとっては、着いたとたんのディープな1日だったでしょう。
関西学院大学のMさんも子どもたちの就学前教育について調べるために、毎日、ソルソゴンの村の人たちのインタビューに走り回っておられます。
こうしてサマールをフィールドにする若手研究者や学生らが増えるのは本当に嬉しいことですね。
(写真:JAPSAMから、お見舞いの立体式寄せ書きをもらって喜ぶベイビーさん)
昨日、ベイビーさんに喉の甲状腺腫の手術代カンパとして13万円を渡しました。
突然のことでしたから、彼女は、お金と協力いただいた人のリストなどを見ると、もう目を真っ赤にして泣き出してしまいました。
こんなに喜んでくれて、本当によかったです。
彼女は、あまり他人には言っていないそうですが、最近は時々、喉に痛みも出ているそうです。8月初めまでには手術を受けるとのことです。
ご協力、ありがとうございました。
(写真:カライマンの事業地。フィエスタを迎えて4頭の豚を解体)
6月10日(土)マニラのエトガルの家で1泊し、昨日、カルバヨグに着きました。
約1ケ月ぶりですが、2ヶ所の事業地とも順調にすすんでいるのでほっとしました。
カライマンは明日がフィエスタ。事業地では、トイレへの通路にも、きれいに飾りつけがされていました。
ここでは、1頭目は死産だったのですが、もう1頭の母親豚が、5月29日に9頭の赤ちゃんを産んでくれました。豚小屋の扉を開けると、通路いっぱいに走り回っている赤ちゃん豚が寄ってきて、足をぺろぺろ舐めるなど、本当にかわいいです。
明日がフィエスタなので、今日、早朝から4頭の豚を解体しました。市場よりもずっと安い値段で小売しましたので、注文が殺到。フィエスタにむけた料理ができると、みんな喜んでくれました。
ソルソゴンでは、5月2日に生まれた豚がすっかり大きくなっていました。しかし、やはり1頭が死んでしまったそうです。ここでも、連日のように豚を解体し、管理組合のお母さんたちが、近くの村に小売に走り回っているようです。
昨日は、空港近くのサバンというバランガイのフィエスタ。そして、今日、明日はカライマンのフィエスタです。(いつものように?)飲んだくれの毎日が続きますが、いろんな人に会ういい機会ですから、招待を断りきれません。(「見苦しい口実」という声も?)