サマール日記(ブログ版)

チョイさんのフィリピン・サマール島での滞在記録

窓いっぱいの海

2006年06月17日 | Weblog

(写真:宿舎の窓から見えるサマールの海)

 今朝、ふと部屋から海を見ると、波打ち際の近くの水面に大きな黒い藻のようなものが動いています。
 なんだろうとよく見てみると、なんと小魚の大群です。無数の小魚が密集し、その姿を変えながら移動しているのです。あちこちにそんな小魚の集団がいくつも動いています。しばらくあっけに取られて見続けました。

 机に戻って仕事をしていると、突然、強い風が吹き出したと思うと、真っ黒い雲が出てきました。そして、あっという間に、スコールのような強烈な雨が降り出しました。つい5分ほど前までは、あんなに強い日差しだったのですが、もう沖合いのアルマグロの島々も雨にけぶって見えません。

 そんなスコールも、10分もしないうちにピタリとおさまってしまいました。いっぱいの白波がたっていた海も、また、いつものようにドロンとした静かさに戻っています。
 そして、再び、刺すような太陽が照りつけてきました。ふと気がつくと、南の海岸線近くには、大きな弧を描いた虹が、水平線からすぐに立ち上がっています。

 あんなにたくさんいた小魚の群れは、どこかへ行ってしまったのか、もう見えません。先ほどまで小魚の群れがいたあたりには、子どもたちが、手製の小舟を漕いで繰り出してきました。

 部屋からこんな海を眺めているだけで、あっという間に一日が過ぎていきます。

 


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