(写真:京都サマール友好協会が1995年から運営しているラーニングセンター)
京都サマール友好協会は、1995年からNGOシワックと共同で、イーパオというバランガイで就学前の子どもたちのためのラーニングセンターを運営してきました。今回、シワック代表のリトがアメリカに行ってしまうこととなり、センターを管理することができなくなるので、カルバヨグ市役所の社会福祉局長、トムノムさんに責任者をお願いすることとなったのは、以前のブログでもお知らせしました。
6月からセンターの授業が始まったというので、今日、見に行ってきました。
新しい先生は、以前、このセンターのPTA代表でもあったグロリアさん。38人の子どもたちが入学登録をしたそうです。今日も、机のまわりにぎっしりと座って、勉強していました。まだ、入学したばかりですから、モジモジとして恥ずかそうです。それに、来客の私が気になってなかなか先生のほうに集中できません。
今回、このセンターは、地域の都市貧民住民組織の運営となりました。近郊の31世帯からなる、Siwak Homeowners Associationという組織です。長く、地主と土地の権利について裁判を続け、昨年、土地の権利が認められたのです。その喜びが、「Homeowners」という名前にも現れています。
組織ができて中心の事業がこのセンターです。他にも、スラムの通路の改良などの事業に取り組んでいきたいとのことでした。
センターへの支援だけではなく、センターに通う子どもたちの親たちからなるこの住民組織にも、今後、かかわりを続けていきたいと考えています。