(カライマンのバイオガス事業地で、週3回開かれている子どもたちのデイケアー活動)
ソルソゴンとカライマンの2ヶ所のバイオガス事業地では、子どもたちのデイケアー活動も始まっています。今朝は、カライマンの事業地を訪問しました。
ここでは、月・水・金の週3回、朝、9時~11時まで、今回の事業でできたホールに大勢の子どもたちが集まってきます。0歳~6歳の就学前の子どもたちが対象ですが、小学校に行けなくなった子どもたちも何人か来ているようです。今日も、13歳、9歳、8歳の子どもたちが一緒に遊んでいました。
「何故、学校に行かなくなったの?」と聞いてもらうと、恥ずかしそうに、「食べるものがなくて---」とか、「妹の面倒を見なければならない」と答えてくれました。
バイオガスの管理のためにできた女性グループ(KKK)のお母さんたちが先生役。玩具で遊んだり、絵本の読み聞かせ、歌や踊りなど、子どもたちは実に楽しそうです。
そして、最後には、お目当てのおやつが配られて子どもたちは大喜び。ベイビーさんが町で寄付を募って買ったそうです。
ここは、この地区で初めてできたデイケアーセンターですから、お母さんたちの期待が寄せられています。当初は想定していなかった事業ですが、今では、トイレやバイオガス以上に地域の役にたっているといえるかもしれません。
このデイケアーセンターの活動に対して、京都サマール友好協会は、先生の給料を援助しています。今後は、玩具や絵本、そしておやつなどの援助もできないかと考えています。
また、ベイビーさんは、小学校をドロップアウトしてここに来る子どもたちのために、読み書きなどを学ぶ別のクラスができないかと夢を語ります。なんとか実現したいですね。
(この地区にできた初めてのデイケアーセンターに子どもたちも大喜び)