房総族

team房総族since2006の釣行記録・・・・たぶん随時更新予定なんだけど・・・・・ここんとこ毎週更新してるヨンピル

むらちん火夜 諸国漫遊記 香川

2014年09月17日 20時41分34秒 | むらちん


むらちんです



火曜の夕方過ぎ

駅のホームで電車を待つ俺の耳に流れてくるルミ子の歌

瀬戸ワンタン日暮れ天丼の歌

岡山発四国行き電車

懐かしいこの歌とともに毎回幼少の頃を思い出す

あの頃のルミ子は艶めかしかった

小学生だった俺たちの憧れだった

ピンクレデーよりキャンデーズよりずっとずっと憧れだった

このことについて誰かに聞いたことはない

だがみんな口にするのが恥ずかしいだけで、男子はみんなルミ子が大好きだったはずだ

俺はそう思ってる



香川に渡るなら電車の方が都合が良い

高松市内だけに用事があるなら空路で良いだろうが、相変わらず俺の出張先は栄えてない町が多い

幼少の頃、長い休みの度に訪れていた香川だが、いわゆる主要な町しか知らない俺

昔は架かってなかった大橋を渡り下車したのは坂出

駅前のニチイはとっくの昔にイオンになってる

それは知ってる

ある程度はもう見慣れた

近代的な駅前

30年とか40年とか前の面影は皆無

隣の宇多津駅なんかは、駅自体が昔とは全く違う場所に建っている

あの頃は電車は走ってなかった

あの頃走ってたのは電車によく似た車両だったが、電化されてない路線でも自走可能なディーゼル機関車だった

行く川のながれは絶えずして、しかももとの水ではない

よどみに浮ぶ泡たちは弾けて消えたりくっついたりする

同じようにひとところにとどまることはない

建物も人間も同じようなものだ

むかし俺が子どもの頃にチラッと盗み見した鴨ヤンの日記にそう書いてあった



海を埋め立てて街をつくる

山を切り崩し街をつくる

自然環境を破壊し人が住める土地をつくる

細い土の道は整備して太いアスファルトの道をつくる

自然を残したい

そういった気持ちは誰でも持っている

だが生活を便利にしたいという欲求に勝るものはない

そうして街も人も変化してゆく

それを止めたいと思ってるわけではない

ただ幼少の頃慣れ親しんだ景色が

俺の父が慣れ親しんだ景色が無くなってゆくのはなんだか寂しいものだなと

センチメートルになっているだけだ



駅前でミライースをレンタした

保険込み6000円
(ガス代1000円:走行100キロ)



仕事先の用事を済ませた俺は、まず風呂へ入ってサッパリ

宿泊者以外でも利用できるホテルの風呂

こんなのは今どきはケータイで簡単にみつけることができる

便利な世の中だ



そのあと、朝食兼昼食兼のディナーをとった

30年とか40年とか前にはなかったハナマルうどん



うどん県にまできてチェーン店でディナー

俺らしいチョイス

うどんの話になるとたいがいのひとはコシがあるのが好きだと言うが、俺は違う

柔らかい方が好きだ

ちなみにチェーン店ハナマルは柔らかい

マルガメのはコシがしっかりとある




21時過ぎ



大束川に入った

メディアで有名なハマー氏がランカーを出すという川

俺の香川県での唯一の釣果はこの川で出したものだ

このエリアは干満差が激しいが、今回は大潮ではないのでまだマシ

俺の唯一のセオリー通りにワームを流芯のストラクチャーに絡めて投げる

前回同様根掛かりロストだらけ

陸橋の陰に隠れてキャストを続ける



 !


突然俺の背中に戦慄が走った

暗闇の中のコンクリブロックから子どもの頭がニュッと俺をのぞいたのだ



あうっ?!


こんなところに?


見てしまったのか、霊・・・・




戦慄が全身を駆け巡る


不意に子どもの頭は突然もの凄いスピードで走り出し、その先にあるフェンスにガシャン!

で必死でよじ登って消えてった

ネコだったようだ

ここいらで釣り人に遭遇することも少ないのだろう

釣り人に慣れてなかったようだ

悪いことしたな

けどせっかくなら四国タヌキに会いたかった



水深もだんだんと無くなってきたので、このあと最河口へ移動

最河口では俺の逝ってこいルアー、レンジバイブを1投目でロスト

足場の高いところでショートなJロッドじゃ無理があるな



で、移動



何本かの川と漁港を西へ向かいながらランガン



ルアーマンは見かけなかったが、丸亀と多度津の川では釣り人がいた

何が釣れるんですかあ?

そんな風に話しかけることはしない

相変わらず話しかけることはない

話しかけるような距離に近づかない

話しかけられたらこたえるが、自らすすんで会話はしない

俺はいい年をしてシャイなのだ



3時になった

もう諦めよう

ここんとこ調子よかったから金沢に引き続き漫遊記でゲットできるかもななんて期待していたが

まあ仕方ない

これがいつもの俺の漫遊記だ



おやすみ ZZZ





翌日仕事を終えて帰路につく

昨夜とは違い、主要幹線道路を使い坂出へ向かう



OK!

やっぱりあったよ、中古屋

入り口には注意書がある

カバン類の持ち込みはご遠慮させていただきます

カバンをお持ちの場合はレジにてお預かりさせていただきます


・・・・


すげー万引きにあってるんだろうな、この店



店内は確かに所狭しと商品が並んでいる

バス系の方が多いな

シーバスコーナーは・・・・





あったよ偽アイピー!

しかも410円!

俺の知る限りでいちばんの最安値

だがまだ俺在庫が8個ほどある

何かいい物ないかなと今度は中古コーナーを物色・・・・





あったよ偽アイピー!

しかも緑!

しかも200円!





これ以外にモリのナイトレイドよりさらに小さいナイトレイドなんかを買ってみた

こちらは500円と若干高め



途中、いくつか仕事の用事をこなしながらの帰り道

親戚のオジサンの家にふらりと寄って一服

ここの家は30年とか40年とか前のとは違うけど、オジサンは昔とおんなじで変わらない

その証拠にオジサンの前だとつい「僕」なんて言ってしまう(笑)

オジサンに俺が来月実施しようとしてる大人計画をうち明けた

オジサンはすかさず言った

是非やれと

思った時にやらなきゃ一生できないと

そのまま死んでしまうのがオチだと

だから必ずやれと



ありがとうオジサン

そう言って欲しくて俺は今回立ち寄ったのかもしれない




再びアクセルを踏み込み車を走らせる

本土から切り離されたこの大きな島

本土との間には小さな島がいっぱい



ストラクチャーだらけ

四方八方を海に囲まれたこの大きな島でメークドラマを起こす

リアル海賊の末裔である俺の血がたぎってきた

俺は手足がゴムみたいに伸びたり仲間をやたらと欲しがったりはしないが、実は海に縁が深かったりするのだ

そんな訳でテンション高いまま讃岐富士に見送られ、うどん県を後にしたのだった





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