きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

川崎公演

2015年10月26日 | 音楽のこと
10月23日(金)の川崎公演で、「南米クラッシック」の両公演が終了いたしました!
北九州と川崎、2回の公演に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました♪

音楽はライブが命、と思っている私。
皆様のお顔を拝見しながら、緊張感たっぷりの舞台を提供させていただいて、なんともいえない、充実した、とても貴重な演奏をさせていただいたことを、本当に心から感謝しております。

インターネットなどの発達で、人は顔を合わさずとも連絡が取り合えるようになったことは、とても素敵なことだし、便利で、たくさんの恩恵を私自身も受けているけれども、だからこそ、人と人とが直接触れ合い、強烈に結びつく時間があってもいいんじゃないか。
そんな風に常日頃から思い、これからも実践していきたいなと思っています。
「目を合わせないようについしてしまう!」
なんていうお客様からのご意見を頂いたり、実際会場でも、決して目を合わせてくださらないお客様もいたり・・・(笑)
どうかこれからは、遠慮なく、じっくり私の目を見て音楽を楽しんでいただきたいと思います!?

それに関係して、今回、初めてプログラムに、アカペラを入れさせていただきました。
正直を言えば、アカペラはこちらの技術的な未熟さが露呈してしまいやすく、とても勇気のいる決断でした。
でもこれも、今の世の中は音にあふれ、音楽もどんどんボリュームが増し、音響機器の発達で巨大な野外会場でもコンサートができるようになった。
それはそれですごく素敵なことだけれども!!
でもやっぱり私たちの仕事は、生の声を直接皆さんの耳に届けること。
そのために心身を鍛え、技術を磨いている人種です。
だから敢えて、シンプルに、本当に必要な「音」だけを、鳴らしてみたらどうかな?
と。
それが今の時代には逆に、強烈なインパクトを生むのではないか?
と。。。
音の断捨離、でしょうか??

これからも、音楽を通して、人とは何か、生とは何かを、私のちっぽけな身をフル活用して表現していきたい。
そんな風に思っています。
そしてそんな風に思えるのは、多くの皆様の暖かい、本当に暖かい応援と、身近な人々の力強いサポートのおかげです。

これからもますます、一人でも多くの皆さまとの、直接のふれあいを大切にしてゆきたいです。

ピアニストのくにえさんとも、公演終了直後から、反省をしながら、前向きな意見交換をたくさんしています。
素敵な実力派のパートナーとの出会いにも、改めて感謝感激の今日この頃の幸せ者のみやこです。

ありがとうございました