きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

サロンコンサートを終えて

2010年11月23日 | 音楽のこと
無事に・・本当に無事にコンサートを終える事ができました。

と、言うのも当日になって会場となっていたピアニストのお友達のマンションの管理人から、
「コンサートは禁止です」
と言われてパニックになったりして、波乱含みのコンサートになってしまいました(汗)

なんだか良くわからないけれど、海外にいると、色んな事が起こるなーと痛感させられたイベントでした。

色々な方々に迷惑をかけ、協力をして頂いて、何とか無事にコンサート自体終えたときは、本当にほっとしました。。

改めて、色々な方の力を頂いてこそのコンサートなんだなーと実感。
感謝感謝です。

演奏自体はもちろん課題はいろいろありつつも、力もまずまず出し切り、私自身も楽しみ、お客様にも喜んでいただけたという感触もあり(ここが一番大事!!)
良いコンサートだったのではないかと思っています。

あーでも、歌うの大好きです。
久々にいろいろな方に聴いていただいて、とても快感でした♪
もっと歌いたい。また歌いたい。


魔笛のアリア

2010年11月05日 | 音楽のこと
今月サロンコンサートで、モーツアルトのオペラ「魔笛」のパミーナのアリア、「ああ、私にはわかる、すべては消え」
を歌おうと思い練習中。

魔笛と言えば、「夜の女王のアリア」の高音や、ザラストロの低音など、歌手の技術を試されるような曲が多いので有名だが、この曲もとても難しい。

モーツアルトは基本的に明るく楽しい曲が多いが、時々覗かせる短調の曲の緊張感は本当にすばらしい。
モーツァルトという人の本質があらわになったような気がしてドキッとする。
モーツァルトの特徴である「底抜けの明るさ」が、実は本質を隠すためのカモフラージュなのではと思ってしまう事さえある。

そのモーツァルトの短調の曲の中でも極上だと思っているこのパミーナのアリア。
音楽的に簡単なわけはないと当然理解しつつ臨んでいるけれど、
それ以前に、本当に技術的に難しい。
「一体どうやって歌ったら・・・?」
と考え込んでしまうフレーズがいくつも!

久々に、技術的な事で悩まされつつ、練習頑張っています。
どうせ歌うなら、難なく歌いたい。

そういえばモーツァルトはこういったらしい。
「技術的に難しいところこそ、得意げに演奏してもらいたい」