きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

久々のリハーサル

2006年04月30日 | 音楽のこと
今日はデュオを組んでいる美欧子ちゃんとの久々のリハーサル。
6月リサイタル用の曲目を一通りやりました。

リハーサルのメインはやっぱりフォーレ。
そしてシュトラウスの"Morgen!"

お互のことはよく知っているつもりだし、多分お互いに、
「ここはこういう風にもってくるだろう」
と、想定しつつ練習を積んで合わせに持って行ったつもりでも、
実際に合わせて見るとずいぶん感じが違ったりして、
何度か合わせてやっと、二人で創れそうな曲の輪郭が見えてくる。

それをまたお互いに持ち帰って、また自分がどうしたいかを考えながら、
楽譜と歌詞とにらめっこして練習をして。。。

次のリハーサルには、お互いの個性を生み出しぶつけつつ、
また新しい発見をしつつ、完成度の高いものに仕上げていく。

何かを育てていくのは、大変だけどとても楽しい。


筋力の発達!?

2006年04月20日 | 音楽のこと
今日久々に声を出しました。
夜道を歩くときに歌う以外は(防犯!?癖!?)。
発声の時から何かが違う感じ。
そして曲を歌ってみると、案の定前よりもずいぶん楽に歌えます(笑)。
高音も軽い軽い!!!
気のせいかもしれないけれど、声もずいぶん使っていなかったせいで、なんだか艶がある感じ♪
気持ちよーく声を出しました。

それでも、声にとっては久々の重労働なはず。
ほんのちょっと、一通り新しい曲を通して練習を終えました。

フォーレは、私が歌うとちょっと重すぎるかな、と言う感じ。
昔、ピアノでドビュッシーを弾いた時に、先生に
「ドビュッシーは何人だか知っているかい?」
開口一番言われたにがーい思い出をちょっと思い出し、
ちょっと反省モードに。

もともとフランス・コンプレックスで、
やっとこの一年でフランス語の良さををちょっとかじる事の出来た私。
もっともっと、フランスの文化に触れないといけないなぁ。


感性

2006年04月16日 | 音楽のこと
宮沢賢治が好きだった。
「オツベルト象」「やまなし」「セロ弾きのゴーシュ」
読むたびにいろいろな情景や感情で頭の中がいっぱいになって
物語の中に自分がすっぽり入ってしまったような不思議な感覚が大好きだった。

そんな小学生時代の小さな記憶がよみがえり、
突然読んでみた宮沢賢治。

感性と言うものは、年を経て変わっていくものなのだろうけれども、
それにしてもずいぶん何も感じなくなりすぎている自分。
都会の生活と雑踏にまみれて、心が鈍感になってしまったのか・・・?

感性が命の音楽の世界にいて、これでいいはずもなく、
あせっていろいろな本を読みはじめる。
色んな映画を見てみる。
散歩もしてみる。
時間に余裕を持って行動してみる。

やっと戻ってきた私の感性


フォーレ

2006年04月12日 | 音楽のこと
今日は久々に、6月に歌うフォーレの歌詞研究をしました。
「夢の後に」と、「愛の賛歌」
「夢の後に」は、失った恋人を夢に見る、悲しい歌
「愛の賛歌」 は、愛しい幼いわが子に寄せる歌
です。たぶん。(笑)
歌詞の意味を研究して解明したらそうなりました!
トップページからアクセスできる、「歌詞の翻訳」のところに、2曲とも自分で作った日本語訳を載せますので、興味がある方はぜひ!
ついでに、フランス語に詳しい方がいらしたら、いつでも「こう訳したら良いかも」って言うアイデアを教えてくださいませ。

意味を調べて、曲と照らし合わせる作業をしていると、いつも思うのですが、歌手って、原語で詩の良さを味わえて、それに曲をつける作曲家の思いも味わえて、自分の感情や想像力もかきたてられて、た~いへんだけど、実はお得なのかも!?
とくに、「夢の後に」の情景描写の美しさには、とんでもなく感動してしまいました。良い曲に仕上がりそう!

明日はイギリス・アイルランド民謡の勉強をする予定。
そろそろ咳を出さずに声を出せるかしら?