きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

オペラとは?♪

2022年04月30日 | 音楽のこと
意外に知られていないこの、「オペラ」という芸術について、書いてみます。

オペラというのは簡単に言うと、「歌う演劇」つまり「歌劇」です!


「オペラを観に行ってきました!」
と言われて、
「わー🎶なんのオペラですか!?」
と聞くと、
「色んな歌手の方が次から次へと出てらして一曲ずつ歌われて!ドレスも素敵で👗!!」
なんてお話になることもしばしばですが。。。
それも厳密には「オペラ」ではなく「オペラ・ガラ」と言われる、オペラの中の
歌(アリア)を集めたコンサートです。
なになにちょっと!訳わかんないんですけど!ってなった方のために整理しますね!

オペラ・・・日本語で「歌劇」。舞台セットがあり、物語(蝶々夫人、椿姫など)がある。
      演劇の「役者」を歌手が担う感じ。

アリア・・・「オペラアリア」とも言う。オペラの一部分。オペラの中で歌手が歌う曲のこと。
      「アナと雪の女王」がもしオペラだったら(違うけど)「レット・イット・ゴー」はアリア。
       
オペラ・ガラ・・・色々なオペラの「オペラアリア」だけを取り出して歌うコンサート。

そしてこれもなかなかややこしくて知らない方が多いけど、「ミュージカル」とオペラは
また違います。
とても近いけど!!
1番大きな違いは、オペラは肉声で歌われ、ミュージカルはマイクを使うこと。
ミュージカルは、現代版のオペラって感じかな。

そしてこれが1番ややこしいんだけれども。。!
「オペラ座の怪人」
は、ミュージカルです🤣
ミュージカルのことも、またそのうち書きますね😅💦




歌曲の伴奏をパワーアップさせよう🎶コツを5つお話しします♪

2022年04月29日 | 音楽のこと
ピアノ伴奏シリーズその1

歌曲の伴奏について。

歌手ですと言うと、
「オペラ歌手ですか!?」
と言われて、なんとなく
「そうです」
と答えてみたりしているみやこ😅💦
厳密には、オペラも歌曲もやるソプラノ歌手。。。なのです🎶

オペラについてはこちらを

歌曲についてはこちらをご覧下さいね。

歌曲は英語で「アートソング」とも呼ばれるほど、
芸術性に溢れた作品です。
一曲一曲が絵画のようです。
以下、こちらではアートソングでいきますね。


アートソングにおける歌手とピアニストの関係はイコールで、ピアノパートは「伴奏」ではないんです。
デュオ、デュエットといった方が正しいです。

アートソングのピアノ演奏で気をつける点は以下です。

1.楽譜通り、正しく演奏しなければならない。
   オペラなどの伴奏は、原曲がオーケストラなどの場合が多いので、多少弾きやすく
   変えるなどしても問題はないが、アートソングの場合は、作曲家が細部にこだわり
   作曲したものなので、強弱記号などの楽譜上のすべての表記を含め、守って演奏しなければならない。
2.歌詞の意味を知り、解釈を加えて演奏する
   全体の詩の意味はもちろん、その詩の持つ空気感(匂い、風、音、気温なども含む)景色、心情
   などを想像して表現する。
3.抑え過ぎない
   アートソングの歌とピアノの力関係はイコールなので、積極的に。
   ただし、音量のバランスは常に考え、歌手の発音(つまりは詩)
   を観客に届けることを最優先する。
4.歌手と話し合う
   コミュニケーションは伴奏の基本だが、アートソングの場合は
   「話し合う」ことが大切。それぞれの世界観に違いがあっても、
   お互いにそれを知って演奏することは有意義。
5.歌手を観察しながら演奏する
   特に人前で演奏するときは、練習の時とコンディションが違う場合もある。
   ブレス(息継ぎ)のタイミングなども、苦しそうであれは少しテンポを速める
   いつもより声量が少なければ全体の音量を下げ、低音に少しボリューム感を出すなど
   等工夫をして支える。



ピアノ伴奏について♪

2022年04月29日 | 音楽のこと
最近自分の弾き語り動画のために、ピアノ伴奏パートを練習することが多いみやこ。
近くご依頼をいただき、コーラスの伴奏もすることになったので、音大時代に学んだ伴奏の
「心得」みたいなものを書いてみたくなりました。


伴奏(accompanimentと英語では言います。) と一言に言っても、実はとても奥が深く、
海外の大学には伴奏に特化した「伴奏科」コースがあるのが一般的です。
伴奏科の学生は、歌や楽器の人と組んで練習をして、伴奏のレッスンを受けます。
私は声楽もしているので、幸いそういった伴奏のクラスを
ピアニストとして、また
お付き合いの歌手として受講
の両方の経験があります。

自分で伴奏している学生の頃はただただ必死で、他の科の子の試験やコンクール
などにも引っ張り出されるため、自分のソロピアノの練習もある上に
伴奏は大きな責任が伴うので、
正直負担に感じていました。
思えばひどい伴奏者だったなと(T . T)
頑張ってはいたんですけどね。
でもいまだに苦手意識はとても強いです。


でも自分が歌手に転向してから、多くの伴奏の先生(ほとんどは現役のプロ)に出会い、
多くのピアニストとご一緒させて頂いて、

「えっ?私ってこんなにうまかった??」
「この曲ってこんなに歌いやすかったっけ??」
という、素敵な勘違いを何度か体験して😂
伴奏の重要性に気付きました。

本当に、上手い伴奏者は魔法使いのようです🧙‍♀️
曲の全体像を天文学レベルで把握していて、
私はただただコマとして良いように操られ、
勝手に高いところまで連れて行ってくれるのです🎶
後で魔法が解けて普通の人に戻ると、猛反省しますが🥲

クラッシック音楽界では有名なトッププレイヤーの素晴らしい演奏でも、
「これは伴奏者が上手いんだ!」
って思うこともありますよ。
出会いですねー。

そんなことなので、何回かに分けてピアノ伴奏🎹について、
歌手とピアニスト(ではないけど😅)の視点から書いてみます。

ちなみに、弾き語り動画も、ピアノパートは下手くそなりにこだわって弾いています。
例えばほんのちょっと解説すると、出足は穏やかなゆったりとした河。安定した幸せも歌詞から表現しています。
2コーラス目に入ってエネルギッシュな大海に出ます。これも歌詞と呼応しています。

歌曲の伴奏のコツを具体的に書きました。ご覧下さいね☆


東ティモールには、日本からカシオの電子ピアノを購入して飛行機の預け荷物で📦運んできました。
本物のピアノをもうずいぶん触っていません😭
でも、電子ピアノがあるのはありがたいです。🎹


イタリアオペラのアリアの弾き語り♪

2022年04月20日 | 音楽のこと
意外と今までやろうやろうと思いながら手をつけていなかったイタリアオペラのアリア。
何せ一曲一曲が長いのです😅💦
正直言ってピアノを弾きながら歌うのは不器用な私にとっては至難の業。
特にピアノは相当ちゃんと練習しないと弾けるようにならないので、逆に歌の方がおろそかになっちゃったり😳😱
そして本当に頭にくるのが、何故か弾き語り部分じゃなくて、間奏、後奏など、ピアノのソロ部分でミスタッチをしちゃう事😡
集中力が途切れてしまうのです。。。
そして裏話になりますが、実はアップ動画を撮った後、ピアノのミスタッチが気になり撮り直しをしましたが、その撮り直し動画は、確かにミスは少ないけれど、なんだかおっかなびっくりな感じ?🤣
いやいやなかなか難しいものですね。
そして諦めてそのままミスだらけの動画をアップするみやこ🤦‍♀️
こういう時、ムキになっていっぱい撮れば撮るほどドツボにハマり、どれもダメな気がしてアップ⤴️出来なくなっちゃうという最悪の事態に陥らないための自己防衛です。(ものすごい言い訳😂)

と、演奏の出来はともかく。。。
今回は再び動画編集を少し頑張ってプラスアルファしてみました‼️
ななななんと!
解説と字幕(風)付き!!(めっちゃ普通)

どうなんでしょう??
皆様のご意見が知りたい!
なんかご助言が欲しいー
いや、それがちゃんと次回動画に反映されるかどうかの保証はできませんが(動画編集の技術も知識もとても限られているので)
何かあったら教えて欲しいです🎶

特に字幕の内容。。。
オペラのフルストーリーが入ってた方がいいとか。。。
どんな事考えて歌ってるかとか、どんな練習してるとか、ちょっとした裏話みたいのが入るといいとか??
そんなのいらないか😅💦
ご意見ご感想お待ちしておりますー🙇‍♀️