取り留めのない日記

まさが日常のとりとめのないことを書き留めています。

東日本大震災に伴う東北地方の高速道路の無料措置について

2011-07-02 11:40:10 | 日常のこと
NEXCO東日本ホームページより抜粋
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東日本大震災による被災者支援、当面の復旧・復興支援のため、東北地方(水戸エリアの常磐道を含む)を発着とする被災者及び原発事故による避難者、中型車・大型車・特大車の利用につきましては、以下の通行方法により無料となります。

・1 被災者支援
対象車両:東日本大震災に係る被災証明書(※1)、罹災証明書(※2)を有している者が乗車する車両で全車種
実施期間:平成23年6月20日(月) ~ 当面1年間
対象走行:上記の対象区間に存するICを入口又は出口とする走行

※1 発行市町村により名称が異なることがあります。原発事故による避難者および警戒区域、計画的避難区域、緊急時避難準備区域に住所を有することを証明する書面(運転免許証等)の提示でも可能です。
※2 罹災証明書の発行に時間を要している市町村があることから、7月末日まで罹災届出証明書でも可能とします。

・2 当面の復旧・復興支援
対象車両:中型車、大型車、特大車
実施期間:平成23年6月20日(月) ~ 当面8月末まで
対象走行:上記の対象区間に存するICを入口又は出口とする走行

ETCレーンはご利用いただけません。
ETCレーンでご利用された場合、無料にはなりません。
一般レーンを利用して、入口では必ず通行券をお取りください。
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休日特別割引や無料化社会実験を終了しての無料措置。
無料措置が与えられるのは、被災証明書や罹災証明書を提示したときのみ。
それも対象区間で乗るか降りるかすること。
対象区間から乗って、1つ目の料金所を降りるまでの料金が無料になる。
ということは、東北地方から九州まで無料で行けたりするわけで。
長距離移動する人にはうれしい限りである。

ただ、問題なのは「被災証明書」。
一度、ネットオークションにも出品された「被災証明書」。
結局のところ、運転免許証などの自分自身を証明するものを一緒に提示しなければいけないので落札しても使えないのである。
「被災証明書」の手続きや取得権利などは各自治体によって異なる。
いわき市では全世帯に配布しているに対して、猪苗代町では被災した証拠を写真で添付して書類を提出しなければならない。
小耳に挟んだ話では、猪苗代町役場で「なぜ猪苗代町では全世帯に無条件で発行されないのだ」などというクレーマーがいたらしい。
対応は各自治体に任せられているので各々で対応している。
国では何も指示はしていないので対応がまちまちなのである。
添付する写真は、壊れた建物の一部ではなく、家財道具でも可能らしい。ガラス1枚、皿1枚でもいいらしい。

『高速代無料』ということで、手続きに訪れる町民が増えたと聞く。
災害の対応をしなければいけないのにそこへ輪をかけて仕事を増やしてくれたと愚痴っているとか。

高速道路を無料で利用するには、降りるインターチェンジの料金所で「被災証明書」と自分自身を証明する書類(だいたいは「運転免許証」)を提示しなければならない。
そのおかげで料金所が大渋滞しているとか。NEXCOにも仕事が増えた。

今まではETC通過で1000円(休日のみだが)だったので渋滞することはなかったが、いちいち書類に目を通してチェックしているのだから時間が掛かる。その影響で渋滞する。ETCレーンに入れないくらい渋滞が発生しているらしい。

国は余計なことしかしていないのではと思う。
自治体の手間や料金所の手間を考えたら、休日上限1000円のままでも良かったのでは?
というか、区間全車両無条件無料でもいいのでは?

今の措置で無料になっているが、道路のメンテナンスなどの財源は税金なのだろう。
なんか無駄に税金が使われていないか?

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コメント
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