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かりそめボヘミアン

2006-04-11 14:04:00 | うんちく・小ネタ
「ボヘミアンになりたいなぁー」っていう妄想が20歳くらいからあって、
今でも時たま本気で考えたりするんだけど、やっぱムリだと。
世の中のシガラミってやつは想像以上に強敵だし、
僕は一応、会社経営をしてるので、
残念ながらボヘミアンとは対極にあるみたい。


そんな僕をかりそめのボヘミアンにしてくれたのが、
ビートニク詩人たちの作品。
とくに、アレン・ギンズバーグが好きだった。
ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズといったあたりも読んでたかな。


Howl and Other Poems (Pocket Poets) Howl and Other Poems (Pocket Poets)

 Allen Ginsberg
 価格:¥ 720(税込)
 発売日:1956-06


ギンズバーグが亡くなる10年ほど前(1986年?)、
僕のようなかりそめボヘミアンにとって、救われる金言を遺してくれた。
インタビュアーの
「ビートニクスの流れをくんだムーヴメントや人は、今でも存在していますか?」
の問いに、つぎのように答えていた。


それはね、時代によって呼び方が変わるものなんだ。
でも、基本的には“ボヘミアン”として生き続けている。
ボヘミアンとは、インターナショナル・マナーを持ち、
自分の心、自分の肉体、自分のセックス、自分のアート、自分の結婚、自分の生活、自分の人生
をよく把握している人のこと。
そして自分自身の検閲からも、自分自身の抑制からも自由で、
実験の心を持ち続けている人のことなんだ。



やっぱり、ボヘミアンってカッコイイ!


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
M'sさん、ご無沙汰してます。 (K.beauty)
2006-04-11 22:16:26
M'sさん、ご無沙汰してます。
コメントありがとうございました。’ボヘミアン’最初見たときには?? M'Sさんのブログをみて
なるほど~って思いました。
私、ボヘミアン!?(^-^;)
ところで・・・中津の桜はどうですか?こちらはやや葉桜になりかけです。楽しめましたか?
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私も短大で英語科でした。が、国際文化の勉強で文... (K.beauty)
2006-04-15 09:24:31
私も短大で英語科でした。が、国際文化の勉強で文学はあまり触れていません。
でも自分では風邪と共に去りぬのスカーレットのように強くたくましく生きていきたいって思ってます!!
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milo さん、ギンズバーグ ネタでしたのでこっちで... (mf >> milo さん)
2009-11-20 11:46:10
milo さん、ギンズバーグ ネタでしたのでこっちでレスポンスしますね。
  
ギンズバーグを知ったのは、ボブ・ディラン経由です。
そこからビート文学に興味をもちました。
最初は訳本でしたが、
大学時代は原書で読んでいました。
まぁ、気取ってたんでしょうね。
  
佐野元春ファンになったのも、
ビートニク・ムーヴメントを日本(メジャー)でやってるのはこの人だけだ
という感動からです。
それと音楽的には、
フィル・スペクターやブルース・スプリングスティーンが好きだったってこともあります。
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mfさんこちらもよろしくお願いします。 (milo)
2009-11-20 12:37:15
mfさんこちらもよろしくお願いします。
 ボブ・ディランからギンズバーグですか、そういうルートがあるんですね。知りませんでした。佐野元春もビートニクになるんですか。僕は佐野さんは、日本初の字余り歌詞の歌手ではないかとにらんでいたんですけどねえ。
 ビートニクといえばバロウズなんかも読まれましたか?

 僕は高校時代に詩集のよくおいてある珍しい本屋で、初めて見つけて購入しました。
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佐野さんの活動に、 (mf >> milo さん)
2009-11-22 10:47:08
佐野さんの活動に、
「ポエトリー・リーディング」とか「スポークン・ワーズ」
と呼ばれている表現方法があり、
コレはまさにビートニク・ムーヴメントですよ。
「エーテルのための序章」という散文詩があるんですが、おそらくギンズバーグの影響を受けてるんだと思います。
  
こんなライヴ CD もリリースされています。
【 Go URL 】----> In motion 2003 - 増幅
  
ギンズバーグの他には、
ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズ
あたりを読んでましたよ。
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mfさんこんにちは。 (milo)
2009-11-22 13:54:50
mfさんこんにちは。
 確かに佐野元春って「ポエトリー・リーディング」とか「ソングライターズ」でもやっていましたね。そうなんだ、佐野元春っていうのはそういう人なんですね、知りませんでした。僕にとって佐野元春という人は「サムディ」や「ガラスのジェネレーション」といったポップ歌手という印象が強いんで、そういう詩的な部分というのはよく知りませんでした。
 ちなみにmfさんお読みになられたか知らないけど、小田実の「何でも見てやろう」の中で、「有名なビート詩人」と話をするくだりがあって、色々話したんだけど、とにかく小田実の指摘は、詩人というのは貧乏だと、その日も飲みに行こうというと、「金を借りてこなくちゃ言えけない」と言って、本当に金を借りに行ったとか、そういうくだりがあります。僕はこの詩人とはギンズバーグのことではないかとにらんでいるんですけどねえ。
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小田実ですか。 (mf >> milo さん)
2009-11-25 09:01:22
小田実ですか。
うーん、よく知りませんね。
  
僕は、60年代安保運動に携わっていた人を基本的に支持しないし、
プロレタリアートな平和主義者にも違和感を覚えます。
もっとも食べず嫌いだから、
小田実がここにカテゴライズされる人なのかはわかりませんが…。
どうもそういうイメージがあるもので。
  
けど「何でも見てやろう」は、当時のベストセラーだったようですね。
とくに若い人の支持が絶大だったと。
時代でしょうか?
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mfさんこんにちは。 (milo)
2009-11-25 12:26:19
mfさんこんにちは。
 そうですか安保運動には不支持だと、確かにあのころの時代の若者って、なんかとてもトンガってて、ごつごつしてる感じしますね。ちょっと取っつきにくいというか、なんか必要以上にテンションが高いというか。
 小田実は、まさにご指摘の通りべ平連の人だし、ずーっと天皇問題なんかを引きずってた人だけど、僕は彼の著作はあんまり知らず、「何でも見てやろう」位なんですね。
 どうも当時大ベストセラーになったみたいですよ。でも、そうなるのも頷ける面白さがあると思います。痛快だし、カッコつけてないし。

 ビートとはちょっと時代がさかのぼるけど、サンドバーグってお読みになったことおありですか「シカゴ」という詩が有名なはずです。僕の乏しい知識からいくと、ビートのルーツだとか?年代は覚えてませんごめんなさい。ただ、アメリカが産業革命後発展していく時代だったと思います。

 バロウズはギンズバーグとの往復書簡なんか読みましたかね。
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『シカゴ詩集』は読みました。 (mf >> milo さん)
2009-11-27 10:00:06
『シカゴ詩集』は読みました。
これもだいぶん前なのでよく覚えてませんが、
都市をテーマにした詩の草分け的な作品だったような印象です。
  
往復書簡は、『 The Yage Letters 』でしょうか?
大学時代、原書で読みましたよ。
その後、訳本を読んで、
あまりの読解力のなさに愕然としました (-_-;)
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mfさんこんにちは (milo)
2009-11-27 12:25:13
mfさんこんにちは
 「シカゴ詩集」読まれてたんですね。そうですね。僕も訳でしか読んでないけどなんか力強い都市の力みたいな感じがしました。

 そうです邦題がなんといったか「麻薬書簡」とか言いましたか?うろ覚えです。なかなか当時の洟垂れ小僧にはショッキングでした。

 佐野元春ってここで書いていいのかわからないけど、「ライ麦畑の正しい読み方」とか言う本で、ライ麦の表しているものとの関連を指摘されてましたよ。今会社なので家に帰ったら本棚探して、報告します。
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