しかぜきょうこの1日1枚+

スペイン在住フラメンコ研究家/通訳コーディネーターによるフラメンコCD紹介

番外編2 ビエナル06 ロス・ガルバネス

2006-09-17 20:24:40 | そのほか
もーほんとにどーにもこーにもやられてしまいましただよ、ガルバネスには。
はい。イスラエル・ガルバンとパストーラ・ガルバン。ガルバン兄妹。
14日はセントラル劇場でイスラの「アレーナ」再演。
二年前に観てほんま、身体がふるえるくらいの思いを味わった作品ですが
今回さらにパワーアップ。ほんとにイスラは天才。
15日はそのイスラの振付作品「ラ・フランセサ」パストーラの独り舞台。
これもまたすごかった。最初はうーん、どーかなーって感じも実はあったのだが
いやいやほんまよーござんした。イスラの振付けといってもイスラの真似ではなく
めっちゃフラメンカな女である、パストーラの踊りにちゃんとなっていたのがすごい。
男の子のような衣裳がかえって女性らしさを強調し、
女性のこびは女性の強さの裏返しであり
キッチュさがかえってその品格をみせてくれるといった、複雑さ。
何通りにもよめる本のような、そんな作品でございました。
終演後のパストーラ。顔つきが前とはちがっていると思ったのは気のせいではないと思う。
絶対もう一度みたい舞台! とくに真紅のバタ・デ・コーラでのボレロ! 
今夜はイスラの「タブラ・ラサ」でございます。これも楽しみ~

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