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おくのほそ道 草加
皆に送られて 芭蕉は深川を 後に旅立ちました。
元禄2年
奥羽地方の長旅を 突然思い立った 遠い長旅
雪が頭に積もって白髪になるような苦労は覚悟の上であった。
それでも 話にはききながらまだいったことのない土地を旅して
無事に帰れたなら 詩人として 最高の仕合せである
そんなことをおもいながら その日は草加の宿にたどりついた。
やせてた肩にかかる 荷物がまず 苦しめる
浴衣 雨具 墨 筆 紙の着物は防寒用
そのどれもが 捨てがたく
歩きの旅はやっかいなものです。
当時の旅は 野宿も覚悟の旅
キャンプ用品を担いで歩くようなものです。
その 重さを 背に 旅にたつのです。