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ほんとうの強さ ・・・ 7.生あるものは全て柔らかい

2010-08-06 07:18:44 | Weblog
赤ん坊の握力が非情に強いこと どなたもご承知のところですね。


これについて 老子は

・・・ 骨弱ク 筋柔ラカクシテ 握ルコト固シ。


「筋肉が柔弱だからこそ 握る力が強いのだ」と説く。

なるほど いわれてみれば ・・・ 。

赤ン坊は生命力にもっとも富むもの だから もっとも柔弱

だから もっとも強い という理である のでしょうか。



これをもっと広くとらえると

・・・ 人ノ生ヤ柔弱 ソノ死スルヤ堅強。

    万物草木ノ生ヤ柔脆(ジュウゼイ)

      ソノ死スルヤ枯槁(ココウ)。

    ユエニ 堅強ナルモノハ死ノ徒 柔弱ナルモノハ生ノ徒ナリ。


「脆」もここでは 柔らかいという意味。

「槁」は枯と同じで 枯れて水分がなくなることです。


人間をふくめて 地の上の生きとし生けるもの すべて

  生あるときは柔らかく 死ぬと硬直します。


だから 柔弱こそが生命の本質 「生きてゆく力」の本体。

硬くなるとそれだけ その力にブレーキがかかる というわけでしょうね。



それにしても 「堅強者死之道」という結論はすざましい。

「硬い強さは滅びにいたる道」といっているわけですから ・・・ ね。


さて ・・・ 。











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