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この世は ・・・ 手のひらの上

2010-09-03 08:53:22 | Weblog
孫悟空が お釈迦さまと初めて出会ったときのことを

  知っている人は多いと思います。


 有名な中国の小説『西遊記』の中の話である。七十般変化の術と觔斗雲(きんとうん)の法とを習得して 天空を騒がせていた孫悟空がお釈迦さまと出会い
「わしは、七里を一瞬にして飛ぶことができる」
 と自慢気に言ってのけた。
「では、世界の果てまで行って帰ってくることができるか」
 とお釈迦さまが言うやいなや、たちどころに孫悟空は觔斗雲に乗って、はるかかなたに飛びたった。世界の果てに、五本の柱がある。五本の柱にたどりついた孫悟空は鼻高々に、
「孫悟空 ここに至る」
 と書きしたためる。そして、帰ってきて 世界の果てまで行ったと報告する。しかし、悟空が駆けめぐっていたのは、お釈迦さまの手のひらの上にすぎない。そして、五本の柱とは、お釈迦さまの指にすぎなかった というのである。



お釈迦さまの手のひら ・・・ これが人生そのもの です。

大言壮語して 世界の果てまで行っても

  ・・・ たかだか 手のひらの上のマラソン じゃないですか。


・・・ どこに行っても おなじです。



「千里同風」 ・・・
 
  文字どおり 千里四方どこに行っても 同じ風が吹いている

    ・・・ ということです。






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