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父という文字 ・・・ 2.善意のお節介

2011-03-12 06:00:38 | Weblog
職人というものはプロ中のプロで

  脇から口出しされるのを一番いやがる。

それだけ仕事に自信をもち 腕に誇りをもっている。


しかも あらゆる段取りをぴちっと胸にたたきこんで

  一つのリズムに乗りながら作業をすすめる人たちである。

つまり ムダがないだけではなく

  独自の美意識をもって仕事と格闘している人なのです。


この職人たちに満足して働いてもらうことは一番むずかしい。


だからこそ 寺の息子は逆に前のめりになって

  彼らの職場へ参画しようとしたのかもしれません。

善意のお節介だったのでしょう。

「職人は大切にしないといけないよ」

  と父の和尚に教えられていたので緊張していたのかもしれません。


ところが 職人が望んでいたのは

  ・・・ 勘所をおさえた適確な指示だったのです。


しかし これは何も職人の問題だけに限りません。

企業内部でも同じようなトラブルがよく起こっている。

                       (3.につづく)




* エジプトで





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