金魚迷宮★

広島系江戸錦・変わり土佐錦魚・らんちゅうなどの飼育日記や
探り釣りなどの記録です。

江戸錦 2

2014年04月04日 | 江戸錦
広島系江戸錦の軌跡のような感じになるが
残っている画像をなるべく、時系列に並べてみた。

90年代後半に弥富産と郡山産の江戸錦を交配してスタートした広島系江戸錦。

当初は横観での体型の改良を進め
次に頭部の肉瘤の発達を良くすることを主眼に改良を進めていた。



3~4歳でそこそこ肉瘤の発達を見せていた個体。
墨・浅葱色が飛んでしまったのが勿体無い記憶がある。


肉瘤は発達しやすくなってはいたものの、まだ物足りなかった頃の当歳魚。
この後、貴重な系統の協会系らんちゅうと江戸錦を交配して
作り出した自家産の桜錦とこれらの江戸錦を交配して
改良を進めて行く。

今となっては 自家産の桜錦は江戸錦の改良の素材として
わざわざ、作り出したものだったと言える。




この頃から、フンタンの発達する個体が現れて来た。
通称『鼻黒くん』と呼ばれたこの個体を翌年から種親に使い
さらなる進化を遂げていく。







色彩・尾型・肉瘤とバランスの良い個体が産まれ易くなっていた。



2010年ごろに更に進化を遂げる。
フンタン爆弾と呼べるような個体群がチラホラと現れ
これらを種親に使って採卵して行くようになる。











普通鱗の個体。
漆黒に近い黒の揚がりを見せる個体も稀に現れる。










今年はどんな江戸錦が飼育場で華を咲かせるのだろうか?


安芸錦 1

2014年04月04日 | 安芸錦
画像が残っている歴代の自家産 安芸錦たち。

広島系江戸錦から産まれて来る、透明鱗の白色個体群。
背中に浅葱色が乗り、尾鰭に蛇の目模様が入る個体はとても美しい。

当歳のときに蛇の目模様が入っていても
2歳・3歳で飛んでしまうことが多いので
背中に浅葱色 尾鰭に蛇の目模様を持った個体はなかなか残らない。

浅葱色は飼育環境の違いなのか?
当歳の時は白色のみだった個体も2歳でぐんと揚がって来る個体もいる。

体型は広島系江戸錦ゆずりで 長手タイプが多い。
2010年ごろより 安芸錦もフンタンが大きく発達する個体が
産まれて来るようになっている。