反転授業実践ブログ

反転授業の取り組みその他を周知させていただきます。

今学期の解説動画をすべて配信しました

2015-02-07 22:48:44 | 日記
2月の23日から3学期期末考査が始まります。それに向けての解説動画を
1月中にすべて配信しました。1年から2年3学期まで、700本の解説動画になりました。
今でも予習が滞る生徒もいますが、早目早目の予習をしかけて何とか予習⇒演習⇒復習のかたちを
仕掛けています。実際には演習プリントまで予習できている生徒は少ないですが、一斉授業していても
同じ状況が今までもあったので変わらないと思います。
継続して記述しているように、授業時間以外でも教科書を進めることが理屈上可能なので、
進捗状況は計画的に設計でき、テスト1週間前までには数学Ⅲの微分法(教科書+問題集全問)がすべて終了します。
プリント枚数は32枚、教科書60ページを1月9日~2月14日(ほぼ5週間)で終わらすことができます。
また2月16日~21日の1週間は振り返り(復習)にあてます。

ところで1月の最初に行った実力試験の結果が間もなくでます。1年でどれだけ数学力が伸ばせられたのか
ペーパーテストで測られる学力の推移はどうだったのか気になるところです。

前にも記述しましたが、私の授業デザインは目に見えない力(ペーパーテストで測ることができない)も
授業内で同時に訓練していると考えます。他の生徒に教えたり、わからなければ自ら聞きに行ったり、お互いに理解を
深めていく話し合いをしたりといった力です。(廊下から見れば授業崩壊と見られかねないですが)
授業時間内のすべてを教師が管理監督するのではなく、生徒の自発的な学習姿勢によって授業中の時間が
経過しています。ただし、この点については生徒の積極的な姿勢がどこまで自律的かに委ねるところが
大きいので、すべての生徒がこの授業形態に大満足とはなっていません。

成績が極端に下がらなければこの授業形態はありと考えます。
反転授業と協働学習は別のもので、反転授業や解説動画はこれからの時代のおいて
不可欠な学習ツールだと思います。ただし、さらに創造的な能力を身につけるのには
どのような授業形態が良いのか、本当に協働学習が効果的なのかということも含めて
手探り状態です。実践してみてそれなりに手ごたえは感じているところですが。


教科書を中心とした反転授業も残すところ数学Ⅲの積分法と式と曲線を残すのみとなりました。
あと100本も解説動画を作成すればこのスタイルの反転授業は一段落と考えています。