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パパログ

日常で感じた事などを綴ります。

現実か夢か

2007年11月17日 | 胃癌患者の覚書
今の自分の体調から考えて、手遅れ寸前を経験し死も覚悟した事が
まるで昔の事の様で、他人事のようにも感じる。
だけどあの出来事は事実であって今年前半まで抗がん剤をしてたのも
事実。

だけど最近今流れてる時間が「おまけ」なのか「延長」なのか
不思議に感じる事がある。
もしかしたら今が無かったかもしれなかったのだから。
せっかく復活できたこの素晴らしい日々をどう大切に過ぎすべきか
考える事がある。

でも明らかに病気をする前より元気に生きている事に感謝する事は
多くなった。そしてポジティブにもなった。
もしかしたら次回来年の4月の検査で大事になるかもしれないし
今を楽しんで生きたいな。

術後2年目

2007年09月21日 | 胃癌患者の覚書
今日で術後二年目になりました。
まあよくぞ生き延びてると自分で驚いてます(笑)
それくらい症状は良くなかったし悲観的な状況でしたからね。
主治医曰く「術後1年間が一番慎重に経過を見ないといけない期間」だったそうですが、それも無事乗り越え抗がん剤も通常以上に服用させられて頑張りました。

癌の転移や再発って4,5年経っても突然現れたりするので
もうこれで大丈夫って無いもんなんですよね。
一番良いのは癌にならない事です(キッパリ)
私なんか定期健診毎にババ抜きしてるようなもので、生きた心地しないです。

まだ肝臓に影があって要経過観察の身なので安心は出来ないけど
きなこ&やよいの骨を拾うまでは這いつくばって生きるつもりですよ。
それにまだ楽しい事ももっと経験したいし、やりたい事もある。
何より両親より先に死んだらバチ当たりですしね。

でもきなこの存在は大きかった。
いくつもの苦痛も「きなこの為に生きねば」と思って踏ん張りました。
そしてきなこママの支えも大きかった。感謝してます。
今日は生きてる事のありがたさを再確認する1日でした。

ルールとマナー

2007年08月26日 | 胃癌患者の覚書
以前から書くべきか黙っておくべきか悩んでいましたが
今回ある事をきかっけに書く事にしました。

我が家は以前から色々なワンコ交流をさせてもらっていますが
ワンコが嫌がる事をされる方が居て問題だと感じています。
自分のワンコをどうしようと勝手ですし口出しするつもりはありません。
ただきなこ・やよいだったりきなこ家の友達ワンコにルール違反な接し方は
断固断ります。
今まで黙ってきましたが、今後そういう場面にあった場合ハッキリと
対処する事も決めました。

今回我が家の柴友が乱暴にされる場面に遭遇しました。
柴友の飼い主さんが側に居ましたので第三者の私は喉まででかかった
言葉を飲み込みましたが、手荒い事をした本人は悪びれる様子も無く
謝罪もありませんでした。
もし相手のワンコに怪我やトラウマがあったらどうするのでしょうか?

以前から思っていましたが思い切って書きます。
オフ会などワンコ交流で、きなこ家に関る云々関係なく愛犬にされて困る事や
嫌な事が生じた場合は相手に毅然と注意を言ってもらって構いません。
基本的に今まで交流してきている方々はルールやマナーは暗黙で
守れる方々なのですが、そうで無い場合があるので書きました。
今回も含めて食べ物を勝手にあげたり、引きずり回したり、からかうような動作をしたり
ワンコが嫌がる様なそういう事は止めてもらいたいです。

体調

2007年07月31日 | 胃癌患者の覚書
7月も終りますね~。
私は5月に抗がん剤が休止になりましたが、6月くらいまで
なかなか薬が抜けない?のと、抗がん剤で殺してしまった
キラー細胞が復活せずなかなか体調が戻りませんでした。

7月に入ってから段々と食欲も戻って体も軽くなってきて
今ではバリバリご飯食べてますし元気です。
食事もダンピング(詰まって苦しくなる事)や低血糖も無く
お刺身意外は何でも食べています。

昨年の夏は抗がん剤を服用している事もあったし、筋肉が
全然戻っていなかった事もあって汗をかかなかったし
暑いとあまり感じなかったんですが、今年は暑い(笑)

元気になって精神的にも前向きだし良いのですが、キラー細胞が
活発になるという事は、もし癌が残っていたら癌も活発になって
復活すると言う事です。
抗がん剤もどこまで効いたのかわからないし、手術で胃などを完璧に
取りましたがリンパ節に8個も癌が乗った形跡があったので
体のどこかに潜んでいる可能性が十二分にあります。

そう思うと8月の血液検査や10月のCT検査は凄い不安だけど
今元気だからしっかり毎日を楽しんで生きたい。
あと再発したら抗がん剤はもうしない、死をむかい入れると決めかけていましたが
きなこ・やよいの事を思うとやっぱり出来ることはすべきだと
考え直しています。

あと1週間、1ヶ月、半年、1年とそれぞれ目標を持ってそれに向かうように
心がけたいです。結構そうする事で体の持ち方が違うんですよ。
目標は基本的にきなこ・やよいとのお出かけやオフ会なんですけどね(笑)

気づいた事

2007年07月12日 | 胃癌患者の覚書
昨日散歩をしていてある事に気付きました。
5月から抗がん剤が休止になって1ヶ月位はなかなか調子が戻らず
良くなかったのですが、それからは日々調子が良くなり今では
癌だった事も胃が無い事も感じないくらい元気です。
むしろ胃があった時より1日トータルでよく食べてる(笑)

精神的にも手術前の元気な頃の様な状態です。
そこで気付いたんですよ。
病気をしたり術後だったり、抗がん剤を服用してる時に
精神的に前向きになるって無理があるんです。
体が元気だから精神的にも元気なので、体がおかしいと精神的にも
参ってしまいます。

よく励ましの激励で「前向きに頑張れ!」とか身内を含め
声をかけてもらって、自分でもそうあるべきだとわかってるけど
どうしても「死ぬかもしれない」とか気持ちが明るく持てないとか
ありました。
でも今思えば仕方なかったんだと思います。
心と体は比例してるんだと感じましたね。

ただ現実問題として、今は調子が良いけどまだまだ予断は許さない
状況だという事は常に頭の中にあります。
明日、来週、来月、来年が当たり前にあると思わず1日1日を
しっかりと生きて生きたいな。

食事

2007年07月05日 | 胃癌患者の覚書
抗がん剤が休止になって味覚も戻り食事が美味しいのですが
色々な食材の中で一番安心して食べられるのがご飯(お米)なんです
胃癌患者会のアルファ倶楽部とか他の本などを読んだら
炭水化物よりも魚や野菜などおかずを食べる事が大切だとあります。
炭水化物はあまり摂らない方がいいという事も聞きます。

だけど柔らかく炊いたご飯は量も一番多く食べられるし、食べた後の
安定感も一番良いんですよね。
恐らくブドウ糖が含まれてるからじゃないだろうかと勝手に思っています。
我が家はご飯を炊飯器で炊いたら100g入るカップに小分けして
冷蔵庫に入れています。保温機能を使わず節電と新鮮さを保つ為の方法です。
必要な量をレンジでチンして使います。

きなこママに頼んで間食用にミニおにぎりも作ってもらいました。
実はきなこママおにぎり作るの大っ嫌いなんですよ。理由は面倒臭い
一時期私は自分で作ってました(笑)
今回お米を食べた方が安定感がある事を伝えて作ってもらいましたが
おにぎりが簡単に作れる道具があったらしく簡単に作ってました
今後はおかずもまとめて作ってもらって小分けして食べようかと思います。

ペッパーライス

2007年07月01日 | 胃癌患者の覚書
今日はきなこママが尾道に日帰りした事もあって
夕食はペッパーランチに行く事にしました。
お墓参りして帰って飯作るの大変なのはよくわかります。
私も結婚前に一人暮ししてた時は意地になって自炊してたけど
きつかった。。。特に食後の皿洗い。
いっつも小人がやってくれんかな~って思ってましたよ

今日はいつもより早めに行ったからなのか、お客さん賑わってました。
なんか頭茶色い元気のいい若人がやかましかったけど
私はビーフペッパーライスを食べました。
ご飯が炊きたてで柔らかかったので食べやすかったです。
でも1度の量はこれが限界ですね。もちろん水分は一切禁止
1時間後位に水分補給って感じです。

最近は食事の仕方も覚えたのでダンピングも無くなったし
低血糖もほとんど無くなりました。
やっぱ人間食べてなんぼですね~
最近はお肉が無性に食べたいです。あと焼き魚も食べたい。

体調

2007年06月29日 | 胃癌患者の覚書
抗がん剤を一旦休止して2ヶ月が経ちました。
経過は超良好です!抗がん剤があんなに日常生活まで駄目にしてたとは
想像以上でした。

普通の健康状態が1ヶ月以上維持できるのは2年振りですから
毎日の体の調子の良さに感謝しています。
食事も益々胃が無いとは思えないくらい1度の食事で食べれるようになり、
わざわざ何度にも分けなくても普通に3度で出来る感じまで回復してます。
お通じも気をつけてて順調です。

ただもし抗がん剤が効いていたとしたら休止してる今、再発の可能性も
十分あるわけで8月の血液検査、10月のCT検査が怖いですが、
癌が再発&転移してない事を願うばかりです。


胃がん生存率 70→80%に

2007年06月18日 | 胃癌患者の覚書
6月17日の読売新聞25面に最新医療のコーナーで
「手術後 飲む抗がん剤 胃がん生存率70→80%に」との
タイトルで記事(←クリック)がありました。

記事の中に
「手術で胃を切除した100人の患者がいた場合、
70人はTS―1を飲んでも飲まなくても3年生きる。
生存率の差の10ポイントは、TS―1のおかげで3年生きられる人が10人いるということ。
残る20人は、たとえ薬を飲んでも3年未満で亡くなる」
という部分があります。

一つのデーターとしての見解ですが、これが現実です。
周りの家族や親戚から励まされるし、死ぬ事や再発の事は考えるなと言われます。
もちろん考えたってなるものはなるし、ならないものはならないので
どうせなら前向きに考えています。
しかしその反面、現実とも向き合わないといけない。

だから常に頭の中に来年、半年後は無いかもしれないって覚悟はあります。
だからこそ今やりたい事や出来ることを頑張ってるつもりです。
今年の9月で術後2年目を迎えます。
まだ抗がん剤を止めて1ヶ月しか経ってなくて、もし抗がん剤が効いていたとしたら
休止したので再発してるかもしれません。
8月の血液検査と10月のCT検査がハードルです。

術後の頃を考えれば驚くほど回復したし、今はお刺身以外何を食べても
大丈夫な現状は奇跡的と言っていいと思うし感謝しています。
でもまだ数年は気を引き締めて現実と向き合うつもりです。

あとパパログで書いてる「リハビリ」に関してですが
決して同情や慰めをもらうつもりで書いていません。
健康な人への警告メッセージだとも思っていません。
自分が感じて思った事を書き記してるだけです。
でも読んで何かを感じてくれたり、同じ様な病気になった人が
読んでくれて勇気を持ってくれたら嬉しいです。


元気があれば何でも出来る!

2007年06月12日 | 胃癌患者の覚書
タイトルの言葉はアントニオ猪木の言葉だけど
自分が病気してこの言葉の重みがよくわかった気がします。
ここ最近立て続けに自分、きなこママ、両親、親戚などに病気が
続いています。

健康でいるとつい明日は当たり前のようにきてしまうと
思ってしまいますが、元気に日々過ごせる事ってとても
ありがたい事なんですよね。
私は自分が死に直面してからは「生きる」ってなんだろう、とか
自分の人生ってなんなんだろうかと考える事が多くなりました。
結局答えは出ないけど、リアルに考えます。

仮に年齢的や肉体的な寿命でもあと30~40年位でしょう。
だとしたら残りの人生って楽しく生きたいって思います。
そのせいなのか、私もママも大病してからは大きな喧嘩が
まったく無くなりました。
喧嘩をしてもすぐに謝る事が出来て仲直りも早くなりました。
傷口が大きくならないうちに早く仲直りするって大切だと思います。

「ごめんなさい」が素直に言える事。それを受け入れる事が出来れば
仲直りって早いですよ。だって大抵喧嘩の原因って
大した切っ掛けではない事多くないですか?(笑)
元気な内にきなこ・やよいも含めて家族みんな仲良く暮していきたいです。