goo blog サービス終了のお知らせ 

パパログ

日常で感じた事などを綴ります。

深浦加奈子さん

2008年08月28日 | 胃癌患者の覚書
女優の深浦加奈子さんが癌で亡くなられたと
ニュースで知りました。
まだ48歳で若かったのですが、癌は5年前に
発病していて治療しながら女優業など
こなしていたそうです。

S状結腸がんと診断され、治療しながら
入退院をしていたけど肝臓に転移が判明し
肺にも転移していたそうです。
腸から肝臓に転移してる場合はリンパに乗って
転移したと思われるから全身に回ってたと思う。

癌に関するニュースには物凄い敏感だから
色々考えてしまいます。
私も肝臓に陰があって要経過観察のままだから
他人事ではないです。

前にも書いたと思うけど、1度癌になったら
完治なんて無いと私は思います。
最期に死んだ時、何の病名だったかで
完治だだったかどうかが分かるのだと思うのです。

この夏に少し体調の並が激しく、正直ヤバイかな?と
頭を過ぎる事が何度かありました。
その事があったからかどうなのか、人生なんて短いな~と
シミジミ感じてます。
健康で癌の事とか死の事なんて自分には遠い関係ない話だと
思っていた頃が懐かしいし、それって幸せな事だと思いますね。

残された人生、自分が何が出来るのか時々考えるけど
大した人間じゃないんで我が子達のお世話頑張る事が
俺の使命かもしれないと思ってます。
な~んてカッコつけすぎでしょうか?まあ本音ですけど。

忌野清志郎さん

2008年07月14日 | 胃癌患者の覚書
ニュースで歌手の忌野清志郎さんが喉頭癌から復帰したけど
左腸骨に癌が発見されたと見ました。
恐らく転移だと思うけど、喉頭から骨盤に転移してたという事は
もう全身転移の可能氏が高いです。

喉頭癌の時に1年7ヶ月活動休止して治療後に復帰して
芸能ニュースなんかでは完治したとか克服したとか報道してたけど
癌は1度なったら完治なんて事は無いんだと私は思っています。
完治と言われるのは総合的なデーターから医療上数字で節目をつけないと
本人も病院側もキリが無いからだと思います。

本当に完治だったかどうかはその人が最期に無くなった時に
癌だったか違うかで分かるのだと思う。
1度癌を患ったら死ぬまで再発と言う爆弾を抱えて生きてくのですよ。

でも今回の報道を聞いて、俺もまだ3年経ってないしわからないよな~と
感じましたね。
でも最近は元気になって食欲もあるし体調もいいので、前みたいに
再発や転移に怯えてる感覚は無いです。
もう開き直りですよ(笑)
私の場合は胃が無いので再発は無いけど、あるとしたら転移。
肝臓か膵臓、食道あたりが一番転移の可能性が高いけど
腹部リンパにも癌が乗ってた形跡があったから、もしかしたら
体のどこかに潜んでるかもしれないですけど。

とにかく今は元気だから毎日をしっかり生きる事。
人間は遅かれ早かれ必ず死ぬんだから、、ジタバタしたって仕方ない。
忌野清志郎さん、辛いと思うけど癌と戦ってください。
癌患者はあなたの気持ちはわかるよ!

日々思うこと

2008年06月02日 | 胃癌患者の覚書
すっかりパパログは休眠状態です(苦笑)
体に関しては一応順調で、ダンピングも起こしてないし
どうしたら体調を崩してしまうかも把握できて来ました。
対処も分かってきたし精神的にも安定感があります。

日常生活で時に「やはり体力は並以下だ」と感じる事はあるけど
他は普通に出来てるし、やりたい事ややらなければいけない事に
日々追われつつ、追っています。

でもやはり思うのは「人生なんていつ終るか分からない」と言う事。
特に爆弾を抱えてる私は死と隣りあわせだ。
でも悲壮感もないしどうせなら笑う日が多いほうが良いと思い
そうなるように前向きにしてるつもりだ。
と言ってもイライラする事もあるけどね。
人間なんだから喜怒哀楽あっていいじゃない。

きなこママとも話してるんだけど、きなこ&やよいを看取るまでは
私達の生きる使命だと思うから、それまでは頑張ろう!って。
だからきなこ&やよいの為に当たり前の事は必ずするように
心がけて実践してます。
日々の運動散歩だって毎日は正直大変ですよ。
体力も時間もモチベーションも必要で、続ける事は並大抵の事じゃないと
私は思います。

でもほんと生死のライン間際を経験できてから、随分価値観や
考え方は変わったと思う。
でも他の事に頼るのではなく、自分の生命力と信念で貫き通したい。



何を頼るのか

2008年04月15日 | 胃癌患者の覚書
今日は定期検診で血液検査をしてきました。
腫瘍マーカーなど問題なく貧血気味だけど健康に問題なしでした。
今回カルシウム不足の問題からサプリメントを病院から
出してもらうつもりで先生に聞いた所、腎臓などの病気で
どうしても必要な場合の薬しかなく通常のは無いって言われました。

さらに食事で取れば大丈夫みたいな事言ってたけど
健康な人間は胃があるので胃から分泌される成分も含めて
栄養が作られ腸で吸収されるけど、胃が無い場合は食事からの
吸収は非常に低くなります。
それでなくても食べれる量は笑ってしまうほど少ないのに・・・

結局先生は胃が無い患者さんで今までカルシウムのサプリメントなんて
摂ってる人居ませんよって鼻で笑われましたがマジでムカつきました。
俺がその最初の患者だったらどうすんだよ。

医者って過去のデーターや経験のみでしか対応しないから
新しい局面に遭遇した時に正面から向き合おうとしない傾向が
あるように感じるな~。
確かに総合的な知識や経験は豊富だろうけど患者の言葉が
一番重要なのに気付いていないんじゃないかな?
胃が無い事による歯のモロさも知らないようだったし。

結局医者は手術と経過観察までが仕事で、私のような場合は
自分で考え実践して患者同士などで情報を共有して
進んでいくしかないみたいだ。
病気になってつくづく癌に関しても胃が無い生活に関しても
情報が少なすぎる。

何でもそうだけど結局自分が経験して初めてその人の気持ちが
わかるんだろうね。

胃癌患者会の会合

2008年04月12日 | 胃癌患者の覚書
今日は広島にある胃癌患者会の会合に行ってきました。
昨年は尾道の病院の一室を借りて勉強会?をして
今年は広島市内で行われました。
毎年交互に開催しています。

今回の集まりは8名で少し寂しい感じもしましたが
何でも尾道での開催では外科と内科の先生が
胃癌関連のレクチャーをしてくれるので人気が高い?とか。
昨年初参加で現在の胃癌手術の技術など聞きましたが
手術した後の私には特に必要に感じない内容だったんですよね。

今の問題は食事と今後気をつけるケアの事。
カルシウム不足問題や胃の無い事による問題点と予防策など
そういった事が知りたいのです。

なので今回の広島市内での患者のみでの開催でも
十分勉強になります。
今回もやはり私が断トツの最年少で手術も私が一番
最近の患者でした。

今回の懇談会で判明したのは皆さん胃癌が発覚した時は
偶然健康診断や他の病気で検査した時に発覚した場合がほとんどで
自覚症状があって検査した例は私くらいでした。
皆から胃癌の自覚症状ってどんな感じだったのか興味津々に聞かれました。

だから年齢的にも症状的にも私の場合は手遅れでもおかしくなかったのだと
改めて認識し、ちょっと背筋が凍る思いでした。
皆同じ苦労をしてるだけに話題は盛り上がり、結束感もありましたね。
そして皆思ったのが自分達は助かって運が良かったという事。

こうやって苦労話をできるのも生きてる証拠なのです。
食事が大変でも副作用があっても人間生きててなんぼです。
今回も先輩患者さんからの知識を学ぶ事が出来て
今後の参考になりました。

私の歯がもろくなった件はやっぱり同じ様な症状の方が居て
何か胃の全摘と因果関係があるはずだと話題になりましたね。
という事は私の場合、今後も歯の破損は続く可能性があります。
あとカルシウムは錠剤等で補助する場合、胃がある前提の場合の
錠剤もあるらしいのでその辺の事前確認は必要みたいです。

あと骨密度の検査も定期的にされてる方も居たし、
皆大腸検査されてて驚きました。中には毎年1回されてる方も!
確かに胃がない分、腸への依存度は高いし転移の事も考えての
検査だと思うけど、私は大腸検査嫌だな~。
腸の癌になるのなら「それはもう寿命」だと捉えるしかないかな。

あと会員の方で年齢的な事で亡くなられた方が4名もおられたそうで
少し寂しい感じでした。
ただ皆さん大正生まれや昭和一桁の方が多いのです。
この会の仕切り役の方も年齢的な問題から今後誰かに
バトンを渡したいと言っておられました。

今回2時間の会合でしたが、とても楽しく勉強になる内容で良かったです。
来年もまたメンバーの方々と元気な顔を見せ合いたいですね。

悲報

2008年03月05日 | 胃癌患者の覚書
作家の柳原和子さんが2日、卵管がんの為亡くなられました。
57歳でした。

柳原さんは私が術後退院して次の日か2日後くらいに
テレビで出演しているのを偶然みて、同じ癌患者として頷きまくるほどの
考えをされてて存在を知りました。

前にもブログで書いたけど柳原さんの著書を読みたいと
思っていましたが、突然の悲報に驚いています。
たしか97年に卵管癌が判明し、肝臓に転移もしてて
ラジオ治療波などで治療し一旦良くなったけど
03年に再発があったと聞いていました。
たしか最初にわかった時に余命を宣告されていたと
記憶しています。

テレビなどで元気な姿を見てたし、回復しているのだと
てっきり思っていたのでかなりショックです。
やはり癌は再発の危険がかなり高い病気なのだと
改めて思いました。
あと今年は柳原さんの著書を絶対読むと決めました。

まだ人生これからのはずだったのに残念です。
ご冥福をお祈りします。

体調

2008年02月26日 | 胃癌患者の覚書
どうも一昨日くらいから急に体調がおかしくなり
食欲も無く手術した周辺が時折ジンジン痛み
脱力感で何と言えない体調悪化に陥りました。
調子が良かったのを良い事に徹夜し過ぎたのが
いけなかったのか?と思いつつ、もしかして再発か?と
覚悟もしました。

もし数日続くようなら病院へ行こうかと思いましたが
体を横にしてたら少し良くなりました。
検査は再来月なのですが、もし癌だったら
結構進んでしまうな。
元気になってすっかり生きれることが当たり前の感覚に
戻っていたので反省してます。

自分は死んでもおかしくなかったんだし、今後も再発の
可能性はあるんだから1日1日大事に過ごさないと
いけないと、改めて感じました。

砂糖なし

2008年02月21日 | 胃癌患者の覚書
胃を取ってから再三虫歯や歯が欠ける事が続いてて
正直ウンザリなんだけど、原因がさっぱり分からないので
厄介です。

術前と変わった事は間食が圧倒的に増えた事。
起きていれば1時間に1回は何かを食べてコーヒーを飲んでいます。
コーヒーは術前はブラックだったけど
胃を取ったら腸しかないし術後1~2年は体が馴染むまで
刺激のあるブラックは止めて、ミルクと砂糖を入れるようになりました。

歯磨きはなるべく食後にするようにしていますが
食事の感覚が短いのでお湯で口を濯ぐとか気をつけるように
しています。歯磨きの仕方も丁寧に変わったつもりですけどね。

それでも虫歯が止まらないようなので、今日からコーヒーは
ミルクだけ入れる事にしてみます。
早速1杯飲んでみたけど大丈夫でした。
抗がん剤を服用していた時に、水分を沢山摂る癖がついたままで
頻繁に水分(今はコーヒーばっかり)を摂ってます。

胃が無いと利尿作用って高いので夏場じゃなくても頻繁に
水分補給は悪い事ではないと勝手に思ってる(笑)
コーヒーを飲む時に砂糖を入れることは糖分摂取につながり、
低血糖の予防になってると思っているんだけど、
今後は気をつけないといけないかも。
低血糖で失神だけは避けたいな。

歯が欠ける

2008年02月19日 | 胃癌患者の覚書
日記で前にも歯が欠けると書いて皆さんから
カルシウム摂ると良いってアドバイスもらったりしましたが
しばらく欠けは無くなったのに先日またもや欠けました。

今度は被せ物をしてた奥歯で、さらに手前の歯も側面に
ヒビが入りまくっているのに気付きました。
欠けた歯はどのみち歯科に行かないと虫歯になったら
大事なので行ってきましたよ~。

先生も驚いててすぐに治療してもらいました。
結局割れた歯やヒビ入った歯は強力なセメント?で固めて
歯全部を被せる事になります。
そうすれば割れないで済みます(たぶん)

先生に「歯ってこんなに頻繁に割れるもんなんですか?」と
聞いたら先生も首をかしげて「こんな事は普通無いね~」と
不思議そうでした。
多分1時間おき位に食事しててよく噛んでる事と
胃を全摘した患者に多いカルシウム不足がリンクして
こんな症状が出るんだと思う。

胃癌患者って高齢になってなる場合が多く
若い人が胃癌になった場合は気付くのが遅れて
手遅れのパターンが多いみたいですが、若くして
胃を取った場合のその後の歯の状態のデーターって
少ないんじゃないかな?

もし癌が再発しなくて細々と生き延びれる場合は
遠くない将来は総入れ歯になっちゃうかもね~。。。
でも生きてれば何でもいいや(笑)

あと毎回思うんだけど歯の治療中って耳栓しちゃ
いけないのかな?
だって皆あのリューターの音って嫌でしょ?
聞くだけで背筋が寒くなる(笑)
だから耳栓かヘッドホンで音楽ガンガンに流して
音を遮るって案はどうでしょう?

外食

2008年01月08日 | 胃癌患者の覚書
やっと食事の摂り方もわかっていて
最近では汁物も少しあっても同時に
食べれるし、年末は年越しソバも普通に
食べれました!

味覚も戻って食欲もあるし、術後に思っていた
外食でラーメンやお好み焼きを食べに行こうかと
思っています。
散歩中に有名なラーメン屋とかあるんですが
胃を取ってから1度くらい食べればよかったと
後悔してて諦めていたんです。

でも今だったら普通に食べれると思うので
今年中に行ってみようかと思っています。