日々徒然なるままに

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忘れ得ぬ日     お大國様をお祀りに

2019-03-11 20:30:08 | 災害等について
こんばんは。
朝は昨日の名残のような雲が多く残っておりましたが次第に晴れてきました。
風は幾分冷たいものの、まぁまぁのお天気となったようでした。




                                        





                                         





午前中は昼からの仕事に備えて車を借り出してき、一度戻っていつものように祝詞奏上させて頂きました。
今日3月11日は忘れることの出来ない日でもあります。
そんな思いを抱きながら祝詞を奏上し奉幣を振りました。
祈念し終わって目を開けると、私のすぐ真横でネコがぴったりと寄り添うように座っておりました。
こんなことは初めてでした。
ネコ自身、何か感じるものがあったのでしょうか。
祈念した際に頭に入ってきたのは大神の言葉でした。


 大神

 “ この八年 多くのことが変わったであろう

   物事は生々流転 留まることを知らぬ

   けれど 立ち止まり 留めねばならむこともある

   そなたら その者らの思いも 受け取れ

   数多の人々が忘れ得ぬことを 留めよ

   数多の人々へ伝えよ そが役目ぞ  ”



言うまでもなく、東日本大震災の起こったあの日です。
忘れようにも忘れられない、今でも爪痕の残る、復興も半ばの現地であろうとも思われます。
それら全てを感じ取りながら、このような言葉を掛けられたのではと思います。
多くのことが変わり、変わり果て、けれど物事は生々流転、とどまることを知りません。
そのように変わってしまっても尚とどめねばならない物、思いも確かにあるはずです。
それらを心に気持ちに受け止め、受け取り、とどめていくこともせねばならぬのだと感じております。
月日が経てば忘れ去られてしまうから、だからこそ忘れ得ぬ思いとして己が心に、また多くの人々に語り継いで行くことの大切さを伝えて行け、
そのように言われたのでした。
自分自身はどのようなことであったのか知る由もありません。
あの日、あの時間にたまたま友人と電話をしていた最中に電話の向こうから凄まじい物音が響いて来るのを聞きました。
このことは昨年の今日のブログへも上げておりますので詳しくは述べませんが、あの日が近づけばどうしても思い出す出来事です。
遠く離れた地で多くの人々が同じ時刻に時間に大きな波に飲まれて逝ってしまった。
田んぼも畑も道路も家も何もかもを黒い波が襲い飲み込んでいってしまった。
その事実はしかし何年経とうとも記憶の中から消えることはない、そう感じます。
その事実を、出来事を、また悲しみも癒えぬ気持ちをも抱えつつも語り継いでいくこと、それが大事、そう言われたようでした。
鎮魂の思いの日と感じております。

下の3枚の写真はたまたまそんな日の前後に撮っていたものです。
1枚目は亀の背中に鳥が乗っているように感じているものです。
次はごく普通に撮った空の雲。
千切れ雲が、何かしらその日の午後からの有り様を現していたように、後に感じておりました。
次の日の夕方には何事も無かったかのように穏やかに暮れた日、彼の地ではどれほど大変であろうか、と思いながらも何も出来ぬもどかしさを
感じていた夕刻でした。




                                        
                                           




                                            





                                            





此処からは今日の事となります。
午後からは信者さんのお宅へ先だって当選されました福徳会の壱等の銀のお大國様(霊宮入)をお持ちし、お祭をさせて頂きました。
此方はかなり古くからの信者さんです。
神棚は元々この宅の先代からの物ですが、今は既に定年をかなり前になされたその娘さんご夫婦が継いでおられます。
ですので年齢から言えば、自分よりも一回りほど上の方となられます。
参らせて頂きますとちょうど震災の慰霊式の様子を、後何十分かで始まろうかという感じでテレビでご覧になっておられました。
時間は二時を少し回った頃、件の時刻にはまだ時間がありますので先に神様のお祭をさせて頂く事と致しました。
此方のお宅は以前にも銅のお大國様(霊宮入)がお越しになっておられます。
既に10年位は経っておられるでしょうか。
その時は確かご主人が当選なさったのでした。
今回はその奥様です。
つまりはご夫婦共に当選されたということになります。
相当に珍しい稀有な出来事です。
参ると毎回ワンワンキャンキャンと吠えて歓待してくれるワンちゃんが今回もひとしきりそのようにして、やっと落ち着いたところでお祭りを
始めました。
お祓いをし、まずはこの霊宮のお大國様が今ひとたび、杵築(きずき)の大社、出雲大社からお越し頂けますようにとおーーーーっという警蹕
(けいひつ)の声を出し、お招きさせて頂きました。
その後に祝詞奏上させて頂いたのですが、自分の後ろへさっきまで大騒ぎしていたそのワンちゃんも不思議に吠えることもなく大人しくして
座ってくれていたようでした。(決して小さいワンちゃんではなく中型犬といったところです)
他にも何匹かのネコもいたようですが、それぞれ騒ぐことなく静かにしてくれておりました。
動物達の方が神様のことはよく分かる、感じるようでもあります。

そんなお祭を終えると時間がちょうど2時45,6分でした。
早速にテレビを着けて頂き、刻にはご夫妻共々黙祷を捧げました。
あの大震災に限らず、その後も多くの地震や災害等で命を落とされた方々、御霊となられた方々のご冥福も併せて祈念申し上げた次第です。

                                           



                                             





高速を使い多少距離のあるお宅へ伺ったからかお祭りを終え、車を返しに行き帰りのバスを下りる頃には空には細い三日月が出ておりました。
あの日の夕方は先ほど出したようなお天気でしたが、果たして月はどうであったのか覚えがありません。
ふと見上げた空に月を見つけられるだけの余裕があるからこそ、見えた今日の三日月かも知れません。
穏やかな日々が続くよう、願う思いです。





                                             
                                             (小さく見える白いのは飛行機です)




本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。

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