この前、コートを買い替えました。19年振りの事です。
僕は大学を出た後、コートに強いアパレルメーカーに入社しました。
まだ、バブルっぽい臭いのする頃で、当時の人気企業は商社でした。多くの会社は自社を「商社」と位置づけてイメージアップを図っていました。きもの問屋が繊維商社、アパレルメーカーはアパレル商社と名乗り、サラ金は金融商社と名乗っていました。一つ、一つモノ作りをしていく事よりも、コンテナで輸入をしたりブランドや会社を買収する事の方が流行っていたのかもしれません。そんな中で僕の入社したS社は「うちは、かつてはコートメーカーで今は総合メーカーになりました。ものづくりが大切です。社是にも真善美の商品作りをすると唱っています。」という会社でした。
会社を辞する時にコートを買って19年着ました。なんで19年間も買い替えなかったかと云うと、定番のデザインであまり困らなかったのと、
今までボタン一つ取れたこともほつれがでた事もなかったからです。
ただ、流石に袖口と衿山がくたびれて穴が空いてきたので、諦める事にしました。
「一生もの」なんて言葉で云われる事もあるコートですが、繊維製品はなんだかんだ云っても消耗品です。でも買い替える時に同じメーカーの同じ様なコートをもう一度着たいと思って買い替えるなら、それはやっぱり一生ものと云うにふさわしいかもしれません。
僕は大学を出た後、コートに強いアパレルメーカーに入社しました。
まだ、バブルっぽい臭いのする頃で、当時の人気企業は商社でした。多くの会社は自社を「商社」と位置づけてイメージアップを図っていました。きもの問屋が繊維商社、アパレルメーカーはアパレル商社と名乗り、サラ金は金融商社と名乗っていました。一つ、一つモノ作りをしていく事よりも、コンテナで輸入をしたりブランドや会社を買収する事の方が流行っていたのかもしれません。そんな中で僕の入社したS社は「うちは、かつてはコートメーカーで今は総合メーカーになりました。ものづくりが大切です。社是にも真善美の商品作りをすると唱っています。」という会社でした。
会社を辞する時にコートを買って19年着ました。なんで19年間も買い替えなかったかと云うと、定番のデザインであまり困らなかったのと、
今までボタン一つ取れたこともほつれがでた事もなかったからです。
ただ、流石に袖口と衿山がくたびれて穴が空いてきたので、諦める事にしました。
「一生もの」なんて言葉で云われる事もあるコートですが、繊維製品はなんだかんだ云っても消耗品です。でも買い替える時に同じメーカーの同じ様なコートをもう一度着たいと思って買い替えるなら、それはやっぱり一生ものと云うにふさわしいかもしれません。
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