染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

中澤君帰る

2007年01月31日 | 店主の一日
中澤君が一週間の大和香林坊本店での催事から戻ってきました。
一人で会場を受け持つのは初めての事。

「会場で什器ときものの入った段ボールを見たら、頭が真っ白になりました。w」と言ってました。
僕が初めて一人で会場に出たのは阪急百貨店大井町店での新潟物産展でした。
その前の年の秋に熊倉さんと川越にある丸広百貨店に出た、次でした。
中澤君と同じく柱の周りに什器が並んでいるのを見て途方に暮れたのを思い出しました。
あのどこから手をつけたらいいのやら判らない寂寥感はちょっと比較がありません。
まあ、そのうち次第に馴れていくのです。

大井阪急に出展したときは本当に何にも解らない頃で、(冗談抜きで何にもわかりませんでした)お店にくるお客様に教えていただいた事もたくさんあります。
地元の方の多いお店で、毎日足を運んで下さる方もいらっしゃったりして、ちょっと変わったタイプの店でした。
初めてとは云え、きはだやのもの満載で出かけていきました。僕の前には長老水品さんがながく行っていた店で、「おじいさんお元気?」とか「おじいさんの倅さん?」とかいろいろ聞かれました。

その時、紬をお求めいただいたお客様がいらっしゃいます。
仕立てを受けた時に、「居敷当てをつけてね」と言われて、その頃、居敷当てを知らなかった私は「いしきあて?」と問い返してしまいました。きっと間の抜けた顔をしていたんだろうなあと思います。
有り難い事に、そのお客様からは毎年、お餅のご注文をいただきます。
   思うと恥ずかしい話ですが、ひどく懐かしかったりもします。
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