染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

賛:おおぎやラーメン

2014年10月25日 | 店主の一日
10月23日は中越地震から10年である事を書きました。
今までも都度都度、地震については書いてきました。
これについて、以前にも書いた事がありますが、改めて。

23日に東京で地震に遭った僕は、十日町に戻ろうとしましたが、当然新幹線が動いていない。
そこで、車で十日町に向かう友達を捜し、運良く同乗する事となりました。
関越道も使えない可能性があるので、長野から信濃川沿いに十日町へ向かう道を選びました。
高速に乗る前に川越辺りあったカルフールでビスケットやパン、軍手や懐中電灯、カセットコンロや何故かワインを買って高速に乗りました。
憶えていないのですが、なぜかそこでご飯やおにぎりを入手する事ができませんでした。
高速を走りながら、「まあ、飯山で高速を降りたらコンビニがあるからそこで買おう」くらいの話をしていたのですが、高速を降りると
一時を回っていて、開いてる店はコンビニだけ。
コンビニに行ってみると、飯山の消防や警察の方が緊急で買いに来た様で、おにぎりどころか、暖かいものは既に何もありませんでした。
市内のコンビニには全くおにぎりがなく困った先にあったのが、あるラーメン屋さんでした。

そのラーメン屋さんに行って頼みました。
「これから十日町に向かうのですが、どこのコンビニに寄ってもおにぎりが買えなかったのです、ご飯があればおにぎりを作ってもらえないでしょうか?」
地震の状況は既にご存知のようで、
「炊いて作ってあげてもいいが、時間もかかるのである分だけでいいでしょうか?  それにウチはラーメン専門なので、おにぎりに入れる具がないのです。海苔くらいならあるけど」
こんなやり取りの後、しばらくして多分、餃子用のバットにいっぱいのおにぎりを作ってくださいました。

それがこの時の写真。
なるほど、ラーメンに入れる大きさの海苔が巻いてあります。
大変に有り難い出来事でした。この時の感激は今も忘れる事はありません。

この「おおぎやラーメン」本社は群馬県ですが、飯山の他にも上越にもお店があります。
飯山方面を通った時は必ず、ここでラーメンを食べる事にしていますし、j他の店をみつけると必ず地震の日の事を思い出すのです。
おおぎやラーメンさんありがとうございました。


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