再会！朝鮮飯店

上越新幹線が出来たのは僕が中学生の時でした。それまでは、東京へ連れて行ってもらう時は、在来線。上越線の「特急とき」や「急行佐渡」でした。新幹線と在来線ではルートが違うので、車窓から見える景色も違います。
新幹線は防音壁があるのでなんとなく味気ないですね。
在来線で東京に向かう時の景色でいくつか思い出すものがあります。
大宮から在来線と並走する京浜東北線の水色の車体であったり、尾久車庫に列ぶ夜行列車の編成であったり。
場所はあまりよく覚えていないのですが、群馬県を走っているとビルの上に立つ大きな真っ赤なネオン。
牛のマークに「朝鮮飯店」
これも子供の頃に気になった景色です。
「北朝鮮でなければ南朝鮮」くらいの認識しかない小学生の頃でしたから、「朝鮮飯店」の大きなネオンは何を食べさせてくれるのか解らないけど、都会的に見え、きっと見た事もないような豪華な食事が出来ると思ってました。牛のマークも小学生的にも親近感が持てる簡単さでした。
以前に車で東京に行く時も高速道路から「朝鮮飯店」のネオンをみつけて、なんだかひどく懐かしかった気がします。

昨日、用事があって高崎に行きました。年に一度くらいは行くので、別段に珍しくないのですが、高崎駅のエキナカってもう、都内と一緒ですねえ。駅ビルもくっついていてなんだか在来とは思えません。
で、駅前を歩いていたら見覚えのある「朝鮮飯店」のロゴを見つけました。
このロゴはあの昔見たロゴに違いない！
ランチ６００円でチャーシューメンとあんかけご飯にサラダと漬け物。
めちゃめちゃリーズナブルです！

オーダーしたら
「お飲みものは？」と聞くので、ビールでも飲めと勧められているのかと思い、断るとランチに飲み物がついているというのです。
スバラシイ！ハラショー！　　「コーラ！」
お昼時で酷く混んでいましたが、ノスタルジアに包まれながら朝鮮飯店でランチをいただきました。
店内のチラシを見ると群馬県でチェーン展開しており、すっかり老舗の感じです。
何かの折には、あの在来線から見えた「朝鮮飯店」で食事をしたいものです。