☆ 3度目の正直となるか電気自動車ブーム
10月開催された世界最大の“パリモーターショー”では日産も小型の電気自動車を展示、またBMWがミニを中心に開発の計画を発表するなど、燃料高や環境意識から国内外のメーカーが一気に電気自動車開発の名乗りを上げている。
ハイブリットカーで世界をリードしているトヨタも電気自動車投入を発表した。
ところで、電気自動車はかつて70年代、90年代に2度のブームがあり、メーカーが相次いで参入した。しかし、技術とコストが壁になりブームから普及には至らなかった。
今回も原油高騰で注目を浴びるようになったが、ここへ来て急激に原油価格が下落、普及のスピードはダウンしかねない。
ただ、のど元を過ぎたからといって、またガソリン依存への後戻りは社会的環境が許さない。今回は、正に電気自動車へ切り替える好機と認識すべきだろう。そのためにも、国を中心に普及を後押しする対策が待たれる。
地方自治体や民間では電気自動車普及への後押しが始まっている。
神奈川県は、県警に導入するなど電気自動車への取り組みをいち早く始めている。来年から、電気自動車購入の助成金を国とは別に上乗せして出す予定。
ビジネスに於いても電気自動車対策を付加価値とするケースも出てきた。
横浜市、都筑区で「伊藤忠都市開発」が来年1月販売する建売住宅“CREVIA COURT 北山田”は、日本初の電気自動車対応住宅となる。
駐車スペースに200Vのコンセントを標準装備し、約7辞時間でフル充電できるようにした。電気自動車が将来スタンダードになると見越して、20年、30年先も住む住宅だからこそ早めに導入すべきだという。
一方、電気自動車を次世代エネルギーという面以外でも普及を目指す研究が、慶応大学によって進められている。
それは電気自動車を使った自動運転の研究で、世界で初めて複数の車両による一般市民を乗せた実験が行われた。
自動運転は、将来の少子高齢化を支える社会基盤として必要という。
電気自動車が望まれるのは、高度な運転制御が必要な複雑な自動運転を可能にするには、ガソリンエンジンより電気のモーターのほうが最適だからだ。
自動運転が普及すれば、我々の住む世界はどう変わるのか今後10年の研究を続けるという。
未来を予想するSFやマンガに出てくるクルマは純粋に人間の移動の道具になっていましたが、本当にそのようになりそうです。
どうしても電気自動車から高級車やスポーツカーといったステイタスや趣味を楽しむイメージは湧いてきませんね。
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