☆ 値上げの波が押し寄せる秋、特売が変わる
既に始まっている食料品等の値上げ、原油や原材料費の高騰で対象品目も増え、今月以降本格化する。
この原価高騰を受け、売り場価格の値上げがさらに進む予定。
現在でも、メーカーが内容量を減らし実質的値上げとなっている商品が多い。そして、店頭価格の値上げの中で、特売品に最も大きく影響が出ているようだ。
全国量販店の特売チラシをもとに価格動向を調査している「ドゥ・ハウス」によると、一年前に比べ確実に特売価格は上昇していて、調査対象285アイテム中153と実に6割が値上げしていることが分かった。
さらに、魚の原価高のため特売チラシから缶詰が消えているという。
千葉県で地域の低価格をウリにしている「てらおストア」では、一年前からチラシに割引率のみ掲載し、当日の仕入れ状況に応じて特売品を換える方法で、できるだけ安く販売する努力を続けてきた。
しかし、こうした店でも価格維持は限界に来ており、一部メーカー品を値上げに踏み切らざるを得なくなった。
そして、値上げの波は外食チェーンにまで及び始めている。
人件費や原材料費の高騰によって、カレー専門店や、牛丼チェーンでも値上げが始まっている。また、ランチスパゲッティ等で大量に使われる原材料の輸入パスタも20%値上がりしており、今後店頭価格に跳ね返ってきそうだ。
来月から輸入小麦の価格が10%値上げを予定していて、パンやうどんにも影響がでそうだ。
政府では、消費税アップの計画もあるようで来年あたり7%になるかもしれません。
極端に少子化が進む中では間接税比率を上げるのはやむを得ないとは思いますが、格差の縮小のためにも、ヨーロッパ諸国のように食料品は除外する方法をとるべきだと思います。