枠のデザインから真珠の配置まで
全て自分たちで考え職人さんにお願いするオーダージュリーです。
何ヶ月もの間、真珠や芥子を眺めながら
創作するデザインを考えます。
しかし、そうやって考えれば考えるほど
アイデアというものは浮かんでこないもの…
私の場合、料理を作っているときや、
一人で車を運転しているときなどに
ふと、浮かぶことがあるのでメモ用紙は欠かせません。
しかし、イメージと現実は必ずしも一致することなく…
かなりの確立で変更を余儀なくされます。
今回のジュエリーも何度も何度も
珠を変え、配置を変え…
挙句の果てには、初め予定していた真珠を一つも使うことなく
全く別の姿になることも…
全てサイズの同じ真珠を、そのままセットするのは簡単ですが
今回のように、形やサイズの様々な芥子をセットするのは
そう簡単なことではありません。
その中から、芥子独特のいびつな形で揃わせるか
正面から見て、円形になるよう揃わせるか…
何度も何度も試しました。
しかし、一番、難しいことは
やはり、光輝(てり)を合わすことでした。
ここまでくるのに、何ヶ月もかかりましたが
自分たちの納得いく製品が完成するまで拘ってしまいます。
そうやって仕上がった製品は、わが子のように愛着がわきます。
こだわり派ですから!!
バランスよく組むのに色味のトーンや色彩の強さは勿論重要なのでしょうが。。。
照りは真珠の命
照りの出方で同じトーンのお色でも違って見えますよね。
真珠には干渉色合わせ&ボディカラー合わせがあり、さらに光源によって見え方が変わりますから。。。
さぞかし 合わせるのは大変な作業でしょうね
照りが美しさの源であるからこそ、作り手が製品として作りあげるのに頭を悩ませる1つになるような
でも 思うように出来上がった時は嬉しさも倍増です
真珠を素敵なジュエリーに仕立てる
とっても夢のある 素晴らしい職業ですよね。
私は生まれ変わったら 真珠に携われる職につきたいな~と ひそかに思ったりします
しつれいですが、わたしはたくさんの
材料をその中からある程度自由に真珠職人さんが並べ替えたり
簡単にできるのだとおもっていました。
そうではないのですね。
照りをあわせるということが
大変だということ
無作為に並べたように見えて
一番美しくみえるように順番もむきも
またはその珠さえも他のとかえて何度も
試みられるのですね。
できあがる過程をちょっとのぞかせて頂いた気分です。でも、これが一瞬で並べ終えるのではないということですね。今日の日記を
息を止めたようにして一気によみましたが、
そんなに制作に時が費やされるとあれば、わたしは酸欠になりそうです。
これは豪華でどんな方がどんなシーンでつけられるのか・・想像するだけですが、
とても色みがやさしくて素敵だとおもいました。
また、制作の様子をおしえてください。
ありがとうございました。