2011年かそこらに購入した本
横溝正史・金田一シリーズ
今普通に本を読む私ですが
ちょうど本を読む…と言う事が超絶苦手だった私が最初に挑戦したのがこの本。
そしてこの年は1年で20冊以上本を読んだ年でした。
それ以前は20年の間に両手の指以下の本しか読んだ事がありませんでした。
本一冊読み切るとか、ほぼ奇跡でしたね。
ネットの時代で情報も、コミュニケーションも文章になった為に活字を読むことに抵抗がなくなった様。
しかし今でも得意不得意ジャンルがあります。
基本エッセイは苦手
多分恋愛系もダメ←まず試し読みすらしていない
好きなのは
美術系、興味のある世界・歴史系と
何故かサスペンスもの。推理ものですね。
人が殺されるのが好きなわけじゃありません。
推理もしません、面倒だし。
しかしサスペンス物の展開、テンポがかなり自分に合っているのです。
それだけの理由で読み心地がいいからサスペンス物に偏る様で…。
そうとは知らない この頃の私
怖い系のお話なら 本でも読めるかな?
なんて感じで。
イメージとして金田一シリーズは怖い
と思い込んでました。
話的に別に怖くはありませんが 映画の映像が怖そうだから そう思い込んだのでしょう。
田舎の書店に車で連れて行ってもらい
選んだ金田一シリーズ。
まず条件として 読書超初心者な私
より薄い本 と言うか1番薄い本を選ぶ。
それがこの 「三つ首塔」
タイトルがなんとなく怪奇的で怖そうに感じたのもポイント。
その田舎の書店へは山みたいなところを通るのですが
そこに綺麗で可愛い白いお花が!
ジャスミンに似てると思ったのです。
いえ、ジャスミンだと思って1つ頂戴して来まして。
そして車の中で臭いを嗅いだら
くっせぇ((((;゚Д゚)))))))!!!
さて 「三つ首塔」
読んでから6年経ってますが うろ覚えで今更感想。
上品なお話ではなく、趣があるとか深みのある、感動的な…と言う部類ではありません。
金田一耕助の出番も少ないです。
超読書初心者の私が はじめて金田一シリーズを読んだ…と言う形なので 特に批判はなかったのですが
今ならどうでしょう…
金田一耕助シリーズでハズレの部類には入らないでしょうが…
なんせ
悪魔が来たりて笛を吹く とか
八つ墓村 だとか…こう 上品な古風の趣、
恐怖と美に似た昔の作品の情景が幻想的に香り立つ様な…そう言った 美しい代表作が存在しているだけに
…違うよな。って感じです。
ただ 読み物として面白くないわけではありません。
幽霊男よりは読み物として楽しいと思います。
幽霊男も好きな方は好きでしょうね
男性の方が楽しめる作品かな?幽霊男…
獄門島
読者超初心者の私が選んだ2作目
2番目に薄かったとかそんな理由でしょうね、どーせ。
金田一シリーズの中でも古い時代で
昭和21年とかそこらです。
私の90手前のおばあちゃんが少女の頃ですよ
そんな祖母の少女時代と同じような
10代半ばの姉妹3人が登場するので
薄暗い陰険な雰囲気の背景舞台に
少し狂気じみたものを感じる 華の3人姉妹、そのイトコの美女、近所の妖艶な雰囲気の美しい悪女香のする奥さん…
と
何とも言えない美しさと怖さの共存する薄暗い雰囲気が良い作品です。
殺され方が見所となる作品なので映画映えするでしょうね
実際 いくつか映画化されているようで
40以上の方ならいくつかの映画作品をご覧になってる方も多いかと。
そして犯人が違う…なんて演出がされた映画もあったようで。
女王蜂
これはずいぶん前にたまたまテレビで途中から見た事があり
金田一シリーズとは知らず。うろ覚えで
刑事が謎を解いたような印象で。
コウモリ だけが印象に残っていたのですが
これを読んで
ああ、あの時のだ!!!
なんて思ったものです。
この作品のヒロインの絶世の美女
私はあまり…好きじゃありません←好きな方…すみません
やはり高貴な血が入ってるからなのか…
でも私はちょっと…苦手だな と思ってしまいました
犬神家の一族
こちらも死に方やら色々と映像にし甲斐のある作品ですよね
海から足が二本出てるのなんて
この作品の代表的なポイントとなります
また白いマスクをつけた男の姿も。
本を読む前から映像として知ってました。
作品のドラマか映画のCMだと思います。
映像化はグロテスクだと思いますが
人間の想いなどがつまった作品で好きです。
本買いに行った時の可愛くて臭かったお花
赤っぽい色の白いレースのついた生地はワンピース
もう伸びてしまって今は着られないかも。
お気に入りのしおり。
行方不明中。