虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

箱をつくる

2010-06-02 02:38:46 | 南ア-算数-

今日も同じく、Schoemansdal地区の小学校。

今日は、算数科のまじめな話。
(まじめな話が苦手な方は、退屈かもしれません)

Grade7の算数では、立体の展開図について学習します。

この国の子どもたちは、(日本もほぼ同じですが、)
空間認識がとても苦手にしています。

ただ、日本と大きく違うのは、
空間図形を教える教具がほとんどないということ。

(※注
お菓子の紙箱などは日本ほどたくさんはありませんが、それなりになります。
ただし、日本のように
視覚的に訴える資料(教科書、パソコン、テレビなどの映像)が、圧倒的に足りません。)

したがって、
この子たちに実際に箱を作らせるというのは、
空間認識を高めるために、とても重要です。

とまあここまで真面目に書きましたが、
残念ながら私は、今回
時間の都合で、授業を見ることができず、
子どもたちのノートからしか推測できませんが、

では、写真を見てください。
(字が見えるようにかなり大きめ画像にしてあります。
見えにくいとは思いますが、ご了承ください。)

一人目。



二人目。



三人目。




いずれの生徒も
直方体の箱には6つの面があるということと、
箱を作るにはのりしろがいるということがあることが
理解できているようです。

しかし、
よーく見ると、
これほんまに組み立てても箱にならんでしょ?
とつっこみたくなりますよね?

まあこういう具体的な活動を
続けていくことがとても大切なのだと
改めて認識させられるひとときでした。

なお、何故かは分からないのですが、
子どもたちが6つの面のうちの一つにメッセージが書かれているのが、
お分かりでしょうか?

これは、算数にはあんまり関係ない気もしますが、
とてもおもしろいですね。


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