虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

どうしても相容れないこと

2010-08-01 15:16:58 | 南ア-その他-
南アに来て半年あまり。

さまざまな文化の違いに
悪戦苦闘しながらもできる限り
彼らの文化を理解して、受け入れようと努力を繰り返してきました。

しかし、そこは、
国も言語も文化も生い立ちも育ちも
肌の色も価値観もまったく違う民族。

どうしても相容れないことは必ずあります。

私にとって、どうしても受け入れがたいこと。

それは、「宗教」について。

ここ南アは、ほとんどがキリスト教の方がおられる国。

そのため、学校でも
宗教教育のようなことは、日常的に行われています。
(表立って宗教の時間などはないのですが。)

ちなみに日本では、
公立学校での宗教教育は法律で禁止されています。

さて、今日、どうしてこの話題を取り上げたからって。

今日は、日曜日。

南ア人の多くは、今日は朝から教会に行くからです。

ホストマザーには、
私は、基本的に教会にいくつもりはないと断言していますので、
いまさら取り立てて来いとは言われませんが‥

学校の先生や同僚などからは、
教会にくるようにたびたび勧誘されます。

人によっては、
「教会にいかないなんて、××じゃない」とか
「キリスト教徒以外は、××」とか言って、
他宗教を認めない人もいます。

これは、とても残念で悲しいこと。

日本人は(少なくとも私は)、
一つの宗教のみが優れているという価値観は持っていません。

それは、日本がたくさんの宗教を認めているからなのかもしれません。

南アは、ほとんどが一つの宗教信者なので、
唯一無二の存在になっている分、他宗教を認めない人がいるのではないかと思います。

これは、どうしても相容れないこと。

日本にいる間は、宗教で何故戦争が起こるのかと少し首をかしげていた面があったのですが、
実際、このような場面に出くわすと、なんとなく理解できます。

というわけで、
私は、今日も教会には行きませんでしたし、来週もおそらく行きません。

最新の画像もっと見る