関西学院大学体育会スキー競技部

日々の活動などなど…

4年間を終えて 唐澤翔太郎

2022-03-25 23:42:00 | 日々の活動
いつもお世話になっております。
主将を務めさせていただいておりました、唐澤翔太郎です。








まず、本年度、支えてくださった吉田部長、世良監督、入間川副監督、一ノ本副監督をはじめとするOB,OGの皆様、ありがとうございました。

このブログをもって、私が現役部員として何かを発するのは最後となります。正直、すごく寂しい気持ちです。私の関学スキー部での4年間は誰かに支えられまくりでした。その中でも特に私の根幹となった、先輩方の言葉を紹介したいと思います。誰が言っていたかは言いませんが本当にこれらの言葉を胸に頑張り続けることができました。

まず一つ目は、「どうすれば勝てるのかを常に考え続けること。」です。私はスキー競技をやっていて、勝つことに対して非常に飢えていました。勝ったことがなかったからです。その言葉を受けてからはずっとどうしたら勝てるようになるのか、勝つためにはどのようなことをしたらいいのかを考えるようになりました。
二つ目は”熱意”についてです。その先輩からはお前の意思や意図が伝わらなかったりついてきてくれないのは熱意が弱いからだと言われました。その時から、スキー部、スキー競技に対して熱意を高く持とうと心掛けるようになりました。
三つ目は「常に悩み続けてください」です。常に悩み続けて、壁にあたっては乗り越えてを続けることによって、必ず成長することができるというようなことをその先輩は仰っていました。私の胸に深く突き刺さったその言葉を胸に1年間悩みまくり、様々な経験ができました。
四つ目は「向き合う」です。これは部員に対しても自分に対してもです。どちらも時に難しく、ついつい目を逸らしてしまうことがあることです。常に向き合い続けることができたかと言われれば決してそうではありませんが、僕なりに部員と向き合い、自分と向き合うことができたかなと思っています(未熟者で、まだまだ足りないことは承知しておりますが、、)。
これら4つの考え方を胸に4年間、そして主将としての1年間をがんばりました。これからの人生でも支えとなると考えています。

また、私事ではありますが、入間川副監督に握られていた目標を全て達成することができましたので、頭が丸くなることはなくなり、非常に安心して社会に出ることができそうです。

ふと、せっかくだし4年間を振り返ってみようという気持ちになってしまったので、お付き合いください。
まずは一年生、高校生の時、本当にしょぼい成績しか残していませんでしたが、インターハイを過ぎたあたりから燃え尽きていました。そのため、入学式を迎えて、部活が始まっても周りの練習のこなし方をみて、その中で無難にこなそうと思っている自分がいました。しかし、1ヶ月が過ぎたあたりで、当時主将を務めていた大樹さんと話すことがあり、スキーへの向き合い方、勝ちへの考え方を話し、気が変わりました。実力もない僕ですが、この人と一緒に1部に残留させたい、という気持ちになりました。このような気持ちにさせてくれた大樹さんには感謝しかありません。そして、高校生の時と同じようにがむしゃらにトレーニングをして、シーズンを迎えました。結果としては、惨敗でしかありませんでした。一つとして納得のいく結果を残せず、なんなら高校の時より遅くね?と思うくらいでした。インカレでは全く入賞にかすりもしないのに泣くほど悔しかったです。そして、そのシーズン中、周りからよく「関学って何部?」「早い人いるの?」ということを言われていました。これを見返してやりたいという気持ちが芽生えました。二年生の春、一年生のシーズンを振り返って思ったことがありました。「がむしゃらじゃダメだな」と。がむしゃらというのは人によってはいいかもしれませんが、当時の僕にとってはダメでした。何も考えずただ多くこなせばいいという捉え方だったからです。そこで、二年生からは体重を増やそうと考えました。ウエイトトレーニングの頻度を増やそうとしたため、トレーニングセンターに籠ったりあらゆるサイトでトレーニングのことや筋肉量を増やすためのことを調べたりする日々でした。そして増量はうまくいき、シーズン前までには7-8キロは増えました。その成果もあって、練習では前よりもうまくいく回数が増えました。しかし、一部昇格をかけたインカレでは、またもや惨敗でした。自分の緊張感を制御することができず、完全に豆腐メンタルで、自分の滑りをすることができませんでした。悔しい気持ちもありますが、やるせない気持ちでした。そして、コロナで全関西インカレが中止になったことで、ヌルッとシーズンが終了しました。
三年生になり、アルペンチーフとして、ガイドライン作成に携わったり、トレーニングのメニューを作成することが増え、今まで取り組んできたこと以外のことが増えました。メニューを考える中で、自然と新しいトレーニング方法を目にする機会が増え始め、興味を持った僕は様々なトレーニングに手を出しました。身体操作が非常に大切であると考えるようになったからです。二年生のシーズンを終えて感じたことが、せっかく増やした筋肉を使いこなせていないということでした。そのため、身体の操作性を上げるためのトレーニングを取り入れていきました。その効果もあってか、三年生のシーズンは前年度よりも身体の扱いがうまくいくような気がしていました。大会に出ることが非常に楽しみになっていました。しかし、コロナの影響により、大会に出場することができなくなり、気持ちを来シーズンという遠い未来に向けるしかなくなりました。このとき、四年生が腐らず頑張っている姿を間近で見ていました(活動再開にむけてのミーティング等)。これによって来年度はいまの四年生の分も頑張りたいという気持ちになることができました。
そして新四年生になり、順調にトレーニングを行なっていましたが、5月ごろ、ぎっくり腰になってしまいました。それがきっかけで影山鍼灸整骨院というところに通うことになりました。ぎっくり腰は2週間で治りましたが、身体操作のためのトレーニングや、可動域を扱うためのトレーニングをHogrelというマシンを用いて毎週行いました。そして、モチベーションをどんどん上げながらシーズンインしました。しかし、2年ぶりのレースとなるモンデウスFISでは、緊張で全く思い通りに滑ることができませんでした。その次レースの学生チャンピオン大会でもうまくいきませんでした。その中で迎えたインカレでは、四年生パワー的なものが発揮された気がしました。おかげさまで優勝することが出来ました。
全関西では、チームとして男子総合3位、女子総合4位で最後の大会を終えました。

スキー人生に全てを賭けることはできていませんでしたが、大学での4年間はスキーに没頭し、最後の1年間はスキー部にほぼ全てを賭けていました。
僕はそれでやっとこれです。
本当に頼りない主将で、同期たちや後輩たちに助けてもらってばかりでしたが、みんなと頑張ることができてよかったです。

つまらない文章を長々と失礼しました。

ここまでやってこれたのは、1番応援し、支えてくれた家族や一緒に頑張った仲間や多くの人のおかげです。
本当にありがとうございました。






最後に、新四年生のみんな、あとは任せた。

失礼します。

唐澤
コメント
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