私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

過去の自分

2007-02-01 13:37:14 | 日々つれづれ
今、話題になっている「不二家」や「アパ」の問題。
たぶん、業界の中では慣例になっていたことが、たまたま見つかっているだけに過ぎないと思う。
勤めている人たちは、だんだんと危機意識も、罪悪感も薄れ、それが当たり前のように行われていたんじゃないかと思う。

勤めていた時、やはりそんなことがたくさんあった。
でも、私はみんなが当たり前にやっていることが苦しかった。
正しくないことはしたくないと思った。
でも、自分がやらなければ誰かがやらないといけない状況に追い込まれた時、「ノー」とはなかなか言えなかった。

「ノー」と言えば、必ず波風が立った。
だんだんと周りから人が離れていった。
上司から嫌がらせをされた。
みんなと同じように受け流すことの出来ない、自分が嫌だった。

でも、自分が感じていた問題点は、必ず事件に発展していった。
数年後に見直しが行われた。
なんで、事件が起こる前に、問題を解決することが出来ないのだろうと思った。
私が口にした時には、誰も賛同してくれないのに、事件になれば当たり前のように人が変わる。

何度も、何度も同じような壁にぶち当たった。
最後は、ボロボロに傷付き、左遷させられ、転勤先が遠くて通えないので仕事を辞めた。

仕事を辞めなくちゃいけなくなったのは、自分が他の人と同じように感じることが出来ず、受け流すことが出来ず、人との協調性が持てないからだと思った。
そのことは、仕事を辞めて、そんな状況に陥らなくなった7年経つ今でも、心にしこりを残している。

その時より、収入が多くなれば忘れられる。
評価されるようになれば忘れられる。
そう思っていたけれど、何度も何度も、前の職場の夢を見続けた。

それに追い討ちを掛けるような旦那の言葉・・・。

「お前は、人と上手く付き合えないから辞める羽目になったんだ。」
「わしが養ってやっている。」
仕事を辞めなければ、そんなことを言われることも、離婚を躊躇することもなかったんだと思った。
同期が係長になった時、もし辞めていなかったら、旦那よりも役職も上で、給料も旦那よりも多かったのに・・・
そんなことばかり考えていた。

いつまでも、元には戻れない過去の自分にしがみついていた。

旦那に対しても、正義感や曲がったことが許せなくて衝突した。
時間を守らない。
約束を守らない。
お金にルーズ。
女性関係もルーズ。
どうしても許せなかった。

仕事も、家族も、許せない性格だから、そんな風になってしまったんだと思った。
なんでも、もっと柔軟に捉えることが出来れば良かったんだと思った。


でも「ハケンの品格」を見ていて思った。
私が、いけなかったのは、そんなことじゃなかったんだ。
自分がしていることを自分で認められなかったこと。
自分が正しいと思って行動したのならば、誰がなんて言おうと気にしなくても良かったんじゃないか。
敵も多かったけれど、私を評価してくれる人も居た。
それに、私が正しかったことは、事件が起こることで実証された。
その時は、評価されなかったけれど、何年も経てお礼を言ってくれた人も居た。

自分に与えられたことを精一杯やって、間違っていることを間違っていると言い、私は、何一つ恥じることはしていない。
あの時、何にも感じることなく流されていたら、事件が起こった時に、もっともっと悲しい思いをしただろう。
もっともっと自分を恥じて責めていただろう。

自分が正しいと思うことをすればいい。
胸を張って、戸惑うことなく、信じた道を進めばいい。
過去はどんなにこだわっても変えられない。
起こってしまったことは、手放して許していこう。

私は、やっぱりこれから先も、間違ったことは許せない。
ルーズなことも許せない。
でも、すべてを認め、一から作り直すとすれば私はそれを受け入れよう。
過ちは、起きた時点で終わりではなく、起きた時点が始まりだ。
それをどう対処していくか、私はそこに目を向けていこう。

過ちが発覚した時、事件が起こってしまった時、それをどう受け止めるかは相手の自由だ。
みんなやっていることなのに・・・自分だけ見つかっちゃった・・・」とか、
「運が悪い」
「今度は、上手く隠さなくちゃ・・・」
そんな風に、思うのなら私は、許せない。
「相手に対して悪いことをしてしまった。」
「変わらなければいけない。」
「信用を取り戻せるように頑張ろう。」
そうやって変わっていくのなら、私も受け入れよう。

まだまだ、こだわっている部分はあるかもしれない。
でも、今の私はここ。



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