渓芯会山行きハイキング

老若男女の愉しい仲間、山歩きの後の温泉探訪と反省会が楽しい

残雪のシダンゴ山登山

2013-03-03 | Weblog

シダンゴ山

2013.2.23

大宮さん、岩佐夫妻、名子夫人、淡路夫妻、野田さん、石田さん、均 

集合場所の新松田駅前バス乗り場は、たくさんの人で埋め尽くされていた。寄行きのバス乗り場も、大勢の人が並んでいた。これでは一台ではとても乗り切れないので、臨時便が出て、これが一足早く出発した。我々9名は、08:25の定期便で新松田駅を離れた。終点の寄バス停には08:50着。先着のグループがバス停前の広場で、準備体操を入念に行っていた。

 

24人のグループと言っていた。このグループとはこれっきりで、その後見かけることは無かったので、ハードコースの鍋割山へ行ったのかもしれない。我々も出発の準備をしている所へ、一台の大型バスが広場にやって来た。千葉の観光バスだった。

 

09:02寄バス停を出発。三度目となるコースを行く。大寺橋を渡り中津川を跨ぐ。道が平坦だったのは、ほんの束の間。舗装路の急坂の道となった。お茶畑の中に道が続き、暖かな日差しを受けて高度を上げる。日蔭の箇所では、一部路面が凍っていた09:22。

 

この先に蠟梅の木が一本。満開だった。蠟梅目当ての人が新松田駅前の大混雑の一因だったようだ。松田町寄ロウバイ園にて、ロウバイ祭りが開催中であるとは、つゆ知らず。日差しの降りそそぐ茶畑の中を歩いてきたが、一部陽の当らない所は、雪が残っていて、茶葉の緑と残雪の白との、コントラストを楽しませてくれた。

 

 猪対策のゲートに着いたのは09:35。これより山中に入った。樹林により陽がさえぎられており、雪も少し残っていて、今までと打って変わって、肌寒く感じた。霜柱を踏みながら、うす暗い林の中を進んだ。

 

樹林が切れて開けたところに出たのは09:47。この広場で小休止。青空と純白の残雪は気分を爽快にさせてくれた。しかし、あたり一面を占拠した毒々しい花粉を抱いた杉の木は、頂けない。ここから雪化粧の三ノ塔を遠望することができた。大きな山容の頂の中央部にうっすらとではあるが、山小屋を見てとることができた。歩行再開。

 

そのうち勾配も緩くなるはずだと、思い出しながら進むが、過去の曖昧な記憶はたよりなく、首をかしげながら高度を稼ぐ。20分と書かれた標識前に着いたのは10:23。距離を示すのが普通である。なかなか珍しい標識といえる。はたして我々の脚力では、あと20分なのか、30分なのか、40分かかるのかは、不明なるも、あとわずかと勢いづいて歩を進める。高度を上げるにつれて、登山道上に残った雪が、氷のようになっており滑る。用心して歩く。

 

やがて前方が明るくなり、アセビの大群落の中に続く道を進んで10:56シダンゴ山の頂に着いた。ここまで二人連れのハイカー一組に追い越されただけで、他に誰とも遭遇しないでやって来たわけだが、頂はすでにたくさんの人で占拠されていた。

 

大半が逆コースからやって来たということなのだろう。頂は暖かい日差しが降り注いでいた。そのため雪や霜が解けて、ぬかるんでいる箇所があった。適当なスペースを選んでランチタイム。晴天なるも残念ながら富士の姿を拝むことはできなかった。とはいえ丹沢の山なみは、前面に大きく広がり、すばらしい

 

展望を楽しむことができた。大山の上空方面には、パラグライダーが旋回していた。多くの人達が頂でランチをとっていたが、そこへバス3台の総勢100名という大部隊がやって来た。寄のバス停広場で千葉の観光バスが1台やって来たのは承知していたが、これが実は、あと2台あったというわけだ。我々は早々に撤収開始。11:35田代向に向けて下山開始。

 

登山道は、急降下が続いた。登山道上の残雪が凍っており、滑る。下りの方が登りより、こういう場合は数段怖い。なんとか用心して分岐点まで下って来ると、残雪が無くなり一安心。これより先は、快適な落ち葉の道となった。宮地山の頂を踏むべく歩を進める。道はどんどん下っていく。ずーっと向こうに小ピークが望めた。あれが宮地山ではないかというのが、よしこさんの意見。筆者はそんな遠くではないだろうと否定したが、筆者の間違い。進むにつれて、どんどんその小ピークが近づいてきた。もうほんの少しで宮地山の頂という所で、野田さんの足がつった。足がつったときの対処用に、自転車のチューブを、いつもなら持参している野田さんだが、たまたま本日は持ち合わせていなかった。淡路さんが即席の医療器具を作製。これが功を奏して、歩けるようになり安堵した。宮地山の頂には、12:50着。これより先は、ふかふかの落ち葉の道を下って行くだけである。

 

登山道上に杭が打ち込まれており、これが落ち葉で隠されているので、用心して進んだ。山中から舗装路に出たのは13:16。個性的な造りの民家が点在する中を下る。以前この辺りで大根を、わけてもらった記憶がよみがえって来た。それらしき畑の前に着いた。今は大根の姿なし。そのまま素通りしたが、後続のアイ子さんは、大根をわけてくださった人に再会できたという。

 

田代向バス停近くの田代橋手前までやって来た。ここにトイレがあった。利用させてもらう。これが失敗だった。トイレに立ち寄らずに進めば、タイミングよく田代向発13:45のバスに、間にあったのだが残念。予定していた14:45のバスまで一時間待つこととなった。

我々の脚力では一本前の便は、無理だと決めつけて計画の段階で、最初から眼中になかったので、時間のメモすら怠っていたのも敗因。バス停の周囲には何もない。とてつもなく長い一時間を覚悟したが、それでも皆でバカ話などをしている間に時間は確実に経過。バス待ちをしている間に、あの千葉の観光バスが、我々の前を走り去っていった。

この観光バスは百人の大部隊を、この後どこへ連れて行くのかは不明であるが、寄バス停で目にして、そして田代向バス停で再び目にするとは、奇遇であった。めでたく一時間が経過してバスがやって来た。車中はとても暖かく天国。新松田駅に戻る。

この後、新松田駅発15:15の電車で鶴巻温泉駅へ向かう。16時前に、おなじみの弘法の里湯にて入浴。施設は混んでおらず快適。汗を流した後は、大広間で缶ビールを一本。

次は反省会だ。17:05施設を出発して、鶴巻温泉駅に戻り小田急線に乗車。本厚木駅にて下車。北口に出て適当な反省会場を物色。過去において見覚えのない店を発見。磯丸水産本厚木北口店に17:30入店。一見個室風のスペースに案内された。9人では手狭の感もあったが一応満足。隣のほぼ同じスペースとの仕切りは、すだれ一枚だけである。うるさいグループがやって来ると困るなと心配したが、幸いなことに二時間近く無人であった。その後、結婚式の帰りらしき若者たちがやって来て、騒がしくなったものの、我々の反省会も終盤だったので、さほど苦にはならなかった。

後日、食べログを覗いてみたところ、この居酒屋は、以前はドラッグストアのあった所で、2月に開店したばかりの店で24時間営業と書いてあった。

「え?本厚木で24時間営業いつまでもつだろうか」とか

「番小屋風の店は安いように見えて決して安いわけではない」などと

好意的ではない意見も書き込まれていた。

我々は楽しく飲み食いできて満足。20:00散会した。 

残雪のシダンゴ山を歩く その1

残雪のシダンゴ山を歩く その2

渓芯会 山行案内 

大山

2013.3.30

小田急線 秦野駅北口4番バス乗り場 08:08集合 

秦野駅   08:18

↓           神奈中バス(秦21)460円

ヤビツ峠  09:06

↓           歩

大山    11:30

            ランチ

      12:10

↓           歩

下社駅   13:30

            大山ケーブルカー 450円

追分駅   14:00

↓           歩

こま参道  14:10

    こま参道周辺の旅館で入浴予定

    旅館もとだき 0463-95-2240

    旅館あさだ  95-2035

    (不可の場合は 鶴巻温泉を予定)

こま参道の茶屋 15:30

           反省会

    (こま参道で入浴不可の場合 & こま参道で

     適当な店無き場合は 海老名駅周辺にて反省会)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする