畑・野菜の記録

家庭菜園10年目の記録。

貯水タンクから新自動潅水システム

2020年07月06日 18時48分42秒 | その他
ある御方に依頼されて、考えることになった、
貯水タンクからの自動潅水システム。

その御方の畑は車で移動しても数時間という遠方に有り、干ばつ期に水遣りだけに通わなければならない。
もしも自動で灌水できればその労力は減らすことができるが、水道も電源もないため貯水タンクに貯めた水を利用するしかない。

うちでも水道水からの自動潅水システムと、貯水タンクからの手動灌水の両刀遣いだが、
貯水タンクからの自動潅水ができれば、現在一生懸命消費しているアクアリフト

👆安価に自動散布も併用できる。そちらの方が圧倒的に便利だ。


1mの高さに上げたポリバケツに約100リットル近い水が自動的に給水されている。
普段なら手でバルブを開いて潅水するのだが、

今回はちょっと高価だがこれを使用する。
12Vで中のバルブを開閉する。

最初は12Vの乾電池で試してみたが、動きはするが一日も持たない。
結構電力を使うようだ。


そこで次に試したのがこちら1399円の商品。太陽光パネル12V3W。


このタイマーで

13時20分に作動するようにセットしてみた。


13時19分

13時20分になり

バルブがちゃんと開いた。

曇りの日も作動することを確認。
雨の日は電力不足で動かなかった。
ちょうどいいかもしれない。
パネルの耐用年数が気になるが、劣化したら買い替えてもらうしかないし
それぐらいは必要経費としてしょうがないだろう。

これでシステムはできた。
あとは実際にあのお方の畑で1mの高さの貯水が全体に灌水できるかどうかを検証してみることに。
うちで以前から使っている物を流用することにする。


これがあのお方のベリー畑の配置図。

A.B.Cゾーンに8列、D.E.F.Gに4列。

こちらがA-Cゾーンの8列分と

D-Gゾーンの4列分。

ホースの長さを合わせて点滴チューブを繋いだ。

これに貯水タンクから水を流してみると、

一番遠いG列の端にもちゃんと流れてきた。

チューブの全長は12m×10+13m+18m=151m
これに1mにつき5個の点滴穴が開いてるので151×5=755個の穴が開いてる計算。
50リットルが流れるのに約10分かかっていたので、50000÷755=66ccが10分で一つの穴から流れ出る。
まあだいぶ誤差はあると思うが。
一株2m間隔なら一株に灌水するのは3つか4つの穴だろう。
あとの株間の穴は余計なので、もし暇な時間があれば塞いでしまう方が水を効率よく使える。
一株4つの穴とすれば、66×4=264cc

10分で264cc、40分なら1リットルの灌水、とにかく大雑把な計算ではある。
間違ってないかな?

すべて順調なので、以下は参考に。

点滴チューブの端はたたんで止める。

ホースやチューブの端はU字杭で止める。

点滴の穴は20cm間隔だが、すべては必要ないと思われるので株間で塞ぐ場合は

強力両面テープを貼って、パイプの水漏れを防ぐシールテープで

ぐるぐると止めるというのも有効だ。

これで僕の役割は終わり。
あとはもう少しタイマーがちゃんと作動するか数日様子を見てから発送しよう。



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