メルツのドネルケバブログ

ドネルケバブの話をざっくばらんに書いてます

お祭りの屋台のケバブを食べたことが無い

2017-05-14 22:46:03 | ケバブの話題

「お祭りの屋台で見たことある」

「お祭りで食べたけどそんなに美味しくなかった」

 

ケバブの話をすると必ずと言っていいほど登場するお祭りのケバブ。いまケバブはお祭りでもメジャーな存在になりつつあります。今年の正月に明治神宮に行ったのですが、ケバブをやっている屋台を3店見かけました。

 

実は、私はお祭りの屋台のケバブを1食べたことがないです。

 

理由は2つ、「安全への不安」と「美味しいかどうかという不安」です。これから理由について書いていこうと思いますが、まず当記事は私の経験が基になっておりますのでご了承ください。また、安全に十分に配慮し、丁寧なケバブづくりをしているお祭りの屋台のケバブも多くあること、併せてご理解いただけたら幸いです。

 

・「安全への不安」

法律や衛生などを遵守して、安全な食べ物を提供して欲しいと私は常に思っています。事実、屋台を含め多くの事業者の方は最善を尽くして下さっていると信じているのですが、正直私の目で見た範囲では、お祭りの屋台全般について安全面での印象があまり良くないのです。

 

ケバブは他の食品同様、食中毒など健康被害のリスクがあります。事実、厚生労働省が把握しているだけで、平成27年には2件、平成28年には1件、ケバブによる食中毒事例が発生しました。

 

(出展)

厚生労働省―食中毒統計資料

厚生労働省 より

 

むろんがケバブだけ他の食品と比べて食中毒のリスクが抜群に高いわけではなく、模擬店だけの食中毒事例を集めたWebページを見ても58件中ケバブは3件で、そうめん(3件)と同じ、餅(12件)のほうがリスクが高いです。

 

(出展)

模擬店や野外調理などでの食中毒事例

食品衛生なんでも相談室 より

 

しかし、ケバブと他の食品が大きく違うところは、技術や経験が必要なところです。ケバブは表面を炙って焼けている部分を的確に切る必要があります。逆に言えば、焼けていない生の部分まで切ってしまう可能性があって、ここはケバブ屋がお肉を切る際に一番気をつけている点です。特に屋台では鶏肉を使用する場合が多いですから、生は本当に危険です。

 

屋台のケバブの中にも店名があり、ネットで検索すれば良い評価があるケバブ屋もあります。先ほど取り上げた明治神宮の場合、3店中1店はそうしたお店でした。(ココ超重要)

 

その一方で「ドネルケバブ」とか「ケバブ」しか書いていない、肉の切り方が覚束なかったり、機材のメンテを明らかにサボっていたりなど、見る人が見ると「ヤバい」と思うのお店もあるのです。

 

・美味しいかどうか不安

近年激増した屋台のケバブ。多くは手作りで肉やソースを作っているわけではなく、出来合いのものを買います。そう、野菜さえ切ってしまえば、あとは機材も含めて簡単に手に入るからこそ、激増したと言えます。

 

きちんとされているケバブ屋は、肉、ソースや野菜など食材の特性をよく理解して、こだわりをもってケバブを提供しています。

 

しかし、中には「どうなの?」と思わず問い詰めたくなるお店もあります。パンが食べてて違いがわかりやすいポイントだと思います。というのも、全国のケバブ屋で使われるピタパンはだいたい同じだからです。

 

パンは冷えると固く、常時温めているとバサバサになります。また焼いていない場合は何か生っぽい感じの匂いがして、さらに食感がモゾモゾします。屋台で「ヤバい」と思ったケバブ屋を観察すると、そもそもパンを焼いてすらいないところがありました。

 

食材が簡単に手に入る現在、お肉やソースなど業者が作る部分については、ある程度味が担保されています。しかし、上記のパンなど違いが出るところ。そもそもケバブの肉を美味しく切ること自体技術や経験が必要なので、そういった美味しさに関わる細かいところに見ていて不安を感じます。

 

・まとめ

友人が実施した、ケバブについてのアンケート

以前、友人がケバブについて周囲の人にアンケートを取ったのですが、ケバブを食べないと答えた人の多くは衛生面に不安を感じていました。多くのケバブ屋では、細心の注意を払い安全なケバブを提供しようとベストを尽くしていますし、統計上バブだけが特別危険なわけではありません。ただ、残念ながらそうではないお店もあり、私の目で見たところお祭りの屋台のケバブは、そうした店が多いです。またそういう屋台は、美味しさなど品質的な要素からも問題があります。

 

お祭りの屋台でケバブを食べる場合には、まず店名があるかを確かめる、そしてネットで店名を検索したらヒットするか、この2点は必ず行った良いと思っていて、私は屋台を見かけるたびにやっています。

 




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