メルツのドネルケバブログ

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ケバブグランプリ運営様にインタビュー

2017-11-08 14:30:48 | ケバブグランプリ最終決戦

2017年11月8日から行われる「ケバブグランプリ最終決戦」。その名の通り、今回が事実上最後の開催となります。

 

第2回ターキッシュフェスティバル以降、新潟開催を含め全ての「ケバブグランプリ」に足を運んだ私。実は、私が全国でケバブを食べ歩くようになったきっかけを与えてくれたのも「ケバブグランプリ」です。

 

 

日本唯一のケバブ専門イベント「ケバブグランプリ」。B級グルメをはじめ無数のグルメイベントが開催されている中において、「ケバブグランプリ」の誕生まで、ケバブはまさに前人未到の領域でした。

 

(そもそも、なぜケバブグランプリが始まったのか)

(なんで今回が最終決戦なのか)

湧き出る問いを抑えきれず「ぜひ、運営をされている方のお話を伺いたい!」その一心で、「ケバブグランプリ」を運営されております、日建リース工業株式会社様に、メールでお話をお伺いいたしました。

 

▼日建リース工業株式会社様ホームページ

http://www.nrg.co.jp/nikkenlease/

 

ご多忙を極める中での突然の取材にも関わらず、快く、そして大変親切なご回答を頂きました。そして、今回はそのQAの内容を、ご担当者様許可を頂いて公開する運びとなりました。この場を借りて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

 

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Q. 日建リース工業様が、「ケバブ」をテーマにしたイベントを開催された背景をお聞かせください。

A.当社はもともと建設現場で使う足場資材のレンタル業を母体として、オフィスや事務用品、介護用品など、様々な分野へレンタル事業を広げてきました。

イベント用仮設ハウスやテントのレンタルも大きな事業で、イベント業界の皆様にご利用いただいておりますが、こうした事業を行う中で自社が主体となってイベントを開催するようになりました。

会場となる公園を借りるには、自治体や大使館の後援が必要です。このため、いろんな国や地域をテーマに数多くのイベントを考案してきました。

その中でも「トルコ」は、ケバブやベリーダンスなど日本で馴染み深いものがあり、実現性が高いと判断したため「ターキッシュフェスティバル」を開催する運びとなりました。

Q. イベントタイトルが、「ターキッシュフェスティバル」から「ケバブグランプリ」になりましたね。

A.当初は「ターキッシュフェスティバル」と銘打っていましたが、一般のお客様にとっては、「ターキッシュ」という単語からトルコ文化を想起しづらいといった点がありました。

また、「ターキッシュフェスティバル」でケバブの人気が大いにあり、1コーナーとして催したケバブグランプリが大変盛り上がったことから、「ケバブグランプリ」をイベントタイトルにしました。

Q. 開催された他のイベントと比べて、「ケバブグランプリ」ならではのご苦労はありましたか。

A.契約など、コミュニケーションのお相手の多くは外国の方であること。そして、本来はケバブの「食べ比べ」を魅力のひとつにしようと考えていましたが、ケバブは1つで満腹になってしまう点を汲み取れなかったこと。

さらに、ケバブのお店は各地の様々なイベントに出店されることが多いため、たくさんのお店に一堂に集まっていただくには、本来集客が見込めるシーズンではない、イベントの少ない時期にしか開催できなかったことです。

Q.開催を重ねる中で、 世の中の反応や来場者数に変化はございましたでしょうか。

A. 来場者数は回を重ねるごとに増えております。少しずつ知名度が上がってきたり、 新宿の大久保公園がフードイベントをよく開催しているため、そこでのイベントから認知度が上がってきていることも起因していると思います。

「よくケバブだけでイベントをしているな」と突っ込まれながらも、皆さん楽しんでいただいております。ケバブそのもの以外にも、各国の店員さんの陽気さや、ビジュアルも人気で、ケバブより店員さん目当てにご来場されている女性もすごく多いことも、開催する中で知った発見でした。

Q.今大会が事実上の最終開催となる理由について、 よろしければお聞かせください。

A. 第5回を迎え、殿堂入り店舗も出てまいりました。「ケバブグランプリ」は多種多様な料理をご提供するのではなく、ケバブ1種類と多少のサイドメニューというシンプルさゆえ、なかなかその時代に流行している内容に沿いながら展開できるイベントではありません。

ほかにはない日本唯一のイベントであるとともに、ずっと継続できるか判断が必要なイベントでもあります。

出店される店舗の皆様にとっても、ケバブやトルコ文化の繁栄を願いつつも、ビジネスでもありますので、集客が落ち込んでしまってから終わるわけにもいかず、今回最終とさせていただきました。

株式会社テレビ新潟放送網様(TeNYテレビ新潟様)が主催された、新潟での「ケバブグランプリ」開催があったように、「ケバブグランプリを主催したい」とのお声があれば、今回以降も開催の可能性もあります。

 

▼新潟開催のケバブグランプリ
IMG_20170402_084147043.jpg
 

Q.もし今後、日建リース工業様が主催でケバブグランプリを再開させるとすれば、 どのような条件が整った時でしょうか。

A. 現在検討はしておりませんが、何か面白い企画があれば開催したいですね!

Q. 今回のケバブグランプリの採点ですが、 来場者視点ではどのような点がポイントになりますでしょう か。

A. 主な基準は売上です。お店によってメニューの数や店員の人数などはまちまちですが、メニューが多ければ売上が高いわけでもなく、いかにスムーズにお客様にご提供できるか。そこも販売数での勝負どころです。

会場内はケバブ一色のため、お客様も迷うと思いますが、商品の最低単価が700円と統一されているからこそ、お客様の呼び込みや提供スピードなど接客の如何がトータルとして売上金額に現れます。過去も売上と投票はほぼ同じ順位でした。

ただ、街中では一部のお店が強引な客引きを行っている遺憾な現状もありますし、衛生面への懸念のお声もあります。このため、お客様にご安心いただく接客や衛生面への取り組みも、ポイントとしています。

ケバブに興味はあったものの、街中でスタンディングで食べることに抵抗がある女性や、客引きが苦手だった方も、このイベント会場で気軽にケバブが楽しめる場になればと考慮しています。

Q.最後となりますが、主催されて「嬉しかった」「感動した」お客様やお店の方の声がございましたらお聞かせください。

A. 日本人ではなく他国の店員さんが販売するからこそ売れやすいケバブ。しかし、一方で、一部では強引な客引きがあったり、衛生面への不安があったりして、マイナスなイメージを感じる方もいらっしゃいます。

お店に「<ケバブグランプリ> 出場」のステッカーがあると、女性やご年配の方は「日本のイベントに出場しているなら安心だ」と思ってくださるようで、そうした安心感をご提供することで、お客様とお店の双方にお役に立てている嬉しさを感じます。

会場にいる店員さんは皆さん総じて仲がよく、グランプリではお互いにライバルではありますが、みんなで一緒に、年に一度のお祭りのように楽しんでいただけたことが何よりの嬉しさです。

 

▼虹色のケバブグランプリ優勝旗を掲げ、ケバブグランプリ出場の様子を掲示する、エフェケバブさん(東京モーターショーにて)

IMG_20171108_140311026.jpg

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ご多忙を極めている中で、何度もご確認を頂き、こうして記事に出来たこと。本当にありがたく存じます。今まで知らなかったケバブグランプリの言わば舞台裏。そのお考えと思いを伺うことが出来たのは、大変貴重な経験でした。

 

さて、今回のケバブグランプリはインタビューにもございました通り、味や腕前はもちろん接客に至るまで、すべてを懸けた【総力戦】です。

 

今回は、過去の優勝店がグランプリに参加せず、初出店のお店も半分近くを占めています。まさにどのケバブ屋が優勝するかわかりません。

 

ケバブ好きも、ケバブのことが気になっている方も、気軽にケバブの食べ比べが楽しめる、これが最後の機会!

 

ぜひ「ケバブグランプリ最終決戦」へお出かけください!

(私もこのあと向かいます!)

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【大会詳細】

ケバブグランプリ最終決戦

 

・日時

11月8日(水)~11月12日(日)

11:00~21:00(8日のみ17:00~)

 

・会場

新宿大久保公園

 

※今大会は券売機制です

 

その他、出店店舗やイベントスケジュールは、ケバブグランプリ公式ページへ!

 

▼ケバブグランプリ公式ページ

http://www.nrg.co.jp/nikkenlease/turkish-festival/

 

▼ケバブグランプリ公式Twitterアカウント

https://twitter.com/turkishfes

 




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