メルツのドネルケバブログ

ドネルケバブの話をざっくばらんに書いてます

ケバブ見聞録「ザ・ケバブファクトリー」 (浅草)

2016-09-27 22:51:04 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

浅草には長らくサライケバブというケバブ屋がありましたが、いつの間にか新仲見世の松屋浅草店側の入り口すぐそばにケバブ屋がオープンしていました。その名も「ザ・ケバブファクトリー」。9月24日の14時ごろに訪れたので、そのレポートです。

 

▼店頭の看板

 

こちらのケバブ屋、内装も明るく清潔感があります。店の中に入ると厨房が丸見えで、まさにケバブを作っている過程が見ることができ、見ていて楽しい上に衛生面に自信が感じられ、とても良い印象を抱きました。トルコ人の若い男性店員さんが、テイクアウトを注文したおばあちゃんに「Teşekkür ederim(テシェッキュル エデリム)」と、ありがとうございますを意味するトルコ語を教えていていました。とても微笑ましい光景でした。

 

▼お店の外観

 

さて、お肉はビーフとチキン、そしてシシケバブはラム肉も選べます。


そしてうれしかったのは、ピタパンではなく、柔らかめなフランスパン状のパンに肉と具材を挟んだオリジナルドネルサンドの存在でした。今回は初回ということもあり、オーソドックスなピタパンを頼みましたが、次回はぜひオリジナルドネルサンドを頼みたいと思います。

 

▼店頭のメニュー表。自分が頼んだのはビーフケバブサンド600円。

 

▼厨房の様子。手前はチキン、奥はビーフ。

 

お肉ですが、削ってからフライパンで調理する形をとっていました。おそらく何かスパイスが入っていたのかと思っています。おかげで肉単体で食べても、かなりスパイシーなお味。ソース抜きで食べてみたいですね。そしてフライパンで調理しているので、お肉はアツアツ、表面はカリカリ。これこそフライパン調理の長所ですね。

 

ソースは甘口、中辛、辛口と三種類で選べるオーソドックスなスタイル。自分は中辛を頼みました。ケバブの底と、表面の2回に分けてソースをかけていたので、実際に食べてみると想像通り最後までソースの味が途切れることはありませんでした。ソース自体はオーロラソースのようにドロッとしていて、色が他店の同じようなソースに比べてオレンジが強かったのですが
、何が入っているかわからず、とりあえずピリ辛ということだけ。このソースがお肉のスパイシーな下味と相まって、なかなかスパイシーなケバブに仕上がっています。

 

▼ケバブの写真

 

具材はキャベツ、たまねぎ、トマトの3種類、量は少なめなように思いましたが、たまねぎの比率が高く、これがまた良い味と食感を出していて、肉やソースでドロッとしている分、この玉ねぎによるキレはありがたかったです。

 

野菜が少な目で、ケバブとしては量が多めの283.5g。いかにお肉が多いかわかります。こんがりスパイシーなお肉、スパイシーさを高めてくれるソース、そして豊かな食感を演出する玉ねぎをはじめとする野菜。ただ辛いだけではなく、野菜やソースの旨みもあって、とても満足度の高いケバブでした。

 

▼実際に重さを測った時の写真




ケバブ見聞録「ミセスイスタンブール」 (羽田空港第2ターミナル3F)

2016-09-27 00:05:11 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

9月23日にツーリズムEXPOジャパンへ行き、その模様を数記事に分けてお伝えしました。2時間ほどツーリズムEXPOジャパンを楽しみ、時刻は17時過ぎ。歩き回ってお腹も減り、どこのケバブ屋に行こうかと考えていました。

 

せっかく湾岸にいるので、羽田空港まで足を伸ばして、ミセスイスタンブールのケバブを食べようと思い立ち、さっそくモノレールで羽田空港へ。

 

▼羽田空港第2ターミナル出発ロビー

 

ミセスイスタンブールは、ケバブだけでなくトルコのパンやお酒が販売されています。特にトルコのパンが食べられる場所は貴重です。

 

▼店頭のショーケースに並べられたトルコのパンとお菓子。

 

なぜ他のケバブ屋と一線を画した商品展開ができるかと言えば、こちらを運営している会社が、昭和60年から続くトルコ製品輸入販売商社「株式会社トゥーバトレーディング」だからだと、個人的に思っています。

 

▼「株式会社トゥーバトレーディング」ホームページ。オンラインショップもあります。

http://tugba.co.jp/jp/shop/

 

メニューもガッツリとした食事からケバブやパンといった軽食まで、数多くを取り揃えております。値段が他店よりも高いと感じるかもしれません。現にドネルケバブセットで1030円なのですが、空港なので全体的に物価が高く、むしろ空港内では安い方なのではないかと思いました。

 

▼メニューの写真

 

▼ケバブの写真

 

さて、お待ちかね。ミセスイスタンブールのケバブです。このお店の特徴は、なんといってもパン。見た目はまるでハンバーガーのようで、このふわふわとした食感のパンで食べるケバブはとても新鮮です。


具材はキャベツと玉ねぎ、そしてニンジンですが、こちらニンジンはなかなか珍しい具材です。実際に食べてみると、柔らかなパンに、玉ねぎとニンジンの硬くてシャキシャキ、コリコリとした食感がマッチしており、とても楽しいです。マンネリ化したケバブライフに新しい風を吹き込んでくれます。

 

ソースは選択ができず、トマトかニンジンベースのサウザンソースのようなお味でしたが、こちらも誰もがおいしく食べられる優しい味わいで、お肉や野菜、そしてパンのお味を最大限に引き立たせてくれます。

 

お肉のジューシーさ、具材の食感、優しいソース、噛めば噛むほど甘みとうま味のあるふかふかのパン。そして食べ終わった後のほどよい満腹感。一足早く空に飛び立ちそうです。

 

さて、ケバブを食べて帰ろうと思ったのですが、店頭を見るとトルコヨーグルトを取り扱っているPOPが目に入りました。トルコ風アイスならよくあるのですが、トルコヨーグルトはここでしか見たことが無かったので、Uターンして再び店内へ。あんずやグラノーラ、ベリーミックスがあるなかで一際異彩を放つ、オリーブオイル&ナッツに挑戦しました。

 

▼今のところここでしか見たことがないトルコヨーグルトの販売

 

▼ヨーグルトの写真(オリーブオイル&ナッツ)

 

ヨーグルトですが、舌触りがドロッとしており、日本のヨーグルトにはないクリーミーさ。まるでムースのようです。ヨーグルト自体の味は、酸味が強く、日本で普通に売られているヨーグルトのつもりで食べると違和感があるかと思います。最近コンビニで売られている、ソースをかけて食べるギリシャ風ヨーグルト、これをソースなしで食べた時にとてもよく似ています。

 

さて、正直申し上げてオリーブオイル&ナッツ味を頼んだのは失敗だったと思いました。ナッツの香ばしさ、オリーブオイルの香り、酸味のあるヨーグルト、そしてスパイシーさを引き立てる胡椒。美味しいかったですが、他の味が甘いものだらけだったので、これもほんのり甘いのだろうという思い込みで頼んでしまいました。店員さんにお味を訪ねるプロセスを挟むべきでした。「オリーブオイル&ナッツ」味は、固形の食べ物が食べられないけど、甘いものは食べたくない時に重宝すると思います。ケバブスランプになった際は、ぜひ頼みたいと思います。

 

▼ラクのミニボトル

 

最後にラクというトルコの地酒のミニボトルが3本セットで売られていました。こちら確か1000円代前半でした。ラクは好きなのですが、でかい700mlのボトルだと飲み切れないので、1本50mlのミニボトルはとても助かります。ラクを家で飲みたくなったら、ミセスイスタンブールで補充しなければ…。

 

▼「ミセスイスタンブール」公式ページ。メニューもあります。

http://tugba.co.jp/jp/shop/mrsistanbul01.html