きょうは、朝から雨降りです。
母のお参りの日です。
お母さん、きょうは、雨やからけいこ長靴できたよ。
きょうは、西条のしんちゃん、和ちゃん、全部で9人もお参りしてくれたよ。
姉ちゃんとわたしは、母の好きな赤飯もってきたよ。
けいこが介護に来るときは赤飯は必ずといっていいほど、
茶碗1杯ぐらいは食べてくれたよね。
きょうは、もう、お供えになってしまったわ。
ちょっとさみしいよ。
それから、西国三十三番までのご詠歌をカセットでお祈りします。
お母さん、もういくつお寺参りできたかなあ。
大きな川もわたれるように御詠歌でお祈りするよ。
御仏の母
すまんなあ。雨やのにきてくれたんか。
くにあきタイからかえってきたか。
ようあわなかったけどなあ。
でも。けいこやゆきこいてくれたからちょっと安心やったわ。
けいこ、さいごのおかゆおいしかったよ。
ゆきこさいごのヤクルトおいしかったわ。
ここへきてから、らくになったわ。
まだ、もうちょっとやけど、えらいからボツボツやわ。
ご詠歌ならしてや。歩きやすいからなあ。
けいこ、みんなにありがとういっておいてや。
お父さんにもご飯とお茶してや。
仏さんに花さしてや。
線香もつけてや。
母の山埋(さんまい)にきました。
きょうは、傘をさしながらのお参りです。
いつものように線香をつけ、菊の花をお供えして、
それから 母の好きなヤクルトもお供えしました。
般若経を唱えました。
お母さん、やすらかにね。また、くるね。
ご詠歌で、三途の川も わたれるかな
来るたびにお父さんとへはよいきたい、はよいきたといっていた。なんで、そのようなことばが、でてくるのか、いつもわたしはかんがえていた。それほどまでも、さみしかったのかなと今になってなにもいわなかったははをおもいだしている。
そのたびに、私は、なんで、そんなもったいないこというのとはねかえしてきたが、母のおもいを
くんでやらなかったことに、いまになってはんせいしています。人にいえないことがあるのだなと・・・・・・・
わたしやったら。たえられへんわ。
わたしも、この先もう案じているのだけどね。