努力万能

目標は生活を支配し、夢は人生を支配する
二兎追う者のみ二兎を得る

和田秀樹『テレビの大罪』新潮新書, 2010.

2010年09月10日 | 本の感想
9月10日

授業でよく使うネタなだけに、誰かにこういうことを書いてもらいたかった、自分にとっては待望の本。
あくまで新書なので印象論も多いが、具体例も多々あるし、テレビの薄っぺらさとは次元が違う。
バラエティーを見て、親に馬鹿にされていた昔が懐かしい。
自分は今でも結構なテレビっ子ではあるが、最近はスポーツとNHKドキュメンタリーしかほぼ見なくなった。
民放はニュースもドキュメンタリーも教養番組もワイドショーもお笑いもほぼすべての番組がいわゆる情報バラエティー番組のような気がする。
そんな民放情報バラエティーが視界に入るとイライラするくらいの状態になってしまっており、我が家では喧嘩が絶えないという悲しい現実もあるが。
うちの学校でも何か意見を求められても、おもしろい、おもしろくない、としか言えない、っていうかという価値観しか育ててきていない、学生をよく見る。
この状態の原因・責任のかなりの部分はテレビにある気がしている。

やっぱりもうテレビは厳しいか。
インターネットが普及してるから、なんて理由よりも、
情報を伝える組織としては、情報価値を判断する力の問題で。
テレビ局は優秀な人材を集めてると思うんやが、組織とは恐ろしい。

最近、ドラゴンボールやキャプテン翼という昔アニメはよく見ている。

この話、誰にでも、特に学校に通っている世代には欠かせない視点なのではないか。
論理的思考力、批判的に検討する力、情報価値を判断する力を養うために。
テレビの大罪 (新潮新書)
和田 秀樹
新潮社

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする