島言葉で,ピンザ(=ヤギ),アブ(=洞穴)。
上野豊原地区の農道を車で走っていると見つかる。
この洞窟からはおよそ2万年前の旧石器人の人骨や動物の
化石が発見されていて,考古学上も古生物学上の貴重なもの
であるという。
その人は「ピンザアブ洞人」と命名されているそうな。
市HPや冊子では整備された誠に観察しやすい場所の印象
だが,いつものこと雑草が多いだろうなと思って行くと
やはりその通りだった。
銘板から5mほど右方へ進むと洞窟入口への10段程の
石段がある。(これらは一応予備知識で。)
もちろん雑草で覆われているので,足元を確認しながら
正に一段ずつ降りる。
洞窟入口には柵があり施錠されていて中には入れない。
保存のためにはやむを得ない。
島内の洞窟実態調査から人骨発見(1980年)へとつながった
のだが,出土部分が限られているので詳細は不明のようだ。
新たな洞窟発見はもうないのかな。
ところで,中学生頃だったか「三ヶ日原人」をロマンのように
教わったが,今や縄文時代の骨ということで幕引き。
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[ピンザアブ遺跡]
右看板前の雑草は払って
中央奥の入口に向かって降りる石段がある
私が上ってきた後
洞窟の入口は施錠
帰り道,博愛漁港(友利)で
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