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観た映画の感想など

オオカミの誘惑

2005-05-23 | 新作
田舎から上京した女子高生、ハンギョンに対し、喧嘩を繰り返している犬猿の仲のヘウォンとテソンが同時にアプローチ。テソンはハンギョンの弟だと名乗るがハンギョンには心当たりがない。ヘウォンはハンギョンに対して強引に交際を迫るが、テソンは「姉さんは渡さない」と割って入る。

映画のチラシにはヘウォンとテソンを演じた二人しかちゃんと写っていなかったので、10代向けのアイドル映画かと思っていたが、そうでもなかった。派手な喧嘩のシーン、テソンをめぐる謎解きなど、みどころが多かった。ハンギョンを演じたイ・チョンアは垢抜けない普通の女の子っぽい雰囲気で、二枚目の二人に挟まれて困惑する状況をよく演じていた。可愛すぎる女の子ではこの役は難しかっただろう。

人物が動くのに合わせて文字(キャストかスタッフの名前?)が動いていくオープニングの映像も遊び心があって楽しかった。


公式サイト:http://www.ookami-yuwaku.com/
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評価:★★★★★

コーラス

2005-05-07 | 新作
舞台は田舎の寄宿制の学校。教師にイタズラを繰り返す生徒たちと、「やられたらやりかえせ」という方針(!)で対処する教師たちのところへ、音楽教師のマチューが赴任する。

マチューは学校の方針に同調せず、良心的に生徒に接する。就任早々、イタズラで用務員が大怪我する事件が起こるが、彼は犯人の生徒に用務員の看病を命じる。用務員はその生徒がイタズラの犯人であることを知らず、自発的に看病してくれたものと考えて感謝する。それで生徒は良心を取り戻す。

マシューは生徒に合唱を教えはじめ、生徒たちの信頼を獲得。さらに、生徒の一人、モランジュが天使の歌声を持っていることに気付き、音楽家として育てようとする。……

音楽中心の映画だと思っていたが、教育がテーマだった。モランジュの歌声のせいで教育というテーマがボケた、とも思える。でも彼の歌声は本当に美しかった。クスッと笑える場面もたくさんあった。ハリウッド風の派手な展開はないが、心が満たされる上質の作品。

公式サイト:http://www.herald.co.jp/official/chorus/
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評価:★★★★★

バンジージャンプする

2005-05-03 | 新作
ふとしたきっかけで恋に落ち、永遠の愛を誓った二人を、イ・ビョンホンとイ・ウンジュが演じる。『韓国ドラマ&シネマ ベストナビ』で絶賛されていたので観に行った。

17年の時を越えた愛を描いているが、17年後の愛の形がなかなか微妙。取りあげにくいテーマをうまく扱っているように思えた。イ・ビョンホンはウブな学生と悩める教師の双方を好演していて、しっかりした俳優なんだな、と初めて知った。イ・ウンジュも魅力的。この人が(映画の中でではなく)死んでしまったのは本当に惜しい。


公式サイト:http://www.bungee.jp/
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評価:★★★★★

甘い人生

2005-05-01 | 新作
裏社会のボス、カンから絶大な信頼を得ていたソヌは、ボスの愛人を監視し、別の男が取りついていたら始末するように命じられる。しかしソヌは男を始末することを躊躇し、「二度と会うな」というだけでおさめようとする。この判断でソヌはボスの信頼を失うことに。

ソヌを演じるのは今や「韓流スター」となったイ・ビョンホン。ナイフで刺されても銃で撃たれても死なない不死身の活躍で、まだこんなスーパーマンが映画界に生き残っていたのか、と驚いた(笑)。ストーリーはヒネリも起伏もなく、ひたすら殺しあいがつづくだけ。ハラハラする場面もない。

劇場は「ビョン様」目当てと思われる女性ばかりだったが、こんな単調な殺しあい映画で楽しめたのだろうか。「ビョン様」が見れれば何でもいい?

公式サイト:http://www.amaijinsei.com/
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評価:★★★